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めいアニは7話以降が本番だった【めいアニ感想 後編】

※ 『アニメ 明治東亰恋伽』の感想記事です。めいアニと呼んでますがアニこいのほうが正しいのかな?

※PSP移植版までの明治東亰恋伽のストーリーをフルコンプしている前提の記事です。ゲーム原作のネタバレを含んでいます。

7話

滝廉太郎ここで出てたんだな〜!!!どのルートでも名前すら出てこないから、デヱトで新規追加されててなんで?って感じだったんだけどアニメで出てたのか。

今までとは打って変わって落ち着いた雰囲気。めいちゃんはもういちごちゃんだと思うことにした。めいちゃんはプレイヤーだから、いろんなめいちゃんがあっていいんだ、ということに…。じゃないとずっとモヤモヤするのでとりあえずそう思うことにします。

鏡花ちゃん√の要素が入ってたけどゲームと丸かぶりってわけでもなくてよかった。せっかくならゲームで遊んで楽しんでほしいので、そこの魅力を損なわないためにもストーリーで差別化されてるのは良い…! ストーリーの改悪されてるわけでもないし。白雪あんな迫力あったんかとびっくりしてしまった。

芽衣ちゃんは鴎外さんが好きなんだね。ちょっと急展開だからびっくりしちゃったけど、ゲームも森邸はいつのまにかめいちゃんも相手も好きになってたのでぼちぼち好きになっててもおかしくないか〜と。

鴎外さんが助けた後に春草が物陰から見てたから、春草も好きになっちゃったんでしょうね。そう思うとゲームでも取り合い、選ばなかった相手にも好意を寄せられる描写が露骨にあるのは森邸かもしれない。神楽坂と帝国は気にかけてる、気になってるって感じだし…。

1話分のお話としてはうまく昇華できてるなぁと思った。アニメは藤田さんもかっこいいんだよな。結構好き。


8話

いや、これ7話以降が本番なのでは…?

7話からちょっと面白いやんという気持ちになってきていた。8話にきて折り返しから本番なのではないか?という気持ちに。
紅葉先生もきたね。となると大観も出てきそう。実は7話視聴後からちまちまトワキスを進めていて、春草まで終わってるんですが、春草√をプレイしてから大観が気になって気になって…

完全モブなのにめちゃくちゃ出てくるんですよ…ハイカラでトワキスの中身もプレイできたっぽいことがwikiに書いてあったから、その部分はビジュあり大観に差し変わってるのかな。

PSPのモブ状態ですら自分の好みな予感がしていたので楽しみです。

カフェ藤田はやっぱり出てくるよなぁ。鏡花ちゃんが藤田邸に居座るのは解釈違いと思いつつも、衛生状態に喜ぶのも想像ができてしまうので何もいえない。うさぎに触れてたら話がややこしくなっちゃうし、藤田さんも気が散っていてうさぎに興味が向かなかったと考えることにする。(※追記 アニメ見直してないけどここ昼のシーン(物の怪が見れない時間)だったような気もしてきた。)

とはいえ、8話も楽しんで見れました。突っ込もうと思えば突っ込めるところはたくさんあるんですけど、ゲームではこんなに全員がわいわい絡んでいるシーンはのちに追加された桃介√以外ではそうそう見られないのでifの世界線として楽しんでいます。

めいちゃんがカルビちゃん、ロースちゃん、ハラミちゃん、と名前つけてたのも笑った。それに音二郎さん、春草、鏡花ちゃん、八雲さんがワイワイ楽しそうにしてるのもなんか想像できてしまう。不思議。音二郎さんと八雲さんが社交的だからか?

7話以降からそれより前に比べてだいぶ話が丁寧になったような気がします。6話まではキャラ紹介みたいな感じで話を飛ばしてた印象。


9話

お、お、岡倉先生!?

そうだよな、追加キャラとしてはいないもののたびたびストーリーで名前出てくるもんな…しかもCV遊佐さん。アニメが先?ハイカラが先?わからないけど追加予定もあったのかな〜、なんて。しかし無印で話が出来上がってるので追加ストーリー考えるのも大変になるし、難しいよね。

あっさりチャーリーに残りたいと告げたけどまだ話には続きがあるし、1話ではお別れシーンもあったから油断はならない。というか本当に残るならここで最終回になってもおかしくない。帰りそう。

そしてエリスがついに出てきた。ゲームでは森邸は物の怪導入編って感じなので要素が弱め、ちょろっと出てさらっと解決してしまうのでここからどう展開していくんだろう。鴎外さんエリス見えないはずだけど見えてるや〜ん。なんでじゃ〜い。エリスが見せてるのか?疲れてて見えたとか?

アニメのED結構好きなんですが、めいこい、というよりはめいアニ、という別ジャンルを彷彿とさせる感じですね。


10話

なるほど、エリスは物の怪ではなく幻だったのね。芽衣ちゃんが反応してなかったのであれは鴎外さんが作り上げた幻覚という。げっそりした顔の鴎外さんが出るたびに笑った。すまない。

この話を見てノベルの存在を思い出した。鴎外さん√をプレイした時にこんなあっさりしてたっけ?と思ってたんだけど、そういえば小説を当時読んでいたのでそちらのイメージが残っていたのかも。小説も読み返したいな。2冊とも読んだんだけどそちらもすっぽり記憶が抜けているので。

ちょっとそんな思い詰めなくても〜!!と思いながら、すみれちゃんの歌うあのED(タイトル忘れた)が流れてきたらそんなの吹っ飛んじゃったな。引き込まれてしまった。私は音響演出に弱い。

エリス関連が落ち着いたから、ようやく序盤から探し回っている黒猫探しに戻りそう。やっぱりアニメの春草可愛いな〜。けんぬの演技も動きのあるキャラクターの方が自然で良い。あとはゲームの収録時から時が経ってるので演技が上達された可能性もありますね。
次回で大観が出てきそうなので楽しみです。

残り2話だけど結局めいちゃんはどうするのかしら。

序盤の回想が流れてきて思ったんだけど、すみれちゃんの演じるめいちゃんは解釈は違うけど、キャラクターに一貫性があるのはよくわかった。10話にしていちごちゃんのイメージが消えました。

ここまできたらすみれちゃんのめいちゃんと最後まで駆け抜けたい。


11話

大観こんにちは〜〜!!!!

CVまえぬでしたか。トワキスのモブ大観の声と似てるけど似てる人を起用したのか、もともとまえぬだったのかがわからない。トワキスのおまけにあるエンディング見る感じだと似てるだけっぽいけど、どうなんでしょう。

しかしアニメを見てもやはり好きなタイプな気がする。ハイカラはすでにサ終となってしまったのでどこかで君と会いたい。

10話の終盤で無印春草√ネタくるな〜と思っていたけど、ちゃんと来ましたね。視力の話。明治時代の医者というのもポイントだよな、切ない。黒猫はちゃんと戻ってきた。そしてまさかの黒猫から記憶を全部取り戻すという。

ゲームはなかなか現代(平成)のことを思い出さないからなぁ。本来ならこのくらい早く思い出してもいいのかもしれない。ゲームと違って多くの人との関わりがあるし。

全てを思い出したからめいちゃんはやはり帰るんだろうか。わざわざ現代で浮いてる子設定が付け足されていたのでそこをどうにかするのかな。


12話

泣いた。

めいアニは芽衣ちゃんが主人公で、芽衣ちゃんが変わるための物語だった。

変わる、というよりはゲームでもあるように本来の自分を取り戻す、といったほうが正しいんだけど。

やはり冒頭の女の子たちの絡みが肝だった。めいアニはめいちゃんの成長ストーリー。もちろんゲームでもそういう要素はあるけど、アニメはめいちゃんの成長、変化を主軸にまとめたという感じなのかな。

少し力技なところもあったけど、原作の要素をたくさん詰め込んで、明治時代の偉人やのちにハイカラで追加されるキャラクターまで盛り込んで、よくここまでやったと思う。

鹿鳴館でかわるがわる踊るシーン。ここで胸がいっぱいになってしまった。散々ギャグ盛り込んできたくせに、ここで急に心を鷲掴みにされてしまった。アニメならではの演出で良かったと思う。みんないなくなることを悟ったんでしょうね。

制服を着た芽衣ちゃんを見て真っ先に手を取る八雲さん。八雲さんのそういうところが好き。アニメでもぶっ飛んでたけど、紳士なところは変わらない。

桃介も相変わらずかっこいい声してる。フルムンのときの雰囲気まんま、ありがとう。アニメでもっと登場してほしかったな〜と思いつつも、少し難しいところがあるから仕方ないかな。

音二郎さんかっこいい〜〜!!!!音奴でもメッセージをくれてうれしい。良い女になったじゃないか、と、実に音二郎さんらしい。色男だけど保護者のような音二郎さんが大好きなんだ…。

鏡花ちゃん。あとで消毒するからと言いながら踊ってくれるんだね。このシーンの鏡花ちゃんとても好きだった。チャーミングすぎる。アニメの鏡花ちゃんもよかった。鏡花ちゃんはやっぱりめいこいにおいて大事な役割を果たしてくれるので贔屓目で見てしまう。

藤田さん。言葉数は少ないけど、別れを惜しんでくれているんだなぁ、と。藤田さん√並に仲良くなってて不思議な感じがしたけど、アニメで藤田さんの魅力がたくさん引き出されていたのでヨシ。この踊るシーンは藤田さんと鏡花ちゃんが一番好き。

1話で見たあの光景はこのあとからだったんだな。春草、鴎外さんに別れを告げるわけだけど、鴎外さんとは意外と綺麗にお別れができてよかった。すっきり帰れたね。ゲームだと現代帰還エンドは切ないとしかいいようがないので…。

そしてチャーリーに飛ばされたときに泣いた。このシーンはずるい。チャーリーの例のシーンを可視化しないで欲しかったとさえ思う。みんなと踊るシーンから全ルートの記憶が掘り起こされて胸いっぱいだったんだけど、ゲームでもお馴染みの、「幸せになるんだよ、芽衣ちゃん」。これにすべてが詰まっている。

アニメで可視化されてしまったチャーリーの消滅。現代帰還エンドでは、薄々そうだろうとは思っていたけど、実際目の当たりにして泣いてしまった。キーホルダー、根付というべきか、パキッと壊れるのを見て、ああ…チャーリー√まで入れるのか、と。つらい。しばらくめいアニのED聴くたびにこのシーン思い出しそう。星降ル夜、僕ノワルツのようにきっと私を苦しめるんだ…。

現代に戻って、女の子たちに誘われて、「行く」、と返事ができためいちゃん。明治に残された悲しそうな森邸組のところにみんなが励ましにきて、おしまい。

ゲームの現代帰還では誰も幸せにならないけど、アニメではちゃんと芽衣ちゃんが前を向いて現代に帰ってくれた。ifの物語として非常に救われたような気持ち。ゲームの現代帰還だと残された森邸組も、めいちゃんももやっとしたまま、さらにチャーリー√を見た後だとチャーリーが消えてしまうことまでわかってしまうので、誰も幸せにならずに本当につらかった。

しかしアニメでこれをやってくれるのか、と。ifの世界線ではあるけど、芽衣ちゃんが前向きな気持ちで現代に帰るという終わり方をしてくれてよかった。

最後まで見て良かった。



【まとめ】

めいアニは芽衣ちゃんが主人公の、めいちゃんの成長の物語。ゲームのめいこいも主人公はめいちゃんだけど、あくまで乙女ゲームでの主人公は選んだ相手、めいちゃん、あるいはプレイしている私たち自身(=解釈次第で変わるため、一人の確定した主人公はいない)という印象なので、あえてそういう表現をします。

かなり原作ネタを詰め込んでいて、ハイカラの登場人物もいるので新規で入った方も楽しめるはず。ただし原作の大事な要素を詰め込んでいる分、核心的なネタバレを含むため、ゲームの感動は薄れてしまう可能性があります。あとキャラクターのイメージが若干ずれてしまうかも。

1話から6話までは飛ばし気味だけど、7話からは結構丁寧に進んでいました。

芽衣ちゃんも含めてめいこいが好きな人は解釈違いで苦しむこともあるかもしれないけど、私は後半に入ってめいアニはめいアニとして見ることができました。ゲームでもめいこいちゃんっていう4コマあったしね。原作勢は7話以降から見てもいいかもしれません。

ゲームで現代帰還エンドに苦しんだ人はアニメなら少し救われる部分があるのではないでしょうか。私はこの終わり方もいいな、と思いました。

細かいところを言えば、個人的にはアニメでは春草と藤田さんの二人が特に魅力が引き出されていたかな、と思います。何度も言いましたが、アニメの春草はなかなか良い。ゲームで春草に惹かれなかった人はアニメの方が動いていてイメージが掴みやすいので、私と同じ感想を持つかもしれません。藤田さんも同様。かっこいいです。もともと寡黙なキャラだとゲームの立ち絵だけでは掴みにくいところがあるので、アニメで動くことで良さがわかりやすかったように思えます。


めいアニでは不満をたらたら書いたり、あれ?ここどうなってるんだ?と思った部分もありました。が、最後まで見て良かったです。昔からいる他のめいこいクラスタは放送時にどのような感想を持ったかわからないけど、最終話のおかげでだいぶ救われたかな。

私はわりと寛容な方かもしれない。ギャグ要素が強いので、面白いけどたまに引いてしまったところもあります。それでもゲラゲラ笑わせてもらったり、後半は落ち着いてみることができ、納得のいくifの世界を見せてくれたのでめいアニ見て良かったです。

私は今はもう流行りもすぎて、周りに見ている人がいないからこそ落ち着いてみることができたので、もし食わず嫌いをしている方がいれば見てみてほしいな、と思います。

でも一回見るだけで十分かな!笑

※2020/11/30追記(Twitterより引用、該当ツイート削除してるかも)

(以下ツイート引用、該当ツイート消してるかも)
「11月マジで忙しくて自分のこと何もできないし、本当に息抜きになることもできなかったから、アニメって実は短い時間で夢を見させてくれるのでは…😄
シナリオが大きな要素なのでそれを楽しもうと思ったら本家やるしかないんだけど、ゲームやる時間取るのきつい。

アニメ要点抑えてるし、めいちゃんが解釈違いだって騒いだけどトワキスやってると別にそこまでずれてるわけじゃない。声優さんの既存イメージが強すぎたのと作画が気に入らんかったっぽい。短時間で楽しめるのアニメじゃない?星屑の詠み人聞くだけでアニメ思い出せるから結局私はめーこいが好き」

結局私はめいこいが好き!😊😊





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