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箱夢の詩集 第二集

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詩のようなもの
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#朗読

【詩】いいの?

ねえ  いいの? こんなこと  していて    本当に     いいの? それって   や…

Tome館長
2年前
15

【詩】シャボン玉

小さな女の子が 大きなシャボン玉を作って 空中に飛ばしました。 そのシャボン玉の中で生ま…

Tome館長
2年前
17

【詩】サピアの流れ

遥か遠い見知らぬ土地に  サピアという名の川がある。 そこにはイメージとか印象とか  いわ…

Tome館長
2年前
13

【詩】氷の花

凍った岩肌に   骨が喰い込む  肉を破り   血に染まった指の骨  吹雪は背に爪を立て …

Tome館長
2年前
8

【独白】ざまあみろ

女が眠らない夜は男が眠れない夜。 あるいはその逆か。 は。 まあ、どっちでもいいけどさ。 …

Tome館長
2年前
10

【独白】ペチャンコ

  私は、もうダメ。 ペチャンコだ。 完全につぶれてしまった。 針の折れた安物の画鋲みたい…

Tome館長
2年前
15

【詩】運河

  たくさんの異国の船が運河を渡る。 ありとあらゆるものが運ばれてゆく。 美しく、いかがわしく、危険なものまで。 この運河がなければ大陸を迂回するしかない。 想像しただけで、吐き気とめまいがする。 誰が運河を作ったのか、いまだ謎のままだ。 「昔ね、幼い神様が砂遊びをしたのよ」 そんな母の話を信じていた頃があった。 この砂の海しか知らない船乗りにも。 青い星が昇る。 わが祖父の星、水の惑星。 火のように燃えるこの赤い星の夜空に。     The Canal M

【詩】火の鳥

  火の鳥  私は不死鳥  いやでも死ねない  生きてゆくしかない  いろんなことがあった…

Tome館長
2年前
18

【詩】盲目

きれいは 汚くて   汚いは きれい  やさしさは きびしくて   きびしさは やさしい …

Tome館長
2年前
20

【詩】風の抜け道

  あなたは風     吹き抜ける       さわやかな           一陣の風 …

Tome館長
2年前
15

【詩】Jellyfish

わたしはクラゲ   骨がない  ふわふわ    ほわほわ   漂って     生きてる意味…

Tome館長
2年前
13

【詩】依怙地

  ある依怙地な女の子の物語。   どうでもいいような   瑣末なことが気になって   彼…

Tome館長
2年前
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【詩】レクイエム

私は貴方を殺し  貴方は私に殺されました。 でも、私が貴方なら  私はこう言うでしょう。 …

Tome館長
2年前
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【詩】ともしび

その光は 明るいけれど  まぶしくはなく    温かいけれど     熱いほどでもない   日中は 知らんぷりして  暗くなって やっと気づくような    そんな おとなしい     弱気な 小さな灯ひ   消さないよう  驚かさないよう    そおっと 寄り添って     そおっと 手を かざして       それから そおっと        そおっと 微笑むの   A Light The light is bright But not dazzling War