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"仲間"とやるなら絶対に『Deep Rock Galactic』を推す。

 読者諸君、あなたにとって仲間はいるか?

 仲間、それは友達とも家族とも違う存在だ。
 時にけんかし、時に自分勝手になりながらもおたがいの事はほっとけず助け合い、最後に笑い合う。

 そんな仲間がいる人、そして仲間を作りたい人『Deep Rock Galactic』(以下:『DRG』)をやるといいだろう。

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 『DRG』の主人公は大胆不敵で採掘能力の高いスペースドワーフ
  彼らの仕事は「惑星hoxxes」に大量にある鉱石を取る事であり、その為なら惑星の危険な地帯へもズンズン足をもいれるアウトローな奴らだ。

  そんな生粋の仕事人であるドワーフにも役割が存在する。
  洞窟のどんなところも掘り進める「ドリラー」
  足場を作る装置やセントリーガンなどを持つ「エンジニア」
  洞窟内をすばやく移動でき洞窟の全体像を明らかにする「スカウト」
  洞窟にはびこるモンスターを一網打尽にする「ガンナー」の計4つのクラスを選ぶことができる。

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左からドリラー、エンジニア、スカウト、ガンナーとなっている。

 そんな『DRG』の大きな魅力は極限までCOOPによりきったゲームデザインだ。
 このゲーム、もちろんひとりでも遊ぶことができる。足場が必要なところも標準で装備されているツルハシで岩を削り足場にすれば登れるし、ハイテクな3Dマップもある為道に迷う事も少ない。

 だがひとりで遊ぶとどうしても時間がかかる。ツルハシでは大規模な発掘はできない為、ドリルで無理やりトンネルを作ってかえりみちを作ることもできず、岩を作ってむりやり作った足場では洞窟の天井にある鉱石まで届かない。
 そんな時に"仲間"が必要になるのだ。

 仲間がいれば、まっくらな洞窟の中にあるちいさい鉱石や化石だってすぐ見つける事ができる。高いところにあったとしても、ジップラインや足場をつくればあっという間に取ることができる。
  洞窟中の敵が一斉に自分らに向かってきた時だって、ひとりで逃げまどい戦うよりも、複数で戦った方が圧倒的に安心で、そして楽しい

 『DRG』は協力することで出てくる「うまみ」を存分に詰め込んだ特大のハンバーグのようなゲームなのだ。

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 これを他の名作COOPゲームと比べてみよう。例えば『L4D2』では、4人で真っ向からゾンビと対面しいちいち戦闘するよりも、あえてゾンビをうまく避け、ムダな戦闘を回避するという方がいい場合もあり、それを極端まで極めてしまうと、上手に戦闘を回避するひとりプレイになってしまい、COOPゲームの意義を失いかけてしまう。

 『PAYDAY2』では、極端なスキルの設定により、戦闘向けスキルビルド玄人プレイヤーとそれについていく雑用係プレイヤーという構図ができてしまう、もはや協力というより、センパイの仕事を見て覚えるようなものである。

 『DRG』はそのへんの塩梅が非常によくできている。開発した「Ghost Ship Games」は、"戦場のように忙しいけれども、どうにもならない状態までには至らない"という難易度を心掛けており、実際にそのように遊ぶことができるのだからすごい。

 洞窟の中は暗く、あたりを照らすライトがないと見えないが、全体を照らそうとしてチームから離れると次は敵にやられてしまうので、つかずはなれずで移動して的確に目標をこなしていくのがこのゲームのキモとなっている。

  そしてゲーム中、たびたび敵が一斉にプレイヤーに向かってくる、いわゆる「ホード」があるのだが、乱戦になりながらも、フレンドリーファイアがある為、うまいこと仲間たちに当たらないような立ち回りも必要になってくるのだ。(FFダメージを減らすperkもあるが)

 その為、連携が強く取れる立ち回り、状況判断のできる素早い行動が求められる。ゲームクリアに必要なのは、個人のプレイスキルよりも、相手との意思疎通が必要というわけだ。

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  もちろん野良プレイでも意思の疎通は十分可能だ。テキストチャットもあるし、鉱石の位置を知らせることもできる為、不便はしない。だが、このゲームは「圧倒的身内プレイ」に適しているだろう。

  「ホード」中のワチャワチャ感、的確に情報を伝え連携を取れた時の気持ちよさや、目標を達成し帰るときの高揚感などは気の合う仲間とやれば一気に増大する。
 もちろん野良プレイで仲間を作るという考えも大いにアリだろう。協力必須のゲームのため、プレイヤーの民度も高く、いきなり高難易度を挑まない限りは野良で遊んでも十分に遊びやすいだろう。

 気の合う友人。仲良くなりたいあの人。一緒に遊ぶ友人が欲しいソロプレイヤーにぜひ遊んでほしい一作になっている。
 気づいたら一緒に遊んでる人は、歴戦を超えてきた大事な"仲間"になっているはずだ。

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 ロビーでは仲間と酒をあおったり、みんなで踊ることもできる。

気の合う仲間と一緒に踊って戦って騒ごう!

 


 

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