見出し画像

正木ひろし6 正義に向かう

正木ひろし6  正義の真実

 
正義の真実  貧しさに負けない弁護士もいた 正木ひろし
日本の昭和。
戦争の終戦まじかには、軍部も余計焦って、反対の情報「日本は勝つんからもっと日本軍隊を強化しにゃいかん。東大生も慶大生もあるかい。学徒全員出陣だ」と発令しました。国民に嘘をついていた。大罪です。

そして、警察も庶民の取り締まりに神経をとがらせ、同様の権力がありました。

ある日、闇物資のあっせんをした疑い、その他で、
茨城県の炭鉱で働いていた炭鉱夫が、警察に連れていかれ、数日後、遺体となり、戻ってきました。、
脳溢血? 突然。
いずれにしても40代の炭鉱夫には縁のない病因,死因でした。
血圧だの心臓発作だの言われても、つい数日まで仲間を率いていた青年です。納得いきません。働く仲間も不振がっていました。みんなの頼りになっていた奴がなんでこんなことになるんだ。

炭鉱の女オーナーは警察にかけあっても、らちがあきません。
炭鉱のオーナーは(正義感が人一倍)と評判の弁護士、正木先生のところに行きました。

「彼の死因がおかしいです。脳溢血だなんて。警察を責めたけど、私では逆に罪をかぶせられて捕まりかねない警察の勢いです。
ミイラ取りがミイラになりそうです」
「今も、警察は権力があり、気に食わんだけでひっばりかねないですからね」

「脳溢血なんて、聞いたこともない病気です」
「そう。老人ならわかるけど、ちょっと若過ぎるよ。病気にして
は、」
正木先生は正義感が強い人ですからふとある疑いを持ちました。
拷問死! まさか?

さて、闇物資というのは
戦争になると農家の人たちも健康なら戦争に狩り立てられますから、農家には、田畑を絶やす年ころの男性もいなくなるわけです。そうすると、女子供が一生懸命耕して造った少ない作物をみんなで取り合うことになります。

日本でコメ取り合戦が始まる勢いです。強盗も出てきそうです。食べ物のない時に「飢餓感」は皆さんもご承知でしょう。
『レ-ミレザブル』の主人公は一個のパンを盗んだことから始まった人生でしたね。(ああ 無情)です。原作で、でしたか、、、。

そのためにお米も政府が買い上げて配給制にしたのです。私はその頃生きていませんでしたので、一体どのくらいの配給だったかわからないです。少なかったのでしょう。それじゃあ、みんな食べていくのが苦しくて、こっそり農家の人から分けてもらったりしていた。

都会にあまっていた、戦争には価値のない宝石絵画、着物などと交換に都会人は米交換に走り回りました。秘密裏に流通したもの。それが闇物資。
政府が警察が許すわけありません。、、


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?