【アコーディオンをめぐる旅】イタリアツアー 2019 序
ここアコーディオン通信では、アコーディオンに関連したイベントの振り返りや新情報、アーティストによるコラム等、様々な記事を掲載していく予定です。
記念すべき初回はアコーディオンライフ担当、ポニーまさよがお送りいたします!
コラムの執筆は初めてですが、楽しめる内容を目指して頑張ります!
私はアコーディオンと関わり始めてまだ3年ほどの若輩者です。
そんな私が昨年(2019年)の夏、アコーディオンの聖地イタリアのカステルフィダルドに、愛好者のみなさまと旅をしました。
この時の様子を3回に渡ってご紹介していきたいと思います。
今回は「序」編です。
皆さんは日本アコーディオン振興協議会(JAPC)についてご存知でしょうか。
JAPCの目的は日本国内のアコーディオン普及、促進活動であり、全国のアコーディオン奏者を募った演奏会や、交流を深めるためのイベントを毎年企画し、実施しています。
JAPCの代表は様々なアコーディオン関連の出版物を執筆された小川経子さんを母にもつ、小川正浩さん、副代表はトンボ楽器製作所社長の真野照久さんです。
トンボ楽器製作所としても深く関わっている団体になっているのです。
そんな私もJAPCの一員であり、定番の演奏会や交流会の他に“楽しい企画”を考えたいと思っていました。
そんな中、思いもよらないニュースが飛び込んできました。
cobaさんやリシャール・ガリアーノさんが使用していることで有名な「VICTORIA」アコーディオン社が、2019年に創立100周年を迎え、記念式典を行うとのことでした。
その記念式典に合わせて、アコーディオン愛好者を募り、一緒にイタリアへご案内できないだろうか、と考えました。まさにJAPCの“楽しい企画”にぴったりです。
この企画にはJAPCの事務局の面々も全員一致で賛成。
早速チラシを作成し、息巻いて告知し募集を行いました。
あとは応募を待つのみ…
「鹿を逐う者は山を見ず」とはこのことで、告知をした後に誰でも気づきそうな不安材料が見えてきました。
5泊7日、平日ど真ん中のツアー工程、費用も安くない、誰も集まらなかったらどうしよう…
念の為、最小催行人数を“5人”と決めていたので、せめて5人は集まって欲しい。 ところが、いざ蓋を開けてみると15名以上の応募があり、ふぅ~、一安心です。
予想以上の応募に嬉しさが募り、参加者の方々にも『楽しみですね』、と期待を煽っていました。
が、そこでまた気付いたことが…
15名の同行者をどうまとめたらよいだろうか。
車移動だけでも4台は必要となる人数。想像ができない…
煽った期待に水を差したくないし差せない。そんな葛藤が続きましたが、悩んでいても仕方ありません。打開策を考えるしかありません。
結果的に一部の方に現地集合をお願いしたり、海外経験が豊富な方には少しお手伝いして頂くよう手配しました。
そして何とか解決することが出来ました。
ふぅ…よかった。
応募した参加者の面々をみると、一般のアコーディオン愛好者はもちろん、教室の先生、アコーディオンを取り扱う小売店の社長など、バラエティ豊かなメンバーが揃いました。
当時79歳の方が最高齢で少し心配していましたが、海外旅行に何度も行っているというエキスパートであったので問題は無いと判断しました。
実際その方が一番元気でしたね。
アコーディオンって素晴らしいですね!
気になるイタリアツアーの内容はといいますと…
・ガリアーノによるワークショップ(今回2名受講)
・ガラコンサート
・ガリアーノによるソロコンサート
・VICTORIA100周年記念パーティ
・アコーディオンメーカー、リード工場、ソフトケース工場見学
次回は上記の内容を写真も交えながら紹介したいと思います!
お楽しみに♪
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