見出し画像

Sicknote Page.5 自分は意外と冷静(だったと思う)

歩いて帰宅

病院から家まで歩いて帰宅。その間色々考えました。
まずそんなに自分が驚いていないこと。ほんとに実感できず、一般的な反応と異なってるんじゃないかと思いました。
でもまぁ、おそらく今までの自分の生活態度、仕事に対する向き合い方など、いろいろなもののツケが回ってきたのだろうという思考になり、仕方のないことだと思っていました。

言われはしませんでしたが、自分は割と早期に検査で発見できたんじゃないかと思います。
喫煙、飲酒もするし、不健康な生活をしていますが、普通に暮らしていたし、がんと告知されて、なにか状況が変わるとは思えない。(沈黙の臓器のくだりとは矛盾する考えですが。)
前述の思考もあり、論理的に考えて悲観的になる要素が見当たらないなと考えていました。

まずは親に報告

事前にこういう状況で検査を受けると言っていたものの、母親にがんと報告したらやっぱり驚いていました。両親と兄は名古屋にいるので、大阪に行こうかと言ってくれましたが、父も膝を手術したばかりだし、コロナのこともあるから無理に来る必要はないと言いました。
ただ、やはり母は心配そうな声をしていたので、電話を切ったあと、思わず涙がこぼれてきました。自分が病気にかかったということより、それによって周りの人や心配をかけたくない人に心配をさせてしまった。そのことが、なんというか情けなかったのだと思います。

会社に報告

貸与されているラップトップを広げ、メールの文面をしたためました。
宛先は、まずは直属の上司。
内容は経緯、タイムライン、今後の予定。
書き始めは「あまり良い報告ではありません」としていたと思います。
チャットなどのメッセンジャーツールを導入はしていましたが、記録に残りやすいメールで報告することにしました。(あとで修正とかできないので)
すぐに返信があって、社長と人事に伝えて良いかとのことでしたので、OKと返信しました。隠したところでしょうがないですからね。

出社してみる

ひとまず夕方出社してみました。仕事は一応あるので。
上司に呼ばれて話をしたりしました。
一緒に仕事をしている一人の人には、喫煙所に誘い出して、内密に事情を伝えました。スケジュールやタスクを管理している人だったので。

まぁタバコや酒は手元にあるものでやめる気でいました。だから、盆休みは禁酒・禁煙生活でした。

#sicknote #がん #腎臓 #告知 #家族の反応 #周囲の反応

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?