独身・非正規の男がテレワークを5日間体験してみた感想 実践編

◆テレワークのテレはテレビのテレ

結論から書くと自宅で仕事をするのは快適である。もともとノマドワーカーに憧れていたが、想像以上に楽しい。

メリットを列挙すると

・ギリギリまで寝てられる
・ひげそり、整髪などの身支度をしなくても良い
・部屋着で良い
・通勤(満員電車)ストレスがない
・ランチ代が浮く(自炊する人なら)

などが挙げられる。

とりわけ、一人暮らしで自分の「城」を築いている人にとっては天国以外何者でもない。

具体的には、半径1メートル以内にマンガや本、ゲームのコントローラ、自分用のPCなど好きなものに取り囲まれている環境の人だ。

またCSに加入していると、旅・散歩番組、麻雀番組、オカルト番組、歴史番組、グルメ番組など趣味に偏った番組がずっと放送されている。CSがなくてもAbemaTV、radiko、YouTubeなどを駆使すれば、最高の「ながら仕事」が出来るのだ。


◆意外とゲームはする気にならない……現在は

てっきり、マウスよりもPS4のコントローラを握っている時間が多くなりそうと思ったが、今時間を忘れてハマっているゲームも無いため、意外とゲームをプレイしながら仕事をしようという気は起こらない。ゲームは能動的に長時間プレイしてしまうので「ながら仕事」が出来ないのが原因かもしれない。

しかし、スマフォと自分用のPCはよくイジる。ここぞとばかりにニュースサイトや、会社用PCでは見られないようなツイッターやまとめサイトなどを見まくりである。また、自分の創作活動も出来る。まぁこれは会社でこっそりやっているのだが。


◆テレワークに適した人とは

デメリットと言えばとくに無いが、週一回ミーティングしている他部署のかわいい女性社員を見られないことくらいしかない。

もともと会社では雑談にすら参加せず、黙々とこなしているタイプなので、「独り」に慣れている人こそテレワーク適応者論を唱えたい。


◆通信に影響される仮想デスクトップ

使用する仮想デスクトップは思っていたよりも操作性は悪くない。ローカル環境より少しだけラグがあるが許容範囲内だ。しかし昼過ぎになるとどうにも重くなり、オンライン通話ソフトで画面を共有しながら動かすと、まるで水中で使用しているのかというくらい動作が遅い。

ワンテンポどころかツー、スリーテンポ遅く、フォルダやファイルの選択・開くのすらもっさりとしてイライラする。このあたりはネットの通信環境に依存するはずだが、3月に入り各社通信量が増加しまくっているというので高速通信のプランに加入してない人は厳しいだろう。

ちなみに最近始まった5Gは高速よりも低遅延であることに重きを置いているようだが、5Gが普及すれば多数大容量接続でも安定して通信が行えると期待されている。

◆「風が吹けば桶屋が儲かる」よりも説得力がある

今年の1月ごろには、五輪のためのテレワーク導入が課題であったが、この新型コロナ騒動によってテレワーク環境が数ヶ月早めに整った。

都内のギスギスした雰囲気は満員電車によって生成されているが持論なので、テレワークが出来る環境の人・会社は積極的にどんどんやるべきである。いつまでテレワークを続けられるのかは不明だが、自分のような非正規社員にも恩恵を授け、少しでも満員電車を無くすべきだ。

そして、何よりも少しでも早く新型コロナウィルスが終息し、平穏な状態でもテレワークが出来ることを一番祈りたい。

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