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夫の緊急出動と、小さい人との狩猟採集デート。


夫が緊急出動で留守の休日。

そんな日は、

2人で前島の秘密のスポットへ。



たまたま潮がグゥーンとひいてて、

 岩場は牡蠣だらけ。



タコを探しに来たのも忘れて、

牡蠣やら亀の手やら、

自分は食べないのに、

よさそうなのを厳選して採ってくれます。



しかしこの、

ゆるやかなロッククライミング状態。

もっと頻繁にここへ来たら、

バランス感覚や体力が、

気分よく養えてすっごく良さそう。

おやつは、

子どもが用意してくれた、

チョコレートセット。

遠足みたいで楽しい。

今回も帰る前に、

急斜面を上がれる分だけゴミを拾うか‥‥

おっと、

空だけど、ネオニコチノイド系農薬タンク。

そのデカさに一瞬ひるみましたが、

 なんとか持ち帰りました。

家の中にヨロヨロと

迷い込んでくるミツバチたちから、

 それで困っているのを本当に聞くんです。

だから。

自分がそうしたいと思うようになっただけ。

家に戻ると、

子どもが初めて

 自分ひとりだけで炭を起こし、

ご近所さんからもらったタラバガニも!

自分のソーセージも追加して焼いてくれました。

またカッコよくなっちゃったね。

小さいけど濃厚な牡蠣も、

どれもこれも、

うなるほど美味しすぎて、

炭火はやっぱり美しすぎて、

せっせと殻を開けてくれる子どもの横で、

陶芸家の友人の、

陶器のワインボウルで、

 海鮮だろうがおかまいなく、楽しい赤。



暗くなるまで子どもと火の側にいました。

夫からは、

「すごく良いお仕事ができたよ。

 留守にしてごめんね」と連絡が。

今回はけっこう大変だったそう。

目に見えない人たちの切なさと苦しさと、

今生きている人たちの、

 それとそっくりなものと、

そこをほどいて、

それぞれが元の場所に戻れるとき、

当人たちも夫も、聞いただけの私も、

 毎回涙が出てしまいます。

幸せだなぁ。

って、頭じゃないところから、

思わず出てきた。

その形は星の数ほどあって、

たったひとりの底抜けな幸せは、

ダイレクトに大きなところにつながっているのを、

教えてもらうことは多いです。

たった1日半、

ひとりいなかっただけなのに、

思いがけず、

私たち3人の今のつながりの深さまで

 感じてしまった日曜日でした。

#器は余白 

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