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【今週の空き家のすすめVo.4】空き家オーナーに聞いてみた!空き家になってしまった理由 TOP3

こんにちは、トマルバの河村です。
今回は、私がこれまでに空き家の相談を受けてきた空き家オーナーに空き家になってしまった理由をお伺いしておりまして、そのお話しをしようと思います。

空き家の現状

平成30年の総務省調査によると全国の空き家数は約840万戸となり、全住宅の7戸に1戸が空き家という状況になっています。
さらに今後も増え続けるとされている空き家問題を解決しようと行政や事業者がさまざまな取り組みを実施しております。

平成30年住宅・土地統計調査 総務省統計局

中でも特に問題となっているのが、定期的に利用も管理もされておらず、何年も何十年も放置されてしまっている空き家が数多くあることです。
空き家が増加するということは、地域の住民が減少し、地域の活力が失われていき、地域の魅力を低下させる原因となります。

近年では、空き家売買のプラットフォームも増え、空き家を安く買い取りご自身でDIYを行い地方に移住するという生活スタイルの方も増えてきておりますが、手間や時間もかかるDIYをする方はごく一部の人達であり、一般的には空き家物件に居住するスタイルはまだまだ広まっておりません。

では、なぜそのような放置されてしまっている空き家が多いのか?
私がこれまでにご相談を受けてきた空き家オーナーさんが空き家になってしまった理由TOP3をご紹介します。

空き家になってしまった理由TOP3

1.賃貸するにもリフォーム費用がかかる

空き家になる物件の多くは、築40年、50年以上とかなり古く、そのままでは住めない状態の物件が多いです。中には傷みなどは少なく状態は良いが、入居者が住みたいと思えるような物件ではないので、不動産屋さんに賃貸住居で貸せないか相談したところ、リフォームしてくださいと言われてしまいます。
余程余裕がある方以外は、数百万円のリフォーム費用を捻出してまで賃貸として貸し出す気持ちにはならず、そのままの状態で放置している方が多いです。

2.空き家となった家が遠方で対応できない

実家を相続する子供たちは、実家から離れた場所に住んでいることが多く、空き家の活用や売却をどこに相談したら良いのかわからないのです。
普段は仕事も忙しく、遠方の実家まで戻る時間を取ることも難しいので、どうすることもできなく、そのままの状態で空き家を放置せざる得ない状況になってしまっております。

3.思い出が詰まっている家を売却したくない

子供の時から住んできた家、土地はできるなら売却したくないという気持ちがある方が多いのではないでしょうか。
もしかしたら将来的に住む可能性があるのでは?と考えたりすると売却せずにしばらくは置いておこうという方もいらっしゃいます。
すぐに売却する必要もないので、活用方法を検討するも解決策がなく、そのまま放置してしまっております。

空き家オーナーの気持ち

都心部などの中心地で駅近の場所なら不動産屋さんに相談すればすぐにそれなりの値段で売却することは可能ですが、大半は都心から少し離れた住宅地です。
相続した側からしたら売却しても大した値段にならないのであれば、売却せずに置いておこうという気持ちになってしまっております。

また、実家を相続した時には既にマイホームを購入しており、わざわざリフォームしなければならない実家に引っ越しすることはありません。
そもそも相続した空き家を売却をするべきなのか、それとも何か有効活用できるのか判断ができないので、どうしたらいいかわからず、そのままの状態で放置してしまっているのではないでしょうか。

まとめ

まずは、情報収集することが大切なのでお近くの不動産屋さんや行政などにお気軽に相談してみてはいかがでしょうか。
当社でも、空き家を有効活用することを空き家対策の取り組みとしておりますので、売却のお手伝い、空き家の管理、活用方法などベストな方法をご一緒に考えますので、お気軽にご相談ください!!

当社に関して

トマルバにて京町家や古民家などの空き家活用とエリア再生の事業を行っておりますので、空き家を住宅や店舗、ゲストハウスなどに活用する際には、是非、一度、下記からお気軽にご連絡頂ければ幸いです。

https://tomaruba.me/contact-us.html

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