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【今週の空き家のすすめVo.2】大阪市における改修補助金の心得

こんにちは、トマルバの河村です。

トマルバにて主に京町家や古民家などの空き家活用とエリア再生の事業を担当しております。空き家を住宅や店舗、ゲストハウスなどに活用する際には用途に合わせたリノベーションをすることが前提となります。これまでの空き家活用において、空き家オーナーの皆さんの補助金申請をサポートすることがあります。

前回は、京都市が補助する京町家補助金について、ご紹介いたしました。

今回は、大阪市の空き家改修の際に補助される補助金を一部ご紹介いたします。

大阪市では主に2つの目的に沿った、空き家を改修するにあたって補助金を出しております。

暮らす

住宅再生型

現在所有している空き家、又はこれから所有しようとしている方で住宅用として、改修する方に向けた補助金になります。
ご自身で居住するだけでなく、賃貸として居住用に貸し出す人も対象になるので、既に空き家を所有されている方は、補助金を活用して賃貸住居として貸し出してみてはいかがでしょうか。

省エネ化やバリアフリー化などの住宅の性能向上に資する補助金になります。性能向上に資する改修工事や耐震診断、耐震改修など目的に応じた改修工事に補助されます。

補助対象外となる工事もありますので、詳細は下記の大阪市のHPをご確認ください。
https://www.city.osaka.lg.jp/toshiseibi/page/0000470652.html#4

地域活性化

地域まちづくり活用型

こちらの補助金では、主に住宅として活用するのではなく、子ども食堂や高齢者サロンなど地域の住民が気軽に活用でき、地域まちづくりを活性化するために空き家を活用する際の改修補助金になります。

それぞれ自治体が補助金を出してまで支援するということは、自治体の意図を汲み取る必要があります。
今後、中長期的に持続可能な施設をつくることで地域の人々の交流が増え、地域の魅力を高めるための補助金となっております。

但し、地域まちづくり型の補助金は非営利団体が空き家改修をする際に補助されるので、個人の方や事業者の方は対象外となってしまいます。

主な補助要件

  • 市内にある平成12年5月31日以前に建築された住宅(戸建又は長屋建)であること

  • 不動産市場に賃貸用又は売却用として流通しておらず、3か月以上空家であること

  • 改修により一定の耐震性能を確保すること、又は耐震性能を有すること

  • 利活用事例として、大阪市が情報発信することに了承できること

  • 売却を前提としたものでないこと
    ※上記のほかにも要件がございますので、詳しくは大阪市の窓口までご相談ください。

これらは、空き家の利活用を促進するための補助なので、売却しないことを前提としており、持続的に空き家を活用することが必要となります。

改修補助金の概要

大阪市空家利活用改修補助事業のご案内

まとめ

今回は、大阪市で支援している補助金を2つご紹介しましたが、地域まちづくり型は非営利団体に限られてしまいますので、個人の方で空き家所有されている方は、補助金活用をご検討してみてはいかがでしょうか。

改修の内容によって、それぞれ補助が出る可能性がありますので、大幅に費用を抑えて空き家再生ができるかもしれません。
既に持ち家がある方でも賃貸住宅として貸し出すこともできるので、改修工事に要した費用を早期に回収できるかもしれません。

当社に関して

トマルバにて京町家や古民家などの空き家活用とエリア再生の事業を行っておりますので、空き家を住宅や店舗、ゲストハウスなどに活用する際には、是非、一度、下記からご連絡頂ければ幸いです。

https://tomaruba.me/contact-us.html



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