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【朝読書】「空気」が支配する仕組み

今日も、著者:鈴木博毅さんが書かれた"「超」入門空気の研究"を読んでいます。

空気の研究

今日は、「空気」ってどんな仕組みで支配するのかについて、紹介されていた中で私がなるほどと思ったことや、私なりの意見や感想を述べていきます。

文化的な感情による特別に感じるものは違う

みなさんは、人骨についてどのように感じますか?

もし、人骨を運ぶ仕事をしてくださいと言われれば、どう思いますか?

これは実際に実験的にした例を本では紹介しています。

ある日本人に毎日、人骨を運ぶようにお願いしたところ、その日本人は仕事を重ねていくうちに、体調を崩してしまいました。

一方で、ユダヤ人に同じ仕事をお願いしても、全く平気でした。

日本人なら少なくとも人骨に何か特別なものを感じることが多いのではないでしょうか。

私も少なからず思うことがあります。

例えば、これが石コロを大切にする文化の人とそうでない人がいれば、石コロを大切にする文化の人は、その「空気」に支配されてしまうことになります。

私は、この「空気」に支配されないためにも様々な文化を知ることで自分が何を特別視しているかがわかると思いました。

文化を知るって大切ですね!

A=Bであるという前提を勝手に作り、絶対化させる

「絶対化」させるということは、他の可能性を考えさせないということです。

例えば、過去に起きた公害問題でも、

公害=絶対悪

という空気によって支配されていました。

しかし、ここで必要のは、それ以外の可能性です。

公害=悪にならないレベルまで低減させる

などの他の可能性を考えることです。

2021年7月26日にこの記事は書いていますが、現在のとある感染症の騒動を見れば同じような「空気」に支配されているのが分かります。

ここで、大切なのは、

感染症=絶対悪=ゼロにしなければならない

ではなく

感染症=どうやって低減させて、うまく付き合っていくにはどうするべきか

を考えることが必要です。

他の可能性について全く言えない昨今の状況はあまりにも異常で、「空気」に支配されているのではないでしょうか。

新しい「何か」によって支配される

人は偶像=「何か」を作りだし、それに支配される場合があると本では言っています。

これは、その偶像に対して感情移入させてしまいます。

例えば、宇宙人といういるかわからないようなものを作り、あたかもいるような「空気」にしてしまい、支配することです。

これも怖いですね。

このように空気というものがどのように支配されるかの仕組みを知ることで「空気」に支配されることを防ぐことができます。

みなさんも「空気」に支配されていないか、確認してみてください。

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