「宇宙」って書いて「そら」って読む

青春しゃくまんえん

久しぶりに見返した名作。「宇宙（そら）よりも遠い場所」。
見終わって感慨にふけり、気がついたらnoteを書いてました。笑
まだ見たことない方、Amazon Primeで見れるので是非ご視聴を。

このアニメの内容は「4人の女子高生が南極を目指す」という青春物語で、南極を目指し、南極での生活を経て4人の女子高生が成長していきます。
多分これで4回目くらいです。笑
なぜ南極を目指すのかは、物語の核心でもあるので、是非見て知って頂きたいです。

●今から大きな何かに／誰もやったことないことに取り組む人
●青春を感じたい人
●「それは無理だろ」と周りに言われてモヤモヤしている人
なども見ると凄いハマると思います。

ちょっと話は変わって、自分は「けいおん！」も好きなのですが、僕がここまでこのアニメにはまった一つの要因は
キマリ＝ゆい
報瀬（しらせ）＝みお
日向（ひなた）＝りつ
結月（ゆづき）＝あずさ
という風に見えたからなのかなと。これがはまった要因だったのかも。
これ結構共感してもらえると思うんだけどな。。。

各話で色々な感動シーンがあって全部大好きなのですが、「6話」と「11話」は本当にけいおん！のみおとりつの関係性が報瀬と日向で重なった。
※ここからはネタバレ入ります。

6話では、南極に向かうために寄ったシンガポールで日向がパスポートを無くし、それを3人に言わず、ずっと隠しています。皆に気を使わせたくなかったから。
途中でバレて、パスポートを再発行のために、オーストラリアに向かう便を遅らせようとキマリと結月が提案するが、
「到着に間に合わないのでは」と心配する報瀬。（彼女にとって、南極に行くのは絶対的なゴール）そういった雰囲気になるのが嫌で皆に言い出せず「先にいけよ、後から行くから」といって強引に話を終わらせる日向。

後日、日向に黙って勝手にチケットを変えにいくが、チケットは変えられず。報瀬はそこで自分が南極に行くために溜めていた100万円を出して
「Please Change four person！」と受け付け言います。
日向が「気を使うな」と言ったのに対して、報瀬が出した答えが「先にいけと言われて先にいく白状者にはなりたくない、4人で行くのこの4人で、それが最優先だから！」という答え。

このシーンは本当にゾクゾクした。
最初は一人で南極に行くのが目的だった報瀬の目的が「仲間の存在」によって変わってきてることを象徴した回でした。
さらにさらに、この後の落ちが個人的に良かったです。笑

11話では南極にいる日向の過去が明らかになります。
詳しくは是非見て欲しいのですが…
日向と日向の元同級生たちが、日本と南極のネット中継を通して再開を果たします。その同級生を見て、明らかに同様する日向。
日向の動揺にいち早く気付いて心配する報瀬。

日向はその同級生の「イジメ」というか「裏切り」が原因となって高校を中退していました。その話を聞いて誰よりも日向のことを考える報瀬。
報瀬は自分なりに日向のその時の気持ちを考えて、日向と向き合います。

日向の今の気持ちを聴き、それでもモヤモヤする報瀬。
時はお正月で、日本と南極のネット中継が行われようとしてました。
そこにはまた、日向の元同級生が「日向の友達」として、日本の中継に参加してました。日向が報瀬にポロっと言います。

「許したらさ、楽になると思うか？」

「許したい？」

「それで私が楽になるならな〜、けどそれでほっとしているあいつらの顔を想像すると腹は立つな。」

「ざけんな？」

「だな。。ちっちゃいな私も。」

それを聴いて報瀬が日向の高校の元同級生に「ちょっといいですか？」と何かを言い放たとうとしますが、言葉が出ない…

そんな時、キマリがスタートを切ってくれます。

「日向ちゃんは今、私達とさいっこーうに楽しくて、そこにいたら出来ないような、超充実した旅をしてるの！」

このキマリの後押しがあって、報瀬の口からも言葉が出ます。

「日向はとっくに前を向いて、もうとっくに踏み出しているから」
「あなたたちはそのままモヤモヤした気持ちを引きずって生きていきなよ」
「私の友達を傷つけた代償だよ」
「いまさら何よ、ざけんなよ」

あ、やばい、と思って普通に泣いてました。このときの挿入歌も完璧。
最後4人でドラムカンを除夜の鐘に見立てて煩悩（過去の嫌な思い出）をぶっとばそうとするシーンも完璧で、「最高やん･･･」と。

けいおんで好きなキャラはりつとみおだったのですが、日向と報瀬が似てるからこそここまで感情移入してしまったのかなと思います。
もちろん13話全てにいいシーンがあって、書くと止まらなくなるのでここまでで。まだこのアニメを見てない方、けいおん！が好きな方は是非、見て頂きたい。

はぁ、幸せな気持ちになった。引き続き頑張ろう。