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【耕作放棄地】開拓で行ったこと

みなさんこんにちは(^^♪
現在、農業界で問題になっている事として「耕作放棄地」があります。農家が引退した後、誰も耕作しなくなり荒れてしまった畑のことです。
全国的に増えており、害虫の発生や、景観が損なわれるなどの諸問題が発生しています。

私のような新規就農者は、良い畑を手にすることが難しく、どうしても耕作放棄地を開拓することが多くなります。
そこで今回は、私が実際に耕作放棄地を開拓し、この冬【菜花栽培】を成功させた例をご紹介します。

〇これから農業やりたい
〇耕作放棄地を開拓したい

そんな方はぜひ参考にしてください。

土壌改良

今回、開拓した土地はもともと田んぼでした。2年ほど放置された後、私が借り受けたのですが、土質がそれほど粘土質ではなく、水はけが比較的良い印象でした。
まずは、作物が育つ土壌にすることから始めます。

①草刈りをして、トラクターで耕耘する

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②土壌改良剤を散布
今回は、フジミン(フルボ酸)を使用しました。

③鶏糞堆肥、かきがら石灰散布、耕耘
堆肥を入れることで、団粒構造という根が伸びやすい環境を作ります。簡単に言うと、ふかふかな土にするということです。
同時に、石灰を入れることで、酸性に偏ったph値を調整します。

④有機配合肥料を散布、畝たて、定植
堆肥、石灰をすきこんでから、3週間ほど寝かせた後で、肥料を入れて畝たてします。その後菜花を定植という流れになります。

猪対策

中山間地の農地では、猪対策は必須です。食害だけではなく、畑を掘り上げられて、めちゃくちゃに荒らされます。

一番効果のあるものは【電気柵】でしょう。費用は4万円ほどかかります。今回は節約のため畑の周りをネットで囲いましたが、今のところ効果はあるようです。ちなみに費用は5千円ほどで済みました。ただ、サツマイモなど、猪の好物を育てる場合は、ネットを踏み倒して入ってくるかもしれません。


まとめ

今回は成功した例をお伝えしましたが、失敗した例もあります。何十年と放置された畑は戻らないこともあります。排水対策に悩まされることが多いですね。

これから農業される方にとって、耕作放棄地の開拓は大きなテーマになるかと思います。土質や環境などで一概には言えないのですが、私の例が何かの参考になれば幸いです。



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