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死後の世界 (アフターデス)10 

 あわてもん君 3
 どうしたの?

みんなが知ってる天国があるらしい

天国?らしいところにいて、眼がさめた、あわてもん君はびっくりしました。自分のいる場所には音もなくゴミ一つ落ちていなかったのです。

その時、あわてもん君は遠くで何かが光るに気がつきました。
そこまでは地球から月に行くぐらい遠そうなのに、なんだか見えたのです。
(あれ、呼ばれているのかな)

そして、あっという間に。あわてもん君は(死者だけど、シンマイだったので、普通なら、ないはずの、考える時間というか余裕がありました。

その光源のところに着きました。乗り物なんか乗っていません。早いもんですが到着していたのです。
そこは病院でした。なんだか懐かしい匂いです。(あれ、僕、知ってるみたい、ここをさ。赤十字のマークと看板が見えました。)

たしかさ、個々の病室でママが部屋のスミっこに、人形を置いたんだ。僕は(女の子みたいで、かっこ悪い)と抗議したんだ。だって友達が来るかもよ、、)だけど、ママったら持ち帰ってってくれなかった。

あわてもん君は前に入院してた時のことを考えただけなのに、病院の病室に入っていました。

そして自分は天井の隅に,コウモリみたいにぶらさがっているのに気が付きました。自分で自分が見えるなんて。もっとわからないのは、ひけょう室のベットに寝ているのもあわてもん君だったのです。あわてもん君は苦笑しました。

ベッドに寝ているあわてもん君にお父さんがさけぶみたいに話しかけています。大嫌いな点滴は外されていました。

「あわてもん君、なんで先に逝っゃったんだ。今週は釣りに行く約束しただろう」と言っているのです。続く

死後の世界の解説は、みんなに遠い先の話ですが、いずれ書かせていただきます。超科学です。

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