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弱さを嫌う

1人で勝手に穴の中に落っこちてしまったことがあって

その時「この辛さは他人とは絶対に共有できないのだ」と絶望したことがある。

「話してみたら案外違うかもしれないじゃないか」なんてのは

同じ経験をして、尚且つそれを乗り越えた人又は乗り越えようとしている人としか共有できないもので

それ以外の人に話すことは自滅行為に近いと思っている。

わからなければ、なんとでも言えるだろう、そんな事を思ってしまう。

より孤独感が強まるような、そんな気持ちなる。

共有できる傷は救いがあっていいなと思う。

辛さを言葉にしたら、もう一歩も動けなくなってしまいそうで

自分は必死に耐え凌ぐことしかできないのに

そんなに容易く泣くことができるのか

そう高校3年生の冬の事故当時、無傷で泣き叫ぶ友達に思った。

弱さを認めるのは強いというが、

正直私は、ふざけるなと思います。

負けてたまるかと歯を食いしばるのだって

強さじゃないか。

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