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絵の練習でしている事③

 こんにちは さわとまです。
 梅雨で雨がやばかったり地震が多かったり暑かったりしますがいかがお過ごしでしょうか。季節の変わり目で体調を崩しやすいのでお互い気をつけましょうね。
 さわとまは雨が結構好きなので雨の日に外にでるのはそんなに苦ではないのですが(仕事以外は出ないけど)たまに雨でびしょびしょぐしょぐしょになるとテンションあがります。嵐とか大好きです。靴のなかに水が溜まってぐっぽんぐっぽんやるのとか大好き(*'ω'*)
 あとの処理を考えなければおじさんでも童心に帰れるし、ストレス解消にもなるのでたまには開き直ってびしょびしょになるのおススメです(笑)

 さて、最近さわとまが絵の練習でやっていること、気づいたことを書いて行こうかと思います。


最近、絵の練習でしている事

  • とにかく似せる

  • まず模写する

  • 考える

とにかく似せる

 2次創作をする上で最重要課題は「似ている」ことです。個人の自己満足で絵を描いているなら自分の好きに描いて全然良いのですが少しでも絵を見てもらいたい、評価してもらいたいと思うなら原作に「似ている」のがとても重要でそれ以外にはないかもしれません。
 人の絵をみていてこのキャラなんか見たことあるけどあんまり原作に似ていないなと感じることがあると思います。似ていないとまずもって見てもらえないし評価されません。めちゃくちゃ絵の上手い絵描きさんやフォロワーさんが万単位でいる絵描きはその絵描きの「絵」が好きでフォローされているので似ていない2次創作でも画力と知名度で評価されることがままありますが、それはそれです。そもそも自分はまだフォロワーが3桁台でクソ画力があるわけでもないのでまずは「見てもらう」こと、すなわち「似せること」が最優先になります。似ていれば多少下手でも評価されたりリツイートが多くなります。これはガチ。

似せて描いていなかった自分

 前回の絵の練習でしている事時点では「似せて描く」という概念をそもそも持ち合わせていませんでした。なんなら似せて描いたら人のまねで「自分の絵柄」というものがなくなってしまうのではないかとしか思っていなかったのですが、そもそも「自分の絵柄」などミジンコほども魅力がありませんでした。
 
描いていない時期もあったにせよ20年以上絵に触れていてそんな中でも1枚1枚描くたびに「こだわり」みたいなものを入れて描いている「つもり」でした。超絶魅せ方の上手い人、画力のある絵描きならそれで良いのでしょうが自分のように画力もなく「人に見てもらう絵を描く能力」が備わっていない絵描きはそもそもそんなこだわりなど「前髪を気にしている中学生」みたいなもので、いやお前の前髪なんてだれも見てないよって勘違いも甚だしい余計なプライドでしかないと思います(最近もちょっと忘れてきてるから自戒も込めて語気強め)。いやマジ観てもらえないとそもそも意味ないから・・・。

まず模写をする

 次に「まず模写をする」は上の「似せる」ために必要な準備段階です。参考資料を見て描いて似せることはできなくないですが、完全模写をしていてもわかるように「似せて描いているつもり」でも1px角度や距離がずれただけで「全然似なく」なっていきます。基本「自分の目」は信じない方がいいです(そうやって描いていると正解わからなくなるのですが)。
 人の記憶というのは曖昧で「見て」→「描く」の間「→」の段階で記憶がうすれ、また「脳」→「手」→「ペン」→「タブレット」と段階が進むにつれて「ずれ」が生じます。このずれや誤差は訓練次第ではかなり少なくできると考えていますが、人間である以上「誤差0」は不可能だと思います。なのでいくら似せようと描いても完全に似せることは不可能であることを前提に、じゃあどうやったらより元の絵により近づけるかと考えた時に重要なのが「頭身バランス」「配置」です。

 「頭身バランス」は全体の基準となります。6頭身のキャラクターを7頭身で描いた場合、頭が小さくなり全体に細長くなるので違和感が生じます。逆に頭身を小さく描いた場合はデフォルメしないかぎりはちんちくりんになるでしょう。頭身バランスは似せて描く指標になるのでかなり重要です。つぎに「配置」ですが、キャラによって顔の「目」「鼻」「口」「前髪」のバランスは決まっています。このバランスを間違えると途端に似なくなります。逆に言うとこのバランスさえくずさなければある程度向きや角度の違った絵を描くことが可能になります(理論上は)。
 前述したとおり1pxずれただけで似なくなってきますので少なくてもそのずれを少なくするためにキャラの頭身や配置はおさえておく必要があり、そのために模写が必要だと考えます。

 また、模写で1度描いてみると見ているだけでは気付かなかった髪や服の構造とかも具体的にわかるようになったりすることがあるので「構造を考える見方や考え方」が培われてくると思います。よく絵は「よく見て描け」といいますが、見てるようでも全然見えていません。「見て、1度描いてみて、理解して描く」が基本かとそう思います。自分なんか全然できていないので、めっちゃ難しいんですが、それも模写の利点の一つと思いますのでやっていこうと考えています。

考える

 最後に「考える」ですが、前々回のバニー衣装を描いた記事でふれた事のおさらいになります。
 バニー衣装もそうでしたが、描きたい絵が「何故そのキャラ」なのか「何故その衣装」であるのか「何故そのポーズ、構図」なのかその「何故」にはちゃんと「意味と理由」をつけるべきと考えます。
 ただ、このキャラのこの衣装をこのポーズで描きたいからとかそれでは魅力のある絵は描けないです。それぞれに理由と意味を詰め込む必要があるのです。

 素晴らし絵にはそのキャラ、構図、配置、色配置、質感、表情、時間、エフェクト、効果すべてに意味があると思われ、神絵師と言われる方は無意識でそれを実行できていると思いますが、それも長年の経験やセンスに基づいての結果であると思います。
 そもそも1週間に1枚ぐらいしか絵をあげれない自分は圧倒的に描いている量が少ないのでより「当て感」を高める必要があり、より描きたい絵の「正解に近づける」考え方を身に付ける必要があると思います。

 最近気づいた事なのでこれ書いていてもふわふわしてるなーと思いますが、ただ闇雲の描いていても多少なり絵は上手くなるでしょうが、すべての事に「意味」を持たせないと自分の理想とする「ちゃんと描きたい絵、魅せたい絵」は描けないでしょう。


 長くなりましたが最近のさわとまの練習でしている事はこんな感じです。練習方法というより考え方や心の持ちようのような内容になってしまいましたが、今自分が重要と思っている事なので自分への再認識のためにも書かせていただきました。どなたかの参考に少しでもなってくれたら幸いです。



今週アップした絵

水星の魔女よりニカチュチュ


 有難い事にSkeb依頼を頂いたものの内の1枚になります。前に描いたニカチュチュを気に入ってくださったようでご依頼いただきました。ありがとうございました。
 まだアニメ本編で再会できていない二人のIF絵になるのでもし二人が再会したらこんな感じになるかなーといったことを考えて描かせていただきました。今日の本編あたりで再会する可能性もあるため、その前に仕上げる必要がありちょっと急ぎました。お金をもらっているのできちんと納得の行くまで描きたいのはもちろんですが〆切のある状況というのも経験できたのでその匙加減などもっと意識する必要があると思います。やはり描くスピードもっと速くしたい!

 今回の記事にした絵の考え方も大切にしてまた精進したいと思います。 

 また1週間良いお絵描きを~!

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