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【前半】〜大企業からベンチャーへ〜僕のために京都から福岡まで飛んで来てくれた社長の熱意

トマルバのパートナー紹介
入社1年目ながら数多くのプロジェクトを動かす矢野陽祐さんから、トマルバや京都、町家の魅力を紹介してもらいます。

東京のインターン時代

--代表の芦野とは東京で知り合ったんですよね?きっかけは何だったんですか?

僕は福岡県出身で大学から東京へ行きました。大学4年の時に就職活動をしながらインターンを経験しようと興味のあるインテリアや内装関係のインターン先を探している中、Wantedlyで見たトマルバのページに目が留まったんです。
東京での募集のキャッチフレーズが「家具好き集まれ!」と記載されており僕自身が大学生の頃から自分の部屋をDIYしたりしながら空間を創る事が、大好きでそういう仕事に携わってみたいと思っていてどんな仕事だろう?と思い早速コンタクトを取りました。
その当時、トマルバはオフィスがなかったみたいで喫茶店で面談しましょう!と芦野から言われまして。。。本当にこの会社大丈夫なのかなと一瞬思いました(笑)
芦野からトマルバという会社で実現したい事を聞いたりしているうちにこの会社で学生でも手伝える事があるなら是非、一緒に仕事をしたいと思ったのですが、BARのアルバイトが時給が良かったので、芦野にBARのアルバイトも検討していると伝えたところ、「BARのアルバイトで得れる事も沢山あるけどトマルバで得る事の方が絶対に多いと思うから取り敢えず本当にインテリアが好きなら3ヶ月間うちで働いた方がいい。3ヶ月後、やっぱりBARのアルバイトしたいならうちを辞めて働いてみれば?それでもBARのアルバイトは遅くないよね?でもトマルバで得れる経験は今しか出来ないから」と言われて即インターンとして入社しました。
入社後はひたすら週5物件程度、家具を揃えてコーディネートをする仕事を楽しんでやっていましたね。
結局、3ヶ月という期間ではなくいつのまにか卒業までトマルバにいました(笑)
凄い僕の中で芦野とあの時働いていて思い出があって....芦野と一緒に横浜のIKEAに開店から閉店までひたすらカートに家具/備品を入れていたんですけど会計が100万とか200万とかの量なので、レジの精算&梱包だけで1〜2時間とか掛かるんですよ。
そうなるとお店はとっくに閉店時間なのですが、レジ精算が終わらない、終わるのが閉店1時間後とかで....やっと終わったと思ったら横浜〜東京までの終電がなくなってしまい(泣)
二人で途方にくれたのですが、芦野がたぶん気をつかって「やのっち疲れたやろ?焼き肉でも食べて元気だそう」と言われて焼き肉屋に入ったのですが、2切れくらい食べたらいきなり芦野が寝落ちしまして....(泣)当たり前ですよね。あの当時、芦野は休みなく毎日18時間以上働いていたので、そりゃ疲れるなと。社長って大変なんだなと芦野が寝落ちしている目の前で一人で焼き肉食べながら思いました(笑)

トマルバから同期が300人の大企業へ

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--楽しんでインターンをしていて、そのままトマルバに就職は考えなかったんですか?

トマルバのインターンとして働きながら大学4年の時にインテリア小売業大手でのインターンが決まりまして、同時並行でインターンをしていたのですが、インテリア関連の仕事を中長期的に考えると材料調達〜販売まで一気通貫で行っている大手だと将来的に幅広いことにチャレンジできるのかなと思いトマルバの仕事も大好きだったのですが、前職に就職を決めました。
芦野に就職の相談はしていたので「やのっちはベンチャー気質の会社が合うからトマルバ以外なら◯◯◯とか◯◯◯とかどう?いいと思うよ」と言われていたのですが、前職は真反対の大企業でした。「前職に就職決まりました」と伝えた時は、「やのっちが自分自身で決めた事なんだからトマルバで働いた経験を活かして前職で同期の誰よりも早く一番になれよ!やのっちが成長して何年後か分からないけどその時トマルバがやのっちから見て凄い会社になっているように俺も頑張るから。またもし一緒に働きたいと思ったら連絡してよ!」と言われて...なんか嬉しかったですね!そう言ってくれて。

--実際インテリア小売業大手に就職されてどうでしたか?

同期の新卒入社が300人ほどいる大所帯でした。まずは全員が店舗に配属されるので、僕も地元福岡の店舗勤務になりました。マニュアルや業務を覚え、定時で業務を終了する毎日、もちろん週2日の休日もきちんとある。規則正しい生活でしたが、僕には時間が有り余って仕方がなかったので、自分を高めるために帰宅後は自己啓発本を読み漁る毎日を送っていました。
自分の時間がたくさんあるので、トマルバでの経験から自宅でairbnbを通してシェアハウスもしていましたね。

--そんな中でトマルバに戻るきっかけがあったんですか?

入社して1年が経って、前職では入社後10年は店舗勤務が基本なので「自分がやりたい業務に従事するにはまだまだ先が遠いな」「このままでいいのか?」と悩み始めた頃、大阪で研修があり、芦野に連絡したんですよ。そしたら僕がインターンの時に関わっていた東京のホテル事業を売却して新しく京都で古民家に特化したホテル事業を初めていると聞いて、事業内容を聞くと芦野と東京でやっていた時によく芦野が下記を形にしたホテルをやりたいと言っていまして、それが京都のモデルは見事に解決していて色々朝まで深く事業内容を聞いたんですよ。そしたら昔と変わらず熱量が凄くて(笑)「俺は京都で3年以内に町家ホテルで天下獲るんだ!」とか京都でまだ数件しか運営してないのにもう言ってる事がめちゃくちゃなんですよ(笑)

1.建物自体に付加価値がある
2.建物全体をリノベーションして快適な空間を創る
3.地域活性化

そして実際どんな感じでやっているのか知りたく休みを利用して京都に足を運んでちょうど解体中の町家を見せてもらった時に、純粋に「面白そうだな」と感じました。実は大学時代に京都へ旅行に来た時に、町家を活用した宿泊施設に泊まったことがあったので、その時もこの活用は面白いな、と思ってはいたんです。
それから半年ほどそのまま前職にはいましたが、どこかでムズムズする違和感を感じながらだったので「これでいいのか?」「あと9年これが続くのか...」というモヤモヤした思いがさらに膨らんでいた時に、芦野にFacebookで「僕の席ありますか?」と聞いてみたんですよ、そしたらすぐ芦野から返信が来まして「明日、福岡に会いに行くから話そう」と言われて(笑)
芦野が予約したお寿司屋さんに着いて席に座った瞬間に何をトマルバで実現してほしいのか、どういう期待をしているか?給与など色々提示して頂いて最後に「本気でもう1回一緒に働いてくれるなら今すぐ決断してほしい。俺は一緒に働きたい」と言われてその週終わりに前職の退職の意思を伝えました(笑)
元々興味のある「町家」「内装」「インテリアコーディネート」に加えて「ベンチャーだから即戦力としてなんでもやらせてもらえる」という環境は、若いうちにアクションを起こしたいと思っていた自分にぴったりだと感じたので、決心してからの行動は早かったですね。

--大企業を退職して初めての京都、かつベンチャーへ転職。ご家族や周りの人々はどんな反応でしたか?

家族や友人、前職の上司にも自分がこれから京都で何をしたいか、をしっかり伝えたことで皆に理解して応援してもらえました。
生活面では給料がめちゃくちゃ下がりましたけどね(笑)でも、それに勝る多くの経験を得られる道を選んだので、一年経った今でもあの時いい選択をしたと胸を張って言えます。

後半へ続く

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