2023年の振り返り 言葉編

ふと思うところがあり、振り返ってみました。
思い返すと2023年は自分にとって慌ただしかった1年でした。
何か成果があったのかと言われると微妙なところですが、とにかくできるだけオンデマンドでスピード感を持って物事に対応したなという感じはしています。裏を返せば計画的ではなかったとも言えるでしょう。
これは私が関わっている分野、あるいは関わり方、マインドの問題だなという自覚はあります。

その中でもここ数年、言葉遣いには一定の気を払っています。普段使わないような言葉も使ってきたなと思い、その言葉たちを振り返ってみます。

よく使った言葉5選

1. アプローチ

非常に多く使いました。英語のapproachの意味は「近づく、近づける」といった意味です。
2023年は採用活動に関与し、非常に苦戦し、その度にアピール方法や選考方法を試行錯誤し、自分の中の戦略・戦術を変えていきました。
そこに端を発して、物事に取り組む際に「アプローチ」という言葉を使っていました。

2. 乃至(ないし)

数年前に仕事を一緒にした人がよく使っていた言葉で、この言葉がテキストで投げられる度に読み方を検索していました。
自分の中でこの言葉の格が若干高く、これを使ってくる相手はそれなりの態勢が必要と認識しているところがあります。
それを自分でも試しに使ってみようと思って使ってみました。同様に「小職」という言葉も使っていました。

3. さしあたって

「乃至」もそうですが、ちょっと気取っているのかも知れません。
「ひとまず」や「とりあえず」といった言葉が乱用されているのではと思って、ちょっと雰囲気を変えるために使っていたのかも知れません。「ひとまず」、「とりあえず」、「さしあたって」も結局は同じ意味や状況を指していますが。
https://goiryoku.com/sashiatari/

4. すなわち

いやもう気取ってるでしょ。
「つまり」と同じ意味ですが、こちらの方が堅苦しい、言い換えれば若干仰々しいのかも知れません。
ま、仕事上では、自分を武装する言葉という感じです。

5. 当社

最近よく増えたなと思うのが社内で「弊社」という人が多いことです。「弊社」はへりくだった言い方で、対義語は「御社」です。
採用活動に関わるときに自社のことをどう表現すべきかを考えたときに、今まであまり使ってこなかった「当社」を意識しました。そこで使うようになった感じです。

意識的に使い方を考えた言葉5選

1. そもそも

私が言われてあまりいい気持ちがしない言葉に「そもそも」というものがあります。
すべてのパターンに当てはまるわけでは無いですが、「そもそも」という言葉には正論が付随することが多い印象です。
時と場合によりますが、正論は人を傷つけます。
これは実体験に基づいています。
同じような言葉に「元々」というものがありますが、これはあまり言われたことが無いのか今のところそこまで嫌悪感はありません。不思議に思ったのですが、おそらくそれぞれの言葉の主語が発言者から見て他人のことが多いのか、自身のことが多いのかというのがあるのかなという気がします。

2. 二重敬語

世の中には二重敬語警察という人たちがいます。
自分で使うと違和感があるので、極力使わないようにしました。するとより直接的というか、文章に主体性が出てくるというか、曖昧さが減るというか、そういう感じがしたかなと思っています。

3. 「議事録」と「会議録」

自分が取ってきた議事録はどちらかというと「会議録」。裁判記録や国会の答弁記録に近いものだと思います。
「議事録」をウェブ検索すると、議事録のフォーマットが出てきます。
また会社でいろんなことを聞いていると、上位の会議への審議、稟議の提出の際に、「議事録の記載をお願いします」という言葉を聞くことがあります。
そのため、議事録という言葉を適切に使おうと思いました。
また、最近はいろんな人の予定を押さえるのが難しいので、できるだけ効率的にするために、事前に議事内容を考え記載、目的とゴールをはっきりさせる、時間通りに終わらせる、ファシリテーションを意識しました。

4. お手隙

これは言われることが多かったので、すごく気になった言葉でした。
タスクの期限はあるため、レビュー、再レビューの依頼をされるのですが、「お手隙」だとその優先順位の裁量の大半は依頼を受けた側にあり、優先順位がかなり下げられる恐れがあるのではと思うことがあります。自分は1週間以内には処理するようには(できていなかったですが)頑張っていました。

5. 適当

間違って覚えている人がいそうなので、そういうのもまとめてみたいなと思いました。
適当の意味は「ある状態・性質・要求などに、ふさわしいこと」です。
もちろん「いい加減」という意味もあるみたいですが、それはどっちかというと「テキトー」ではないでしょうか。

#議事録 #言葉 #適当 #二重敬語 # そもそも

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