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こんな日には鍋を食べよう。

 今日、私は工事の音で目を覚ました。
 どうやら今日から外壁の工事が始まるらしく、その足場を組むアルミがぶつかる音と職人の活気あふれる怒鳴り声の煩さで目を覚ました。

 しかし、目を覚ましたものの布団からでることができなかった。
 それは空気が寒くなってきたからである。
 ちょうど昨日の夜から雨が降ってきており、そのせいもあり今朝は空気が冷え込んでいる様に感じた。

 あるいは、昨日夜更かしをしていたから出れなかったのかもしれない。
 眠さに耐えかねて目が開けられなかったのもまた事実である。
 どちらにしろ、昨晩はSNSをやっており、夜遅くまでネットで知り合った人達と話をしていた。

 そんな中でこんな発言があった。
「季節の変わり目は、憂鬱な気分になりやすい」と。

 確かにもう9月に入り、暦の上では秋になってしまった。
 私的には、だからと言って温度差が急すぎるとも思うが。

 しかし、確かに物淋しい気分になったのは確かである。
 物事に対して深く考えたくなる気分になっている。
 先日までの暑さが無くなり鬱陶しさが消えた分、今度は寂しくなってしまった。

 自分で言うのもなんだが、ちょっとばかり贅沢な人のかもしれない。
 暑さが続く日には「鬱陶しい」と言い、暑さが無くなってしまったら誰にもかまってもらえず「淋しい」と言う。
 これはまるで、ワガママを言う女の子の様ではないだろうか?
 もうちょっと節制をしてみてはどうだろうかと思う。

 さて、こんな淋しさを覚える寒さになってしまった訳だが、こんな日には鍋でも食べて温まりたくなる。
 温まった白菜やキノコ、出汁のいい香りが、冷え切った身体を温めてくれる。
 そうして温まると、何故だか淋しさや憂鬱な気分も無くなってしまう。

 そしたら、今日の食後にはホットコーヒーでも飲もう。
 食後に飲むコーヒー、ましてや寒い日に飲むコーヒーは格別である。

 そうして、今日は暖かくして寝よう。
 ここ最近は暑い日が続いていてシャワーで済ませる事が多かったが、こんなに寒い日は湯船をためて、心身ともに温まって寝よう。

 そんな感じで憂鬱な気分を吹き飛ばそうではないか。
 また明日から元気に頑張ろうではないか。


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