長所の理解

セーリング競技をやっていて、就活の面接のように、

「自分の長所は何ですか?」と聞かれたことがコーチングをしていて聞かれたことがあります。

5分くらい悩んで、

自分って何がうまいんだろう??

この子たちよりも何が優れているから前を走れていることが多いのか?

それを考えた時に、答えが全然出てこなかったんです。

これを機に考えてみようと思い、気持ちの整理的な感じで書いてます。

~セーリング面~
・風や波に対する対処の引き出しが多い→今までの練習やレースで、この動作で加速する。この風域のこの波高では、このセッティングがいいといったものが、自分の中で解があること。
・ミスに気付く対処の速さと予測→「あ、これは失敗スタートになりそう」「これは風の読みが外れている気がするから、次のこの風を使ってリカバリーしよう」「このまま走っても勝てないし、この集団はまだ行動を起こさないから、あえて自分からアクション起こして反応を見てから対処しよう」★この嗅覚が他より鋭い?
数字で見たときに、大崩しするような順位があまりない→失敗しないようなコース取りが上手い?

~精神面~
・「毎レース1日目の1レース目」と思ってレースしている→メンタル的にも焦らずにルーティーンを怠らずにやっていけている。
・よかった時の原因、悪かった時の原因を多角的に考えたり、逆説的に考えて原因、原理を考えて再現性に努めていること→逆にこうしたほうが良かった?yes no じゃあ原因はそこの可能性は低い、ならこっちなのか?yes no と自分の中で細かくチャート化して考えていくことが結構癖づいているのがいいところ(な気がする)※でも考えすぎな時もあってスランプはいる時も結構あり
・レース毎の予測をふんわりとしている→ゼネラルリコール(フライングが多くてスタートがやり直されること)が繰り返されているときは、形成されるラインが低くなるから、自分もそのラインの中にいるが、スピードをつけるのを早くしたほうがいいよな~ということや、艇数が多いときは、外の風を使う艇が多くなるはずだから、それに付き合うよりもしっかりマークに対して近づくほうを走れるようにしないとな~等。

「ほかの人よりもここが優れている」という面よりも、自分の成績や毎レースの順位の遷移から、「自分はこういう選手なんだ」という分析ができたとてもいい機会になりました。

きっと同じ境遇になることが、どんなスポーツをしていても起こり得たり、スランプに陥ってしまったときに、自分の長所の理解が出来ていると、シンプルに考えることができるようになるかもしれません。

こう思うと、やっぱり練習した後の振り返りノートは重要だなぁと思うような今回の一件でした。

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