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将棋ウォーズと将棋の違い

よく「奨励会を目指してるんですけどウォーズで何段あれば良いですか?」とか、「10秒六段あったら県代表目指せますか?」とか聞かれることが多いのですが、正直全く分かりません笑
純粋な棋力将棋ウォーズの段級位って全く違うんですよね。将棋で1番差がつく部分って読みの部分なので、しっかり読む時間がない将棋ウォーズでは棋力が測れないのです。直感や反射神経の良さなどの棋力のほんの一部分しか測れてないんです。TOEICみたいな感じです。分かりますかね?例えば同じTOEIC700点でも、「帰国子女で日常会話はペラペラの700点」の人もいれば、「純ジャパで一言も全然話せない700点」の人もいますよね。また、TOEICで990点満点取っても英語が話せるようになる訳ではないですよね。そんな感じです。僕のレッスンでは駒落ちのレッスンもありますが、ウォーズ初段で2枚落ちをクリアされてる方もいらっしゃれば、ウォーズ三段でなかなか2枚落ちをクリア出来ない方もいらっしゃいます。ウォーズの段級位は必ずしも棋力を表す指標にならないという事です。将棋倶楽部24ですと持ち時間が将棋ウォーズよりは長いので将棋ウォーズよりは正しい棋力を反映しやすいですが、ただこれも早指しですしネット将棋ですからね。リアルの棋力とはまた少しズレがあると思います。奨励会入会、県代表など目標がリアルの将棋(対面で指す将棋)にあるのであれば、リアルの対局を重視すべきです。もちろんリアルの大会などには全く興味がなくウォーズの段級位が全てで、ウォーズの将棋が目標!という方は別ですが、目標がリアルにある場合はあまりネット将棋の調子、成績を気にしすぎないというのが大事だと思います。

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