標準偏差その2

 学校で、正規分布や標準偏差を習った。
会社でも投資に関する授業でそれらを習う。
そして社会に出て例題がたくさん出る。
σ(シグマ)=標準偏差


 2標準偏差(σ)を超えるイケメンは2.1%、3標準偏差超えの超イケメンはさらに少なくて0.1%しかいない。中心の68%(±1σ)が大半なんだけど、自分は2σ(上位2.14%)より上だとか、3σ(0.14%)を超えていると思っている。そんな前向きな人が多い。
 全員がイケメンだとイケメンがいなくなる。 困る。

 お金の標準偏差では、
まあまあのお金持ちなのに、普通より少し多いだけとか、持っていても持っていないと言う。謙遜なのかホントに思っているのかはわからない。

 1σや2σ、3σを越えれば超えたで、まだ足りない、もっともっと、と言う人もいる。そうなるとキリがない。だからお金を増やすとか、美を追い求める仕事はなくならないのかもしれない。

 そんなふうに、もっと上へ上へ、標準偏差の上へと思ったり、逆に大衆心理が働いて、みんなと一緒、普通が良い、落ち着く。という人や、時もある。

 標準偏差の嫉妬の世界から離れている人もいる。社会から距離を置くと物理的に嫉妬の世界から離れる。退院して平日の公園に行っていたときはそれに似ていた。
 また、社会の中で生活していても自分の物差しを持っていると、自由になれる。標準偏差に振り回されない。その形を自分の思うように変えることができる。
 気持ちひとつで変わるんだろうけど、そんな簡単には変わらない。

 私は
   ・顔 超イケメン。
   ・偏差値 上級。 
   ・健康 低い。
   ・金 富裕層。
   ・脳 出血。

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