記事に「#ネタバレ」タグがついています
記事の中で映画、ゲーム、漫画などのネタバレが含まれているかもしれません。気になるかたは注意してお読みください。

およそ7年の時を経て再燃しためいこい⑤ チャーリー編 (終)


※この記事はめいこいにおける重大なネタバレを含みます。



チャーリールート、やりました。

悲しい。とても悲しい気持ちになった。知りたかったのに知りたくなったような気持ちでいっぱい。どうして一つのルートしか選べないんだろう。みんなが幸せになれる世界線はないんですか…?

昔チャーリーのネタバレを思わぬ形で目をすることになってしまい、正体は知ってたんですけど、細かいストーリーを見るのは初めてでした。

正体知ってるから〜と思いつつも、やはり百聞は一見に如かず。

チャーリールートは『めいこい〜完結編〜』って感じでした。みんな出てくるから胸熱。まさか森邸で滞在するとは。ちょうど森邸ルートもう一度やろうと思ってたからびっくりしちゃった。

チャーリーが随所随所で誰かしらとくっつけようとするのを見てなんでだろう、と。どうしてそこまでこだわるのかな、っていうのは知らなかったので。


今回再プレイするにあたって、自分が好きなように選択して2つエンド回収、そのあとに回収できなかったエンドを回収してました。

なのでチャーリーも例によってそうしました。
明治残留エンド→1人帰還エンド→2人帰還エンド、という具合に。

私はこのエンド回収の順番にしてよかったな、と思います。特に意図してたわけじゃなかったけどめちゃくちゃすっきりした。

チャーリールートでは随所でまぶたが熱くなりました。一枚絵を見てつらくなるってなかったんですが、鹿鳴館の屋根の上で月を背景にチャーリーと2人で座っているスチルは心にくるものがありました。

というかチャーリーのスチルは鳥肌が立ったり泣いたりと感情にくるものが多かったかも。黒猫を抱えているスチルとかOPで登場してるのにも関わらず鳥肌たっちゃった。

チャーリーは、きっとトゥルーエンドとしては2人帰還エンドなんでしょうね。これについては後述します。

作中で全員出てきて、チャーリーの存在について徐々に判明していきます。森邸に引き取られた時点でおや?とは思ってたけど、やっぱり全員出てきてくれるんだな〜。

チャーリーを探すと鴎外さんが庇ってくれるのは意外でした。森邸か神楽坂は庇ってくれてもいいだろ、と帝國組の記事で述べていたんですが、帝国ルートはやっぱり騒ぎになる前に八雲さんが藤田さんとやりとりする世界線なんでしょう。

森邸の実家のような安心感。春草久しぶり〜^
チャーリールートではフィアンセにならないので、森邸ルートでは鴎外さんにとって心惹かれるものが芽衣ちゃんにあったのかな。どのタイミングだろう?
森邸プレイし直したい。チャーリールートはチャーリーを熱心に探そうとしているからお客さん感が強かったのかもしれない。外に出ることも多いし、森邸組だと家にいる時間の方が長かったかも。森邸〜帝国ルートは明治になじむ世界線ですし…。

鴎外さんと春草はおうち提供ポジでした。チャーリーも言ってたけどいいところ。いいおうち。
チャーリーの森邸に関する発言内容に既視感を覚えていたら私ちょうど同じ感想を森邸編で書いたわ…と気づいた。
一緒に暮らすなら絶対森邸がいい。物理的な安心感も精神的な安心感もあるし、居心地の良さも最高ですよ、森邸で暮らしたい…。

鏡花ちゃんと音二郎に会ったときは思わず満面の笑みになりました。音二郎さんの舞台に誘われて、お?見る流れある?と思ったら見れなくて残念。音二郎さんは恋愛面のサポートをしつつ、根付を回収してくれましたね。
そして鏡花ちゃんが本当にいい役割果たしてくれた…。2人現代帰還エンドで泣きそうになっちゃった。おそらく鏡花ちゃんが助けてくれたけど、君のウサギはどうなったの…?私はそれだけが気がかり。物語をより鮮やかにしてくれたのは鏡花ちゃん。本当に神楽坂組は物語としてもキャラクターとしても華やかだなぁ。好き!笑

藤田さんと八雲さんもなかなかに良い役割を果たしてくれました。藤田さんはチャーリーの正体をほのめかし、ついには明らかにしてくれて、八雲さんは物の怪に関する知識をくれましたね。鏡花ちゃんが「その罪じゃ藤田は出てこない」と言っていて、多くのプレイヤーはチャーリーの正体にここで気づくんじゃなかろうか。藤田さんが出てくるということはつまり…と。
鏡花ちゃんもここで薄々気付いてて、鹿鳴館でチャーリーが芽衣ちゃんを予定より早く飛ばそうとしたときに確信したってことなんだろうな〜と思う

藤田さんがきっぱりと「異形が人の形をして…」と言ったときは鳥肌立っちゃったね。正体は知ってたけどこうやってちゃんとストーリーを追うと引き込まれてしまう。魚住先生大好き

気になったのは、チャーリールートの芽衣ちゃんは他のルートに比べて冴えていたこと。記憶に固執せずに明治の生活になじむ世界線と、チャーリーを探して記憶を取り戻そうとする世界線、何が違うんだろう。チャーリーに意識がいってないか、いってるかの差なのかな。ここは深読みすべきではないだろうけども。

そういえば、どうしてチャーリーは予定より早く鹿鳴館で芽衣ちゃんを飛ばそうとしたんだろう?選択肢回収はしてないので、手を取る以外の選択肢を選んだらわかるのかな〜。
わりと本気で飛ばそうとしてるようにも見えたけど、やっぱり明治にいたいと思わせるためなのか、自分が消されそうだから先に飛ばしちゃおう、ってことなのか。でもチャーリーなら藤田さんから平気で逃げられそうだから後者は違う気もする。藤田さんの静止がなくても、あの場に鏡花ちゃんがいたから何か察して止めてた気もするなぁ。

最初に明治に残るエンドにしたんですけど、このエンドでは肝心なことはわからなかったんですよね。なんかもやっとしてしまうというか。

その後1人帰還で携帯の根付を見て、この根付か〜、チャーリーくるって言ってるけどこなさそうなんだよなぁ、と思いながら…。ちなみにPSP版プレイしてるのでガラケーです。懐かしい!笑
案の定記憶が薄れていて、録音したレコードから声が聞こえてくる。まぶたが熱くなる展開でした。記憶薄れてるのが一番辛かった。ほかの好男子のルートではみんなのことしっかり覚えてるのに、チャーリーはちがうのか、と。
このあとに小噺を見て、あの女の子と男の子はご先祖さまっぽいことが判明してそれも鳥肌立っちゃったな。もともと魂依の家系だったわけだ…。なんとなく女の子が先祖なんじゃないかとは思ってたけど…。

だから明治時代に同じ根付があったのは偶然じゃなくて、おそらくあの時代に手に入れたものでそれが芽衣ちゃんの手に渡ったんでしょうね〜…。

そして2人帰還エンドですよ。溢れる感情が止まらない。鏡花ちゃんが「ちょっとまちなよ」、と出てきたときには、ついにきたか!とテンション爆上がり。鏡花ちゃんがチャーリーの正体に気づく流れがほかのルートではなかったので、あってもおかしくないと思っていた。現代という単語を聞いてなんとなく気付いてたのもよかった。全ての秘密を知ってるのが鏡花ちゃんってほんと…な。鏡花ちゃん本当好きだ…。君が出てくると物語への期待値があがる。ついワクワクしてしまう。

ここでチャーリーの行方について明かされて、またも鳥肌。ヒェ…。どれだけ鳥肌立っとんねんって話なんですけど…。

物の怪は無理をしちゃうんだ、消えちゃうんだ。

じゃあつまり、ほかの好男子と現代に飛んだ時も、チャーリーは間違いなく消えてるわけで…。

他のルートで1人で帰ったときに、チャーリーの存在にほとんど触れずに選んだ2人組と一緒に過ごしたことを回想してるのも、そういうことか?
どのキャラクターのルートでも1人帰還エンドって誰も幸せにならないじゃん…。
一階で付喪神たちとおしゃべりもしなくて、八雲さんルートで言っていた視る人がいなくなれば物の怪もいなくなるっていう言葉を思い出してしまう。1人で帰ると魂依の力も、チャーリーも、好きな人も失ってしまう。芽衣ちゃんはそれで幸せなの? ただ不思議な体験をして、物の怪の友達も失うだけ、なんてかなしい終わり方なんだ。

そうなると全ルート明治に残って欲しくなるし、おそらくそうすればチャーリーはずっとそばにいて守ってくれるんだよ…愛だ…。

めいこいはチャーリーの愛の物語なのかもしれない…。

チャーリールートにいくとチャーリーが恋愛感情をより強く自覚するんでしょうね。それ以外のルートでは深い愛情で終わってるんだろうけど。

ここから若干脱線します。
でも他のルートで明治に残ると春草が…。音二郎さんルートでの明治に残る不安はチャーリールートを見て拭われたけど、春草の病気は、ね。そこはどうしようもない。春草にとっての今を一生懸命生きて欲しい。

鏡花ちゃんや藤田さんルートの2人帰還エンドでは、現代に飛ばされるときに気付いてたのかな〜。おそらくなんらかの物の怪の力が関わってることに気付いてたんじゃないかと思うけど。だから受け入れてたって思うとしっくりくる。


話を戻します。

2人現代帰還エンド。
時空の狭間でみんなのことを思い出す中、鏡花ちゃんとうさぎが助けてくれて、現代に帰るシーンは胸がいっぱい。感動シーンだよここは…。明治東亰恋伽という物語が終わるんだ。

総仕上げです。ルートを回収して物語の真相にたどり着くっていう物語の骨組みはよくあるんですが、この瞬間の体験が一番好きです。ただめいこいの場合、乙女ゲームなので全員が幸せになるのではなく選んだ相手と幸せになるので、他のキャラクターにも愛着があると切ないです。

現代に帰り、根付が壊れているから嘘でしょ?とびっくり。焦った。

チャーリー戻ってきたけど、うさぎが力を貸してくれたから消えずに済んで自分も戻ってこれたって感じなのかな。根付壊れちゃってるからチャーリーが存在できてる理由はなんなんだろう。新しくもらった根付…? まあそこはよしとしましょう。

他の好男子はどのエンドでも解釈次第だと思うのですが、チャーリールートは2人現代帰還エンドがトゥルーなんでしょうね。納得した上で帰る芽衣ちゃんの姿、たくましい。物の怪の声は聞こえなくなってしまったのか、聞かなくなってしまったのかはわからないけど…芽衣ちゃんはもう力が弱くなっててチャーリーが視せてくれているのかな。鏡花ちゃんの助けを借り、チャーリーと現代に戻るのが一番納得できる。物語の終わりとして。ここまで長い道のりだったな…。

そういえば八雲さんルートで人の姿をしてるのは結構強いみたいなこと言ってた気がする。それもチャーリールートへの布石だったのかも。八雲さんに限らずところどころ伏線、というかチャーリーの存在につながるような小ネタが散らばってるからまた細かく見たいなぁ。

そういえば、ここまでのルートでは浪漫譚を聴いて気分を盛り上げていたのですが、チャーリーさんルートでは紅ノ夜ノ唄のほうがなぜか感情を盛り上げてくれました。

物語の全貌があかされる……!

みたいな感じでワクワクしてたんでしょうね。星降ル夜、僕ノワルツの歌詞もすっと入ってきた。今までは歌詞がふわっとしかわからないけど、メロディーがすごく綺麗でそれが自分の余韻に浸ってるところに刺さるって感じでした。漠然とした歌詞なのでそこまでめいこいに紐付けてないと思うんですが、しいていえばチャーリーの歌なのかな、と。僕はここにいるよ、っていうけんぬの声がめちゃくちゃ響いた。あー…そうか、これはチャーリーの……。チャーリーの愛の物語…。

そんな感じで、PSP移植版終わりました。最初のアプリのときの立ち絵が見てえなぁ〜。昔スクショしておけばよかった。

めいこいのキャラクター、みんな大好き。

すべてのルートをやって思うのはこれ。どのルートとか選べない。みんな幸せになってほしいし、みんな幸せにしたい。チャーリーと帰るのが一番なのかもしれない。みんな本来の時代にいて、芽衣ちゃんは本来の性格を取り戻して、物の怪のことも思い出して…。だけどチャーリーは人間じゃないから、ずっと一緒にいられるけど、それ以上でもそれ以下でもない。切ねえなぁ。切ねえbotになりつつある。

正解とかないんだろうけど、私は森邸で暮らして、神楽坂で音二郎さんと鏡花ちゃんと遊んで、妖邏課で働きたい。チャーリーも一緒に。ここはつい自分が物語の中にいる目線になっちゃう。

とはいえ芽衣ちゃんは1人しか選べないので…鏡花ちゃんとくっついてほしいです。鏡花ちゃんルートの物語のまとまり方がとても綺麗。個人では音二郎さん推しですが、ルートは鏡花ちゃんルート推しです。鏡花ちゃんと結ばれれば全員と楽しく関われそう。

再プレイしてよかった。マジでお題箱に投げてくれた人ありがとう。時を超えてまさか私がここまでめいこいに再燃するとは思っていなかった。本当に感謝。

今公式から供給されるものは私の知っていためいこいじゃないし、デヱトの新規キャラ、デザインはかるさんっぽいけど作画がかるさんじゃないように見えるからうーむ、と思うところはある。しかもここまで完成されてて、フルムンで桃介が追加されて終わりだと思っていたのに3人も追加したらチャーリールートどうなるの?と。こんなに話がまとまっているのになぁ…。明確に一人一人役割があるし、森邸、神楽坂、帝国、チャーリーの順にストーリーが組み立てられているのにな…。キャラデザは良いものの、メインというよりはモブの印象がとても強いんです。ストーリーでも名前がちらっと出るだけでした。うたプリでいうカルナイみたいなものだと思えばギリいけるかな?
メインストーリーじゃなくて番外編みたいな…。デヱトはサービス終了してるから何も知らないけど大観の見た目は好き。プレイする機会がまたあれば食わず嫌いせずに新しい3人のルートもやってみたいです。

今の公式と自分のニーズがあってるかわからないけど、少なくとも私の好きなめいこいという作品は残っているので、何度も作品に浸れるのがありがたいです。お話できるフォロワーもいますし…ハマったジャンルはちゃんと繋がっておくといい。時を超えて救われることがあるんだと体感しました。

Twitterでたくさん感想を流したときにタイムラインのめいこいクラスタが反応してくれてうれしかったです。noteだとタイムラインに流しても目に入りにくいのでその場で盛り上がらないのが難点だけど、語れるうちにたくさん語りたい。

初期アプリから知ってる人間も今や希少だと思いますが、ガラケーからずっとやってる人はどんな気持ちなんだろう。ちょっと勇気がいるけど、アニメとかドラマも見たいな。まだおまけのアフターストーリーやフリートークを見ていないので、そちらも全員回ろうと思います。

あとはタイムラインで好評だった桃介。フルムンがアプリでできるので桃介ルートだけ購入してそちらでやりたい。

というわけで、ここまででPSP移植版のめいこいの感想は終わりとします。番外編として桃介ルートの感想をまとめます。おまけの方でも何か新しい発見があればそちらにまとめようと思います。

うわ〜本当に終わっちゃったんだ。でもトワキスもあるから希望はある。全員終わったばかりだけどすでにまた全員やりたい。

もう推しという概念とかなくていいので…自分好みのキャラクターがいればそれはそれでもっと面白いんですけど、純粋に物語を楽しんでほしい。私は乙女ゲームはたくさんやる人間ではないので、他の作品とは比較ができませんが、恋愛だけじゃなくてキャラクターの個性や物語を楽しめるのがめいこいの魅力だと思います。

魚住先生、かるさんありがとう……大好き……。めいこいという作品を知っていてよかった…。




この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?