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殴られた記憶がある。 かなり昔の話だが忘れてはいない。 殴られたら誰だって痛い。 誰だっ…
ああ、大変! 小猫に餌をやったら大猫になっちゃった。 家の塀を壊して大猫は町に飛び出した…
ひとり僕は防波堤に立ち 水平線を眺めていた。 いや、もっと近くを眺めていたかもしれない…
そして翌日、 撃たれてしまった。 く、くそっ! ひどい出血だ。 死ぬかもしれん。 だ、誰だ…
夜の住宅街を歩くのはきらいだ。 犬は吠えるし、猫は死んでるし。 それに 水道のポンプなの…
なんでもないことなんだけど 私は女の子か男の子かよくわからない。 よくわからないまま私は…
緑豊かな森の風景を想い描く。 森閑とした空気。 揺れる木漏れ日。 蛇のような細い道はけもの道。 ひとりで私が森の中を歩いている。 それだけ。 なんということもない。 あるいは幼い頃の記憶かもしれない。 ところで、誰かが幼い私を見ている。 そんな記憶はまるでないが 幼い私を見る者が仮にいたとする。 そいつは木立に隠れて見つめている。 身動きせず、じっと黙って覗いている。 その視線に幼い私は気づきもしない。 繰り返すが、そんな記憶は全然ない。 しかし、それにし
さすがに情けなくなってくる。 毎日、くだらない夢ばかり見るのだ。 本当にどうしようもない…
ものすごい殺し文句を発明した。 こいつにまいらぬ女はいない。 相手が女なら 誰でもイチコロ…
鼻欠けお婆にさえ煙たがれたもん。 「この子はいつも、屍とばかり遊びおる」 そうなの。 …
僕は皆から変な奴だと思われている。 落ち着きがなくて、コソコソしている。 怯えて、オドオ…
さて、おれは勇者だ。 買ったり拾ったり奪ったりした チンケな武器を携え 姑息とも言え…
今日は明るい海の風景が見えます。 沖合に客船が浮かんでいます。 甲板の上で遊びふける 半裸…
これより私は あなたへの恋心を できるだけ素直に 綴ってみようかと思います。 正直なところ 私はあなたのことを あまりよく知らないのです。 よく知らないから 気になるのでしょうか。 いいえ。 知らなくても一向に気にならない人は たくさんいます。 なのに、なぜか私は あなたのことが気になるのです。 あなたのこと そんなに知らないわけじゃないのに もっと知りたいと思うのです。 こんなふうに もっと知りたいと思う気持ちが つまり 恋心