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結成25周年、長く続いた秘訣は笑いと「酒」

『たかがハーモニカ、されどハーモニカ 』
第4回 結成25周年、長く続いた秘訣は笑いと「酒」

ことしで結成25周年を迎えるのですから随分長いことやってきたものだと自分ながら感心します。なんのことかと言えば、ぼくが世話役として立ち上げ、いま現在指導者として関わる「愛川ハーモニカアンサンブル」というグループのことです。

わが店が本屋の一角にハーモニカを置き始めたいまから26年前、ハーモニカの愛好者を増やそうと大矢博文先生を講師にお願いして、全10回の複音ハーモニカ教室を近所のとある場所を借りて始めました。昔吹いたことがあるけれどといった人や初めて吹くといった人も含め、40代から60代くらいまでのおよそ20名の人が集まり、月二回、一度も休まず参加してくれました。もちろんぼくも本格的に複音ハーモニカを習うなんて初めてのことでした。

大矢先生のユーモアあふれる巧みな話術と褒めて育てる温かな指導が人気で、とにかく大矢先生のそばに座りたいと、躍起になって席取りする女性が多く、やや少ない男性陣は圧倒されるばかりでした。

半年の講座を終えて、もっと学びたい、そんな要望もあれば新規に学びたいという人もあって、さらに全10回の講座を開講。終始、和やかで楽しい教室でした。

講座を一通り終えた1995(平成7)年1月、新年会の席で、このまま解散では寂しい、グループとして活動していこうというぼくの提案で「愛川ハーモニカアンサンブル」は即座に結成されることとなりました。

しばらくは大矢先生の指導で、2002年の「アジア大会」あたりを機に大矢先生から竹内直子さんに、そして竹内さんの結婚とドイツ住まいを機に、ぼくへと引き継がれ、創設メンバーを中心にいまも16名の陣容で毎週の練習を続けています。長く続いた秘訣といえば、ズバリ笑いと「酒」。そのあたりはまた次号で詳しく書かせていただきます。

(2020.1 ハーモニカライフ87号に掲載)


岡本吉生
-Profile-

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日本唯一のハーモニカ専門店「コアアートスクエア」の代表。教室を主宰するほか、1996年にはカルテット「The Who-hooo」を結成。全国各地に招かれて演奏活動を続ける。
コアアートスクエア(月曜定休)
〒243-0303 神奈川県愛甲郡愛川町中津3505
Tel:046-286-3520

●コアアートスクエア Webサイト
http://www.harmonica.bz/index.html