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【今週の空き家のすすめVo.5】空き家を活用することのメリットとは?

こんにちは、トマルバの河村です。

前回、財産相続した空き家オーナーのお悩みについてお話しましたが、空き家は放置することで倒壊リスクや近隣トラブルなどの問題に繋がります。また、明らかに誰も管理されていない様子だと放火の対象となるようなリスクも高くなりますので、空き家オーナーさんには空き家を活用する方法を検討して頂きたいです。

今回は、そんな空き家問題を解決するべく空き家を活用するメリットをご紹介いたします。

空き家を活用するメリット

1.不動産としての資産価値を維持できる

建物は、人が住まなくなり人の出入りが全くなくなると急速に老朽化が進んでしまいます。換気が行われていない建物は内部に湿気がこもり害虫やカビが発生します。
また、雨漏りがしている状態を放置してしまうと柱や梁などを傷め、空き家活用ができなくなってしまうかもしれません。

具体的な活用プランがなくても、今後少しでも空き家を活用したいなと思っている場合は、定期的に現地へ通って、通気・換気・設備のメンテナンスを行うことで、建物の老朽化を遅らせることができます。

また、老朽化した空き家を売却する場合は、「古屋つき土地」として売りに出され、建物にはほとんど値がつかず土地として販売されることになります。
そのため、空き家を活用するためにも定期的に修繕を行い、管理することで、空き家の資産価値を維持しつづけることが可能です。

しかし、空き家オーナーの多くは財産相続で空き家を所有することになったのではないでしょうか。遠方に空き家を所有している場合だと、定期的に現地へ通って手入れすることは難しいかと思います。
そのような手間をなくすためにも空き家を有効活用して運用することをおすすめします。

2.収益不動産として家賃収入が得られる

所有している空き家が住宅街で一般的な住宅地である場合は、居住用賃貸やシェアハウスなどの住居用の建物として改修し、駅近で人通りが多い場所は店舗用の建物として貸し出すことで家賃収入を得ることができます。

入居者やテナントに貸し出すためには、ここに住みたい、借りたいと思われるような建物に再生させなければなりませんが、初期に改修をしてしまえば、固定資産税や管理費などのコストを家賃で賄うことができます。
また、一度入居してもらえれば、現地に通って管理する必要がないため、空き家オーナーさんの負担もなくなるのではないでしょうか。

空き家の活用方法

ゲストハウス

現在は、新型コロナウイルスにより、人の移動が規制され旅行者が少なくなっておりますが、コロナウイルスの感染拡大前では、収益性が高い空き家の活用方法として多くの空き家がゲストハウスとしてリノベーションされ、運用されてきました。
自分で運用することも可能ですが、集客からお客様対応、清掃のことを考えるとプロの専門家に委託した方がいいでしょう。

メリット
・集客ができれば、居住用賃貸やシェアハウスよりも収入が多く得られる。

デメリット
・毎月固定の金額の家賃を得られるわけではないので、収入が安定しない。
直近だと新型コロナウイルスの影響で旅行者が減少しているため、収入が得られないケースもある。

職住一体型賃貸

近年では、コロナウイルスの影響により働き方の多様性が急速に広がっております。多くの人が自宅で仕事をすることが増えたのではないでしょうか。
ただ、これまでは家で仕事をすることを想定した間取りを選んで家を借りたり、購入している人は少ないかと思います。
リモートワークが広がりつつあるので、自宅でも仕事できる環境を整えたいと思っている方に空き家を活用して、職住一体の住まいが実現できる賃貸として貸し出してみてはいかがでしょうか。

メリット
・一度入居者が決まると固定の家賃収入が得られ、安定した収入源となる。

デメリット
・シェアハウスやゲストハウスに比べると収入は少ない。

他にもカフェや飲食店、レンタルスペースなどの活用もできますが、物件の場所や広さによって活用できる用途が異なりますので、プロに空き家の活用プランの提案をしてもらいましょう。

まとめ

空き家をなにもせず放置をしてしまうと急速に老朽化が進み、維持コストや近隣トラブル、放火魔による火災のリスクなどが発生します。
少し手間がかかりますが、空き家を適切に活用することで収益物件として利益を生み出すこともできますので、一度専門家の方に相談してみてはいかがでしょうか。

当社に関して

トマルバにて京町家や古民家などの空き家活用とエリア再生の事業を行っておりますので、空き家を住宅や店舗、ゲストハウスなどに活用する際には、是非、一度、下記からお気軽にご連絡頂ければ幸いです。

https://tomaruba.me/contact-us.html



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