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コロナ禍に翻弄されたある公立校の一年③


あれから4年。
信じられないくらいタブレットは教室に浸透し、教育環境も変わりました。
あの時全員に配られた10万円、皆さんは何に使いましたか?
とんぼはiPadとApple pencilを買って、あの混乱を記録しようと、初めて漫画を描き始めました。今ではお見せするのははばかられるほどのつたない画力ですが、しばらくお付き合いいただければ幸いです。

コロナ禍に翻弄されたある公立校の一年②
コロナ禍に翻弄されたある公立校の一年④最終章



11.学びを進める「研修部」の仕事

教育の新たな潮目を知り、推進していくのは研修部の仕事である。「子どもたちを育てたい」その思いから様々な提案をする。しかしその判断を下すのはやっぱり「管理職」の覚悟。

学校はとかく子どもたちの意見を後回しにする場所である。
「子どもたちに主体的な学びを」というわけで研修部も端末使用の決まりをつくってみた
結局決めるのは管理職

12.急速に進む環境整備

実は生徒用端末は整備されたものの、教室にはプロジェクタもテレビも整備されていなかった。そして遅れること5か月、2020年11月、やっと全教室にプロジェクタが設置された。

プロジェクタ設置により教室での一斉授業がしやすくなった
12月にはやっと教員用端末が整備された
そういえば大型電子黒板、だれも使わなくなっている
いざ土曜日オンライン授業。子どもたちは一日でも多く学校に来たがっている
オンライン朝の会、先生も生徒も全力で楽しんだ

13.それは突然やってくる

感染症を意識しながらの学校生活にもなんとなく慣れてきたころ、それは突然やってきた。

コロナ禍の三者面談は秒で終わる
さまざまな行事がなくなり卒業アルバムを飾る写真に苦労した
暖房スポット、そこには人が集まる
今日と同じ明日は二度とこない、それを実感させられた
唾液を10mlためる、これ、なかなか難しいんだ

14.ハイブリッド授業

幸い学校クラスターは免れたが、保健所の指示で当該学級およびその学級と関わりが深い(授業に行っているなど)の教諭数名が2週間の自宅待機となり、さまざまな形でハイブリッド授業が行われた。

データで提出ってなかなか難しいんだね
子どもたちは見たままをマネするということに気づかされた
所詮端末についているカメラでオンライン授業やるとこうなっちゃうよね。当時は気づかなかった。

15.合唱が好きな子どもたち

本校は創立以来毎年全校で「ハレルヤ」を歌い継ぐという伝統がある。これまでは卒業も近くなってくると学校のいたるところでハレルヤが聞こえてきたものだ。しかし今年は聞こえない。みんながまんしているのだ。どうにかして歌わせられないか考えた。

音楽の授業でついやらかす子どもたち
屋内がだめなら校舎に囲まれた中庭で歌えないか考えた

コロナ禍に翻弄されたある公立校の一年②
コロナ禍に翻弄されたある公立校の一年④最終章


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