奇跡のシンデレラ 新卒生は就活一人ぼっち
(教務課はかわいい生徒の一生の一大事の就活に、なんにもしてくれないじゃん。私は一人、孤軍奮闘じゃん)
2年間も月謝を払ったのに、月謝は、理事長の銀座赤坂,こかぱばーな、とか飲み代に化けちゃったのかしら? でもよく考えたら うちの理事長は女性でした。
それでもどこの短大も一年教室に通ったら、あとの一年はリクルートスーツで、よそ行く、のっておかしくない? (一年分の月謝返せ)
、と思わないの?
教務課職員がわたしをあせらせた。
「間もなく春休みも終わりますよ」
桜は散っていなかったのに。、
まだ咲いてなかったが。
だってまだ咲いてなかったが。
三月終わるころ、、
自分勝手に短大に腹を立てた私は、新聞には募集広告がたくさんあると思い出し元気をとりもどすとマイホームにすっ飛んで帰った。
我が家の物置小屋は父さんの会社のように、傾いていました。
これで地震でも来たら、私はガラクタと共に圧死です。
圧死までいかなくても、古い鉄鍋などが当たって、私への評価、「チビ,ブース」なんて形容詞が増えないとも限らない。超、気をつけながら古新聞の束を取りだすと、自分の部屋に持って行きました。
さあ、探すぞ。
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