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読書月記2019/4

少し遅れましたが読書月記2019年4月版
先月まではFacebookにつらつらと書いていましたが、今月からはnoteにまとめていこうと思います。

4月は12冊の本を読みましたが、特にハマったのは「数学ガール」シリーズ。先月から続けてほぼ全部読み込みました。Twitterの数学クラスタ勢がことあるごとにリコメンドしているため、前々から興味を抱いていましたが、ハード本が好きなたちであるためにすこし手出しを渋っていました。
が、この本は読んで正解です。著者の結城浩さんは数学からコンピュータサイエンスまで様々な著書を書いていますが、個々の分野に対する愛情がすさまじいことに加え、その解説のわかりやすさたるやEMAN以来の感激です。(ちなみにEMANさんはhttps://eman-physics.net/で圧倒的に理解しやすい大学レベルの物理の解説をしていることで有名な方です)
高校を超えた数学には縁がなかったものの、今後数学に手を出したいという方がもしこの記事を読んだのであれば、ぜひ数学ガールのいずれかの巻を手に取って読んでみることをお勧めします。おそらく初手としてはハードな数学本より余程得るものが多いことでしょう。

アマチュア数学愛好家(数学だけでなくあらゆる学問の愛好家)のスローな学びを無為な試みであると揶揄する人も少なくないことは否定できないと思いますが、学への道は決して大学や大学院を卒業したのちに途絶えるわけではありません。小説やビジネス本だけでなく、体系立った学問に対して、自身の余暇の一部をささげることは人生を豊かにする一つの手段であると私は信じて、今日も頁を手繰る手を止めずに読み続けるのであります。

過去の研究者が積み上げた業績に直面して、巨人の肩に乗る努力をした末に、小さい巨人の肩から見える世界を楽しむのも、時代を超えたソーシャルネットワーキングです。

と、わけのわからない言葉で今月の読書月記は終了。

#読書月記


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