テレビチャンネル

 1970年代、テレビのチャンネルは2から12までの6チャンと砂嵐っぽいサンテレビをいれて7チャンあった。ガチャン、ガチャン回していたのが、いつの間にかフェザータッチになった。大阪テレビが加わって全部で8チャンになった。ところ変わって2010年代に赴任した福井では民放が2チャンしかなかった。チャンネルを変える事を福井では「逆チャン」と言った。
 その福井でアマゾンスティックを買った。46インチのテレビ画面がスマホのようになった。 Netflixやプライムビデオ、YouTube、その他チャンネルが無限に広がった。チャンネルは掃いて捨てるほどある。おまけに受信だけじゃなく、配信もできる。受けないテレビは吐いて捨てられ、光る才能には照明があたる。

 最近は変化が速い。自分が歳をとったから速く感じるのか、時代の移り変わりが本当に速くなったのか。
 入院中は時間がゆっくり流れた。 目も、脳もズレていたので本が読めなかった。だからYouTubeを聞いていた。病室で初めて方丈記を聞ききながらボケーっとしていた。昔から変わらないものがある一方で、若い頃はこうだった、昔は良かった。と、縄文以前から言っていたんだろうと思う。
 標準偏差の中に埋もれてるときもあれば、はずれていることもある。はやかったり、遅かったり、変わるものもあれば、変わらないものもある。変わらないと勘違いしているものもある。
 株価が新高値をとったとニュースが流れた。
わかりやすい変わり目はわかりやすい。 

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