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【前半】真の京都を知ってもらいたい!京都の魅力を沢山のお客様に伝えて得るやりがいと喜び

トマルバのパートナー紹介
2019年11月にオープンした宿ルKYOTO 抹茶ノ宿の朱聖雯さんにお話を伺います。

台湾から日本の古都・京都へ

--日本語が上手な朱さんですが、京都に来るきっかけを教えてください。

私は台湾の台北出身で、大学を卒業してから台湾の貿易会社に1年半ほど勤めてその後京都に来ました。
社会人になって旅行で初めて日本に来たのが初めての京都でした。その頃は日本語は全くわからず、まさか自分が数年後に住むなんて思っていませんでしたが、その旅行で京都という街が大好きになったんです。
当時は社会人として働いていましたが、もっと海外で新しい経験したい、新しい言語を学びたいという思いも強く、仕事をやめて留学することにしたんです。

私は台湾の大学でフランス語を専攻していて、1年間フランス北部にある街に留学もしていました。
大学卒業後にフランスに行くことも考えて悩みもしました。でも京都の方が新しい挑戦ができると思ったんです。フランスと京都は街も歴史的な文化を守り続けているところも似ているので、それもあって京都に惹かれたのかもしれませんね。
ちなみに今でもフランス語は活躍していますよ。フランスのお客様がいらっしゃるときにフランス語で話すと、母国語で話せる安心感を感じてくださるので積極的に使うようにはしています。やはり喜んでくださいますね。

今年で京都は3年目なのですが、京都へ来た当初は、母国語の台湾語と中国語、英語、フランス語と、日本語の「あいうえお」しかわからない状態で、京都に飛び込んだんです。1年間京都市内にある日本語学校に通いアルバイトもせず、頑張って日本語の勉強をしました。
在学中は国内旅行で沖縄、東京など面白い街にも行きましたが、やっぱり京都が一番好きだなと感じて、学校の卒業後もこれからも京都で暮らしたいと就職活動を始めました。

--なぜホスピタリティ業に就こうと思ったんですか?

京都は町家が多く点在し大きな古い建物もたくさん残る文化的な街で、時間もゆったり流れています。自分が育った台湾が高さの高い大きなビルが多いとかいなので、そのギャップが新鮮で自分には合っているんでしょうね。そして盆地で自然も多いので、周囲の山の四季の変化を見るのがとても気持ち良いんです。

そんな大好きな京都をもっと多くの方に知ってもらいたい。
自分の強みは「言語」。その強みを活かして世界中に京都の良さを発信できるのは何?と考えた時に、来京の皆さんに直に接することの多いサービス業に従事するのが一番いいと考えたんです。

--トマルバに入る経緯と決め手は何だったんですか?

就職サイトで京都市内のサービス業を探している時に、トマルバの募集を見つけました。トマルバは町家に特化した宿泊施設を運営しているので、だからこそ京都の歴史や文化を交えてお客様にアピールしやすいとまず興味が湧いて、まず会社のHPをじっくり見ました。単純に町家の宿を運営しているというわけではなく、ブランドとしてもイメージがしっかり確立されているところに惹かれて応募しました。

京都で初めての仕事だったので不安もあった中、安心感を得られたのがトマルバでした。他にもホテルや旅館なども受けたんですが、トマルバは面接のときに芦野さんが「トマルバは立場に関係なくフラットだから、何か考えがあったらどんどん言って欲しい」と言われたことが特に心に残り、これは思っていた日本の会社のイメージと違うと、チーム・仲間の意識を大切にする会社なんだと感じてトマルバにと決めました。
京都に来る前にインターネットで色々と調べていて、もちろん日本の社会や働き方も調べていたので、日本の会社は厳しい、堅いというイメージを持っていたので、日本で働くことが実は怖かったんです。そんな恐怖心や不安を拭ってくれた芦野さんの言葉は、実際入社してからもその言葉の通りで、自分が思ったこと感じていることに皆さんが耳を傾けてくれる、そこがトマルバの良さだと思います。

トマルバは何でも自分で調べてやり方や道を見つけ、そして自ら行動することが基本です。わからないこともたくさんあるので大変ではありますが、逆に成長がとても早いと実感できるので、自分にとってはとてもいい働く環境だと感じています。

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宿ルKYOTOで実際働いてみて!

--宿ルKYOTOで嬉しかったエピソードを教えてください。

お客様に宿と私たちのサービスを気に入ってもらえて、予約サイト経由ではない直接の連絡先をもらい「今度も京都に来るときは宿ルの宿に泊まりますね」と言われることは、本当に嬉しく思います。

昨年秋から担当している抹茶ノ宿では「ここは自宅のようにゆっくり過ごせるので、本当に心地良い」とお褒めの言葉をいただくこともあるのですが、ご自身の家のようにリラックス出来るというのは最上級の褒め言葉ですね。抹茶ノ宿は常にスタッフもいますので、例えばお茶もお抹茶も飲みたいと思う時にいつでも飲めますし、外で購入された果物も切って差し上げてお部屋まで届けます、そんなさりげないけれど行き届いたサービスも居心地が良いとおっしゃっていただきます。

--逆に困ったことはありましたか?

海外のお客様の多くは「日本のおもてなし文化」を期待しております。お客様のご要望にできる限りはお応えしようとしても100%はできない場合もあり悔しい瞬間があります。
だからこそお応えできないサービス以上に感動いただけるサービスを提供していきたいと常日頃思っています。

後半へ続く

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