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幸福の科学の十大原則(上巻)を読んでPart.2-1


収録されているご法話

1:幸福の原理(1987年3月8日、牛込公会堂)
2:愛の原理(1987年5月31日、千代田区公会堂)←今回これ
3:心の原理(1987年7月26日、小金井公会堂)
4:悟りの原理(1987年10月10日、小金井公会堂)
5:発展の原理(1987年12月20日、日本都市センター)

章の構成

第一章とは異なり、この章は4節からなる(今回は第一節の要約)
著書『太陽の法』により深淵なる法の世界、世界の歴史などに触れられているが、あくまでそれはこれから語られる法の「導入部分」に過ぎないと語る。
第一節では、太陽の法に語られている法の歴史観についてわかりやすく解説されている。
第二節では、そんな法を実践する幸福の科学という教団・サンガがどのような役割を果たしていけばいいかについて、主の考えが語られている。
第三節では、イエスと釈尊が説いた「愛」の教えにおける違いについて触れつつ、次の節につながる「愛の発展段階説」について触れている。
第四節では、三節で触れた「愛の発展段階説」についてより詳しく解説をし、ご法話のタイトルである「愛の原理」について考えが述べられている。
特に押さえるべき点は第四節で語られる愛の発展段階説・愛の種類についてであり、日々の努力・精進の目標として勉強してほしいと綴っている。

第一節:歴史的に輝き続けてきた『太陽の法』

この説では、今回のご法話が「太陽の法 発刊記念」であることにも触れつつ、「太陽の法がこれから説いていく法の導入部分である」ということを告げている。
具体的には下記の通り、今までどのような仏法真理が紡がれてきたのかについて触れられている。

  • ラ・ムー…1万5千年ほど前。現在のジャカルタ付近にあった「ムー大陸」で栄えた「ムー帝国」の王。この時にラ・ムーが説いた教えが「太陽の法」である

  • トス…1万2千数百年ほど前。ヨーロッパと北米を結ぶ中間点に栄えた「アトランティス帝国」の王。トスは「科学者でもあり、政治家でもあり、宗教家でもある」という属性を持っていた。
    トスが説いたのは「愛の教え」「知の教え(特に宇宙の構造論)」が中心

  • リエント・アール・クラウド…7千年ほど前。南米のペルー付近、アンデス山脈にて生まれる。当時流行っていた「宇宙人・異星人を神とする信仰」を否定し「神は心の中にある。内なる神を発見せよ」と言い、「人間の心を原点に戻そうとする教え」を説いた

  • ヘルメス…4千2百数十年ほど前。ギリシャに生まれる。ヘルメスの教えの中心は「繁栄」であり、これは『繁栄の法』として語り継がれる。幸福の科学で言われている「発展」の部分にあたる教えを説く

  • ゴータマ・シッダールタ…2千6百年ほど前。インドの王子として生まれる。シッダールタは「解脱」「この世の執着を断つ」ということを法の中心に据えたが、これはヘルメスの生命体が「ギリシャの繁栄の法が間違って捉えられ、堕落・退廃の道をたどった」経緯からその逆をやるということで天上界で計画したため。
    この教えは幸福の科学で言われる「反省」の部分にあたる

以上のように連綿と紡がれてきた法であるが、その時々に応じて中心に据えられているものが違うことがよくわかる節となっている。
その法の出発点は、1万6千年前にラ・ムーが説いた『太陽の法』だったということである。
第一章で語られていた幸福の科学の教えの中心部分である「現代の四正道(愛・知・反省・発展)」が過去誰がどのように説いていたのかを学びながら、「外なる教え(ヘルメス、愛と発展)」「内なる教え(ゴータマ・シッダールタ、知と反省)」とを両輪として出発点にしているという点を押さえたい。

次の節ではこの教えをもとに活動する幸福の科学の使命や展望について詳しく語られる。
読み進め次第、またまとめたいと思う。

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