さよならのかわりに。
四天王布教記事でも触れたとおり、クンツァイト様とゾイサイトは明らかに恋人同士である。しかも「1話だけそういう描写がある」とかでは無く、全編を通していちゃラブムーブをかましてくるので今日はその話をしよう。
第22話 クンツァイト様、初登場回
ネフライトに仕事を横取りされ、不満げなゾイサイト。そんな彼が泣きつく相手といえばクンツァイト様に決まってるだろう。
悔しそうな顔で不貞腐れるゾイサイトの頭を撫でながらこう語りかけるのだ。しかし距離近いな…。
本編を見ると分かるのだが、愚図ってる子供をあやす様な優しく穏やかな口調である。撫でる手つきもめちゃくちゃ丁寧だ!
この後「ネフライトなど退ける気になればいつでもできるからじっくりと見てやろう。」ってセリフからも彼の強さと余裕さ伝わってくるね。四天王最強の男はダテじゃない。
第23話 近すぎる距離感
銀水晶の探知機として黒水晶を開発し、本格的に動き出したネフライトに嫉妬するゾイサイトとそれを宥めるクンツァイト様のシーン。
やっぱり距離が近い!しれっと腰抱き手つなぎだ!
「これ本当に女児アニメのワンシーンか??」と疑念を抱く程の近さ、さすがです。ここでのやり取りだが
この時のゾイサイトがまあかわいい。
クンツァイトの手にうっとりした顔で頬釣りするんですよ!
完全に恋する乙女じゃん。
あとクンツァイト様の顔も良すぎる。
鋭い目付きと余裕なオーラ、厚い胸板も相まって古のスパダリ攻めらしさ全開です。これはゾイサイトじゃなくても惚れちゃうね。
その後ゾイサイトは、配下の妖魔にネフライトを監視するよう指示するが冷たく落ち着いたトーンで話すのだ。
恋人の前では可愛く、それ以外は冷たいギャップが最高だね!
こんな感じで序盤のクンゾイは
①ゾイサイトがネフライトにちょっかいを出す②返り討ちにあう
③クンツァイト様に慰めてもらう
というのがテンプレ。
大人の包容力と色気で包み込むスパダリ・クンツァイト×一途でかわいいゾイサイトって最強じゃん!!ありがとうセーラームーン。これからもついて行きます!!
第29話 伝説のいちゃいちゃ回
ぶっちゃけここまでのクンゾイは、距離が近いものの「本当に恋人同士?」と聞かれると微妙な気がする。
ゾイサイトの打算的な性格と、ネフライトの「ダークキングダムに愛は無かった。」等の発言からただお互いを利用しあっているだけでいつか裏切ったりするのかな…と思う節もあった。
でもこの回は視聴者に見せつけるかのごとくラブラブな恋人ムードを出していた。
ネフライトを始末し、強奪した黒水晶を使いながら虹水晶集めをしているゾイサイト。
ある日クンツァイト様と共に次のターゲットについて話してる場面だ。
もう腐女子の私はこれを見てテンション爆爆爆爆上がりよ!!
しかもこれがファンによる二次創作では無く、公式描写なんだからびっくりだよね。
嫉妬して拗ねてしまうゾイサイトも、ご機嫌取りのためにバラを差し出すクンツァイト様も良い。
てかクンツァイト様の声がとびきり甘くて優しいのだ。これは相当惚れてると見た。
このバラを貰って喜ぶゾイサイトもまた可愛らしい。「パッと花が咲いた様な表情」ってこの事を言うんだろうな。これはもう愛のある恋人同士じゃないか…。
第32話 ゾイサイト側の気持ち
この回でゾイサイトの気持ちに一切打算が無いこととクンツァイト様への忠誠心の強さが発覚する。
虹水晶がぼちぼち集まり、クンツァイト様に「残りの分も期待してるぞ」と言われ、やる気になっているゾイサイト。
だが注目して欲しいのはこの後のやり取りだ。
ゾイサイトはクンツァイトに同調せず嫉妬する。しかも29話のようなハッキリとした主張では無く、ボソッと聞こえないようにだ。
「例え上司でも恋人の関心が他人へ向くのは嫌、でもクンツァイトが純粋な忠誠心から言っているのをわかっている…。」というゾイサイトの葛藤が見える。
彼の思いの強さが分かるのはここだけでは無い。
アジトで黒水晶の改良中、傍らにクンツァイトとのツーショットが入った写真立てを大切に飾っているのだ。写真立てを持ち、うっとりした様子でこう言う。
そう、これまでの彼の行動はすべてクンツァイトの為なのだ!
成果をあげれば褒めてもらえるし、愛する恋人の役に立ちたいから頑張れる。その様子はまさに恋する乙女そのもの。セーラー戦士達と引けを取らない程の純真な気持ちがそこにはあるのだ。
第34話・雲行きが怪しい
スターライトタワーにいる衛&うさぎを追ってきたセーラー戦士を最上階から見ているシーン。
やっぱりクンゾイと言ったらこの距離の近さよね。戦闘中にタキシード仮面の攻撃が顔に当たってしまったゾイサイトを抱き寄せて
とクンツァイトが言うのだが、相変わらずゾイサイトに甘々だ。そりゃ愛する恋人の可愛い顔が傷つけられたら誰だってキレるよね。受け溺愛攻め最高~!!
しかしゾイサイトは攻撃された腹いせにちゃっかりタキシード仮面を殺そうとするなど強かささ全開である。挙句に「タキシード仮面は事故で死んだ事にすればいいや」とか言っちゃう。ワルだね。でもこれが良くなかった…。
第35話 2人の結末。
セーラームーンがプリンセスとして覚醒し、その強い魔力に圧倒されたゾイサイトはクンツァイトに連れられてアジトへ退避。
しかしクインベリルの命令に背き、タキシード仮面を攻撃した事がバレて処刑されてしまうのだ。
ゾイサイトは吹き飛ばされながらクンツァイトの名を呼び、クンツァイトもまたショックを隠しきれない様子。
自業自得とはいえ辛すぎる展開…。愛しい恋人をまるでゴミのように扱われた彼の気持ちは計り知れない。
その後、クンツァイトは申し訳なさそうに「クインベリル様にお前の復活を頼もうとしたのだが…。」と言うのだが、ゾイサイトは優しく微笑んでこう言う。
クンツァイトはサッとマントを翻し、花びらが舞い散る美しい花畑の幻影を見せる。それを見たゾイサイトは
といって息を引き取り、とても穏やかで美しい最期を迎えた。
亡骸を抱きしめ「許せ…ゾイサイト。」と複雑そうなクンツァイトがなんとも切ない。
綺麗な物が好きだったゾイサイトのために花の幻影で包み込んだのはクンツァイトが彼の事を深く愛していた何よりの証拠だ。
ゾイサイトもまた、死の間際に伝える言葉が「愛してる」ではなく「お慕いしておりました」なのがたまらない。控えめな表現だけど、すべてを差し出すような気持ちが込められたゾイサイトにぴったりの言葉。
あまりに切なく尊い結末に視聴後にしばらく放心状態になってしまった。
第38話及び第44話 その後
ゾイサイト死後もクンツァイトの一途な気持ちに変わりは無かった。
38話ではゾイサイトとお揃いのツーショット入り写真立てを大切にしている描写があり、44話でセーラームーン達に倒された際は
と絶叫しながら光となって消滅。死の間際までゾイサイトへの愛を貫いていた。
利用し合いどちらかが途中で裏切るのかと思いきや、混じりっけなしの純愛だったクンゾイ。あまりにもナチュラルな描写だったため最初は驚いたが最後は号泣。魅力的なカップルだった…。
おまけ
さて、ここからは腐女子の戯言だとスルーして欲しいのだが、2人の関係はどこまで発展してたのだろうか。
いやだってあんな距離近いし「お互いの全てを知り尽くしてますが??」みたいな顔してるし"そういう事"があってもおかしくないだろう。
現に「百合界のカリスマ」と名高いはるか&みちるカップルは肉体関係を匂わすような描写が作中である。ある日ネットを徘徊していたら衝撃の事実が発覚した。
マジかよ公式。あんな見せ付けるようにイチャついていた2人が実はプラトニックな関係って!!クンツァイト様はどこまでもスパダリだったって事ね。最高すぎる!!狂う~~!!!
本編で濃厚な絡みを披露してくれたクンゾイだが、過去に発売されたアニメイトカセットコレクション(現代で言うドラマCD)でもイチャイチャしているらしい。Wikipediaに書いてあったから間違いない!
原作コミックスの方でもかなり距離が近いとの事。ゾイサイトがセーラー戦士に倒された後、棺に入った彼の亡骸を前に悼むクンツァイト様のシーンがあるんだとか。いつかそっちも履修して感想あげたいな。
そしてここまで読んでくれた方ありがとう!セーラームーンは最高だぜ!
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