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ねえ いいの? こんなこと していて 本当に いいの? それって や…
小さな女の子が 大きなシャボン玉を作って 空中に飛ばしました。 そのシャボン玉の中で生ま…
遥か遠い見知らぬ土地に サピアという名の川がある。 そこにはイメージとか印象とか いわ…
凍った岩肌に 骨が喰い込む 肉を破り 血に染まった指の骨 吹雪は背に爪を立て …
女が眠らない夜は男が眠れない夜。 あるいはその逆か。 は。 まあ、どっちでもいいけどさ。 …
私は、もうダメ。 ペチャンコだ。 完全につぶれてしまった。 針の折れた安物の画鋲みたい…
たくさんの異国の船が運河を渡る。 ありとあらゆるものが運ばれてゆく。 美しく、いかがわしく、危険なものまで。 この運河がなければ大陸を迂回するしかない。 想像しただけで、吐き気とめまいがする。 誰が運河を作ったのか、いまだ謎のままだ。 「昔ね、幼い神様が砂遊びをしたのよ」 そんな母の話を信じていた頃があった。 この砂の海しか知らない船乗りにも。 青い星が昇る。 わが祖父の星、水の惑星。 火のように燃えるこの赤い星の夜空に。 The Canal M
火の鳥 私は不死鳥 いやでも死ねない 生きてゆくしかない いろんなことがあった…
きれいは 汚くて 汚いは きれい やさしさは きびしくて きびしさは やさしい …
あなたは風 吹き抜ける さわやかな 一陣の風 …
わたしはクラゲ 骨がない ふわふわ ほわほわ 漂って 生きてる意味…
ある依怙地な女の子の物語。 どうでもいいような 瑣末なことが気になって 彼…
私は貴方を殺し 貴方は私に殺されました。 でも、私が貴方なら 私はこう言うでしょう。 …
その光は 明るいけれど まぶしくはなく 温かいけれど 熱いほどでもない 日中は 知らんぷりして 暗くなって やっと気づくような そんな おとなしい 弱気な 小さな灯ひ 消さないよう 驚かさないよう そおっと 寄り添って そおっと 手を かざして それから そおっと そおっと 微笑むの A Light The light is bright But not dazzling War