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アコーディオンライフ

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『アコーディオンライフ』は、アコーディオンをもっと多くの人に知っていただきたい、という想いから、季刊のWebマガジンとして創刊しました。 各種アコーディオン情報や楽しいコラムなど… もっと読む
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記事一覧

トンボ・アコーディオン教室 生徒さんへのインタビュー①

アコーディオンメーカーのトンボ楽器では、アコーディオン教室も運営しています。 レッスンの場所はショールームがある日暮里営業所内です。(防音室もございます) 専門メーカー直営の教室とあってか、お陰様で沢山の生徒さんが日々学んでおられます。 アコーディオンに興味がある、習ってみたい、と思っている方の参考になればと思い、この度、トンボ・アコーディオン教室の生徒さんにご協力いただき、色々と質問をしてみました。 1回目は髙田耕太郎さんです。 以下、回答を簡単にまとめていますが、リ

プラネタリウムでコンサート【星空とアコーディオン】

夢のコラボレーション企画にアコーディオンが初登場! 星空の下で音楽を聴いてみたい、と思ったことがありませんか? それが叶う贅沢なコンサートが2021年10月7日、港区立みなと科学館にて行われました。 アコーディオン奏者・田ノ岡三郎による 『秋の夜の星空コンサートinプラネタリウム』 定員120名を半分にセーブしたチケットはすぐに完売し、親子連れから年配の方まで、幅広い層がアコーディオンの演奏に聴き入りました。 オープン1周年を迎えたばかりのみなと科学館プラネタリウムは

【アコーディオンをめぐる旅】イタリアツアー 2019 最終話

序~4はコチラから 最終日はアコーディオン工場見学ツアーを行いました。 皆さんの目がキラキラ輝いていたことは今でも鮮明に覚えています。 2019年7月8日~9日(アコーディオン関連工場ツアー) イタリアツアーも最終日。アコーディオン工場、ソフトケース工場、アコーディオンパーツ屋さんを巡りました。 まずはイタリアのアコーディオンを代表するブランドの1つ、「BUGARI・ZeroSette」の工場へおじゃましました。 面積は1400㎡、年間1000台のアコーディオンを製

【アコーディオンをめぐる旅】イタリアツアー 2019 No.4【VICTORIA100周年】

これまでの記事はコチラ イタリア到着から4日目ともなると、皆さん時差ボケや暑さにも慣れ、イタリアを十分に楽しんでいるようでした。 ガリアーノさんによるソロコンサートの興奮も冷めやらぬ中、今日もカステルフィダルドへと向かうのでした。 2019年7月7日 VICTORIA100周年アコーディオンプレゼンテーション ~ 昼食会 ~ 観光 ~ 閉会パーティ 午前中にVICTORIAの100周年モデルアコーディオンのプレゼンテーションがありました。VICTORIAの代表であるエル

【アコーディオンをめぐる旅】イタリアツアー 2019 No.3【ガリアーノ・ソロコンサート】

これまでの記事はコチラ ガリアーノさんによるワークショップ、アコーディオン工房見学などとても濃い1日を過ごしたJAPCツアーメンバー。 イタリアの暑さに負けない参加者の情熱が今でも思い出されます。 アコーディオンを愛してやまない皆様に幸あれ。 2019年7月6日(イタリア観光~ガリアーノ・ソロコンサート) イタリアへ到着して早くも3日目。ここで少し旅事情を。 我々が宿泊しているホテルはヌマーナという場所にあり、カステルフィダルドとは距離があります。 今回はレンタカーを借り

手風琴(アコーディオン)俳句 【春】

麦の秋 蛇腹とともに 風薫る (作:井の輔) ◆解説 黄金色に色づく大麦の穂の中でアコーディオンを弾いた瞬間に、風と自分が一体に感じた様子を詠んでみました。 『麦の秋』は初夏の季語という認識です。 黒いベースボタン 雨後の花の塵 (作:ポニーまさよ) ◆解説 黒いベースボタンと散った桜の花びらが雨上がり黒くなっていることを詠んでみました。 ※自由律にて作成しました。 菜種梅雨 蛇腹の動きも 滑らかに (作:はらよし) ◆解説 春のやわらかな雨(菜種梅雨)は音色だ

アコーディオンQ&A

SNS時代の昨今、タイムラインには色々なつぶやきが溢れていますね。 ということで、読者投稿がないときはそのつぶやきを拾い上げ、勝手にお答えしたいと思います! フランクにいきましょう。 Q:ピアノは長い事やっているんだけど、アコーディオン...弾けるかなぁ? A:はい!ピアノ式のアコーディオンだと同じ鍵盤なので入りやすいです。 ただ、ピアノと違い、鍵盤を強く弾いても音が大きくなるわけではないので、ある意味その癖を抜く必要がありますよ。 Q:どっかでアコーディオンもちながら

アコーディオンQ&A

このコーナーではアコーディオンに関するQ&Aに答えていきたいと思います。 何気ない疑問からマニアックなものまで、分かる範囲でお答えさせていただきます。 みなさまの疑問お気軽にお寄せください。 今回はハンドルネーム、弾きガエルさんからの質問にお答えいたします。 Q:フランスのアコーディオンは特にシャラシャラしたオシャレな音が鳴るように感じるのですが、理由があるのでしょうか? A:ご質問いただきありがとうございます。 フランスメーカーのアコーディオンといえば確かに華やかなシャ

アコーディオンQ&A

このコーナーではアコーディオンに関するQ&Aに答えていきたいと思います。 何気ない疑問からマニアックなものまで、分かる範囲でお答えさせていただきます。 みなさまの疑問お気軽にお寄せください。 今回はよくある質問の中から抜粋いたしました。 Q:アコーディオンの音が鳴る仕組みは? A:アコーディオンはフリーリード楽器です。ハーモニカもフリーリード楽器ですね。 アコーディオンもハーモニカも風を吹き込むことによって、金属の板(リード)が震え、その風切り音が耳に届きます。 リードの

手風琴(アコーディオン)俳句 【冬】

綿雪に 我が鍵盤を 思ひけり (作:弾きガエル) ◆解説 綿雪を見て、トレブルで輝くパール鍵盤のようだなぁと思いました。 楽器を彩ってくれる素敵な装飾が多いのもアコーディオンの魅力ですね♪ 朝方の 蹴られし蒲団 蛇腹かな (作:ポニーまさよ) ◆解説 朝起きてふと自分の蒲団を見たら、蛇腹のように形が変わっていた、という日常をよんでみました。 寒暁の さわり切なし 手風琴 (作:井の輔) ◆解説 寒い明け方、静まった空気の中で手風琴を弾くと、チリチリとわずかにさわ

【アコーディオンをめぐる旅】イタリアツアー 2019 No.2【カステルフィダルド】

前回の記事はコチラ 皆様はイタリアへ行かれたことはございますか。 イタリア半島が長靴の形をしていることは有名ですね。 半島は地中海に面しており、海産物やバターやチーズ、ワイン、オリーブオイルが有名です。 気温は日本とあまり差はありませんが、夏は直射日光が強いです… 日本からイタリアへは直行便でおよそ12時間。時差は-7時間です。 直行便よりも経由便の方が安価です。 今回の旅行記は羽田空港よりドバイを経由し、ボローニャ空港に到着した後のお話です。 なお、この旅行記は3回に

手風琴(アコーディオン)俳句 【秋】

蛇腹とめ 河風泳ぐ いわし雲 (作:ポニーまさよ) ◆解説 河原でアコーディオンを演奏し、一息ついた時に上を向いたらいわし雲が見え、秋を感じたという句 蘭の香に 触れて艶成す 音色哉 (作:はらよし) ◆解説 蘭の花の香りに私の(アコーディオンの)音が触れると、こんなに艶やかになるものなのだなあ ★手風琴俳句とは… この記事の『手風琴俳句』はトンボ楽器製作所のオンラインコミュニティ『TFC-On-Line』のコンテンツの一つ『アコーディオンライフ』のコーナーです。

合奏アコーディオンで「きらきら星」を弾こう!

合奏用のアコーディオンってご存知ですか? 幼稚園や小学校の時、音楽の授業で合奏アコーディオンを見たり、触ったりされた方もいると思います。 このコーナーでは日本独自に進化していった合奏アコーディオンを皆様に紹介したいと思います。 今回はまず合奏アコーディオンとはどういうものなのか見ていただきたく、1曲演奏してみました。 曲は「きらきら星」それではご覧ください。 いかがでしでしょうか。 たった4台のアコーディオンだけでも、重厚な雰囲気を演出することができます。 4台とも音域

【アコーディオンをめぐる旅】イタリアツアー 2019 序

ここアコーディオン通信では、アコーディオンに関連したイベントの振り返りや新情報、アーティストによるコラム等、様々な記事を掲載していく予定です。 記念すべき初回はアコーディオンライフ担当、ポニーまさよがお送りいたします! コラムの執筆は初めてですが、楽しめる内容を目指して頑張ります! 私はアコーディオンと関わり始めてまだ3年ほどの若輩者です。 そんな私が昨年(2019年)の夏、アコーディオンの聖地イタリアのカステルフィダルドに、愛好者のみなさまと旅をしました。 この時の様