独身・非正規の男がテレワークを5日間体験してみた感想 準備編

このたびの新型コロナウィルス騒動で、いよいよ正社員ではなく自分のような非正規社員にもテレワークが強制されたので、その感想を書きたい。


◆テレワークの前に"プレ"ワーク

会社で使用しているノートPCを持ち帰り自宅のWi-Fiに繋いですぐ仕事ができる、というわけにはいかない。てっきり、テレワークというとそういうものだと勝手に思っていたが、実際は環境構築がすこぶるめんどくさく、複雑な設定にとにかく時間を費やした。

身バレする恐れもあるので具体的なソフト名は書かないが、簡単に書くと以下のソフトをインストール、設定することになった。

・外部ネットワークを接続するソフトのインストール
・Internet Explorerの設定
・仮想デスクトップログインサイトの設定
・仮想デスクトップ内部の設定

これを導入した後、実際にテレワークをするには以下の手順を踏むことになる。

1)PCの起動
2)起動パスワード入力
3)外部ネットワーク接続ソフトで自宅のネットワーク(Wi-Fiなど)に接続
4)外部ネットワーク接続ソフトのパスワードを入力
5)IEを起動
6)IEから仮想デスクトップログインサイトを開き、パスワードを入力
7)仮想デスクトップ起動

慣れれば1)から7)まで5分とかからないが、とにかく複雑な設定と数回にも渡るパスワード入力を経て、ようやくメールの同期も含め会社で使用している状態と同じ環境になる。※ローカルに置いてあるファイルやブックマークは共有されない。

設定する際に、外部ネットワークの接続実験のためにスマフォのテザリングを使用したり、接続に干渉する既存ソフトの変更設定など、設定が設定を呼ぶ状態でとにかく辟易とした。

この他にもPCの持ち出し申請も行わければならず、何かと準備が大変だった。


◆ゲーミングPCよりも売れそうなPCとは

他の会社などはもっと簡易的になっているかもしれないが、こうした環境構築・設定のめんどくささもテレワーク推進を阻害している一因かもしれない。

高性能なスマフォやタブレットの普及で、現在個人で使用するPCはゲーミングPCくらいしか売れてないかもしれないが、今後PCメーカーは「自宅のネットに繋ぐだけ!」と銘打った、テレワーク環境構築済のPCを販売すれば一儲け出来るんじゃないかなとも思う。

たとえ新型コロナウィルスが沈静化しても、五輪の延期が来年夏に決定したので、まだまだテレワークのチャンスは眠っているはずだ。そもそも、テレワークの実施率は15%未満であるという。今後も普及拡大する可能性が多いにある。

実際テレワークをしてみた感想は後日。

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