見出し画像

完成品シノビガミシナリオ「黒紅色の宝玉」

《目次》
・シナリオ概要
・導入
・マスターシーン
・クライマックス
・プライズ情報
・ハンドアウト
・印刷用使命表
・背景

《シナリオ概要》
タイプ:現代編 対立型
人数:4    リミット:4
新規PC推奨   指定/推奨流派あり
________________________________
《導入》
 妖魔の活性化を呼び起こし、果てにはシノビガミの復活の引き金になりかねないと言われる『黒紅色の宝玉』。在るだけで周囲に影響を及ぼす危険なそれは、どこかの一族が代々封印し続けているという。
 シノビの世界でも極秘に扱われるそれは詳細を知るものが滅多にいない。御伽話とも思われたその宝玉は思わぬところで現実のものだったと知れ渡ることになる。
「『黒紅色の宝玉』が盗まれた」との噂が広がったのである。噂は噂。だが火のないところに煙は立たぬ。近頃、関東全域で妖魔が異常な活性化を見せていることはシノビなら誰もが知っているだろう。
 はじめは『黒紅色の宝玉』の関与を否定していた六大流派だったが、
妖魔の瘴気に充てられた一般人が新型の流行病だと騒ぎはじめたことでを重い腰をあげた。瞬く間に盗まれたことが事実で在ると断定され、流派ごとの対応が始まったのである。

PCはそれぞれの流派から『黒紅色の宝玉』について
【使命】の内容の任務を言い渡された。
_______________________________
《マスターシーン》
タイミング:2サイクル目おわり
全身の毛が逆立つような感覚に襲われる。
身構える貴方たちの前にどこからともなく
妖魔が現れる。応戦するうちに貴方達は自然と1箇所にあつまる。
地響きが起こり、先ほどとは明らかに力量が大きい妖魔が出現した。
全員強制参加、周囲は地響きに混乱する一般人が騒いでいる。
・戦場:雑踏(常にファンブル値が1上昇する)
・戦闘終了条件:妖魔が霧散した次のラウンド
・特殊ルール:妖魔の生命点がPCによって合計2点減少すると妖魔は
自爆し、間合2以内のキャラクターに射撃戦1点、

エネミー:凶暴化妖魔:分類不明
生命点8点(『黒紅色の宝玉』の効果で+2されている)
拷問術、怪力、異形化、結界術、呪術
魔伏 攻 間0 コ1 結界術 間合内全員に接近戦1点
流星群 攻 間3 コ1 召喚術 間合内全員(自分込み)に射撃戦1点
『黒紅色の宝玉』の効果で常に戦闘判定に+1の修正
_____________________________
《クライマックス》
貴方達は目的をもって街中を歩く。
突如として低級妖魔が現れ、貴方達に襲いかかる。
何を思ったか貴方達は誰からというわけでもなく戦闘をしながら1箇所にあつまった。
この前とは違い、全員が共通して敵と思うべき妖魔は居ない。
しかし、貴方達には戦う理由があるはずだ。全員がお互いの静かな殺意に気づいている。少し遠くで妖魔の断末魔が鳴り響いたのを合図に貴方達は刃を交える。
◇戦場:平地
◇戦闘終了条件:全員に戦闘の意思が無くなること

______________________________
《プライズ情報》
◇『黒紅色の宝玉』
【秘密】
この情報は秘密獲得判定の成功か、所持者は自動的にこの情報を取得する。
シノビガミ復活に関する力があるとも言われているが、
このプライズは所持者と辺り一体に居る妖魔の力を高めるものだ。
【効果】
このプライズの秘密を知っているキャラクター全員が効果対象。
・妖魔が行う戦闘での判定に+1の修正、追加生命点+2点
・所持者に追加生命点+1点 1度の戦闘に1度だけ+1の修正
・隠忍の血統が行う判定を1度の戦闘に1度だけ+1の修正
このプライズは持ち主と対象の同意があり、持ち主の生命点が1点でもあればクライマックスフェイズとエンディングの間に1度だけ受け渡しが可能である

◇『異妖の外殻』
【秘密】
このプライズの存在を知ると秘密獲得の判定ができるようになる。所持者は自動的にこの情報を取得する。
討伐された妖魔の外殻から作られた鎧。外見は一般市民に紛れ込めるような衣服になっており、装備(所持)している者は妖魔の力を得る。
【効果】
・妖術の特技を指定されて行う代用判定に+1の判定
・なにかしらの効果で隠忍の血統を指定するときにその対象になる
_____________________________
《ハンドアウト》
◇PL1 指定流派:鞍馬神流
【使命】
プライズ『黒紅色の宝玉』の情報を集める
【秘密】
貴方は鞍馬神流の上司にプライズ『黒紅色の宝玉』を封印するために持ち帰ることを命じられている。
今回の任務に就くにあたって上司からプライズ『異妖の外殻』の持ち出し、使用を許可された。
貴方は『異妖の外殻』を所持している。
貴方の【本当の使命】は
鞍馬神流のプライズ管理専門集団に届けるために『黒紅色の宝玉』を所持してエンディングを迎えることだ。

◇PL2 指定流派:斜歯忍軍
【使命】
プライズ『黒紅色の宝玉』の情報を集める
【秘密】
貴方は斜歯忍軍の上司にプライズ『黒紅色の宝玉』を研究のために持ち帰ることを命じられ、盗み、所持している。
しかし追っ手から身を隠すうちに、宝玉が盗まれたことが広まってしまった。
貴方の【本当の使命】は
斜歯忍軍の研究施設に届けるために『黒紅色の宝玉』を所持した状態でエンディングを迎えることだ。

◇PL3 推奨流派:ハグレモノ
【使命】
プライズ『黒紅色の宝玉』を盗んだ人物を探す
【秘密】
貴方はプライズ『黒紅色の宝玉』を封印する一族だ。しかし近頃その封印の維持が困難になっている。
以前から持ちかけられていた鞍馬神流への譲渡のために封印を解いた隙に何者かに奪われてしまった。
貴方の【本当の使命】は
自分が生存した状態で鞍馬神流のPCが『黒紅色の宝玉』を所持してエンディングを迎えることだ。

◇PL4 指定流派:隠忍の血統
【使命】
プライズ『黒紅色の宝玉』を盗んだ人物を探す
【秘密】
貴方は過去に大切な人を失っている。それは斜歯忍軍が行った妖魔の凶暴化実験の失敗が原因だと知っており、斜歯忍軍を強く恨んでいる。
貴方はプライズ『黒紅色の宝玉』は下手に扱うと辺り一体の妖魔が凶暴になって暴走し、周囲が壊滅的な被害を受けることを知っている。
貴方の【本当の使命】は
自分が生存した状態で斜歯忍軍のPCが『黒紅色の宝玉』を所持してエンディングを迎えることだ

_______________________________
《背景》
このシナリオのストーリーです。
時系列を追って解説
[過去]
・斜歯忍軍がPC4の住んでいた場所の付近で『黒紅色の宝玉を真似た球体』の実験
・実験は失敗、妖魔や隠忍の血統の者が凶暴化し、PC4の大切な人が亡くなる
・『黒紅色の宝玉を真似た球体』が暴走したことに共鳴?してか本物の『黒紅色の宝玉』の封印が弱まる。
・この失敗した実験をPC4は調べ続け、『黒紅色の宝玉』が関係していること、『黒紅色の宝玉』の危険性を知る。
・PC3の一族の元に鞍馬神流の密蔵番が訪れ、封印の弱まった『黒紅色の宝玉』を任せるように要求、譲渡の提案。
[現在]
・PC3が鞍馬神流に渡すために『黒紅色の宝玉』の封印を解く
・PC2が『黒紅色の宝玉』を盗み出す
・PC3が鞍馬神流に連絡。秘密裏の回収を試みるが失敗、
・〜障気による一般人への被害発生〜
・PC達に依頼が来る。鞍馬神流は早期から『黒紅色の宝玉』の関与を知っていたため、『異妖の外殻』をPC1に持たせた。
・PC4は『黒紅色の宝玉』が関わっていることと斜歯忍軍も動いていることから復讐を企てる。

以上です。斜歯のやらかしが全ての原因となっています。


ここまで読んでくれてありがとうございます!
このシナリオはシノビガミ歴2回のド初心者が作ったものです。
まだまだ拙い箇所があると思われます。ご指摘などいただけると泣いて喜びます。
プレイしたよ!なんて報告があったり、ここバランス変だよ!とか間違えてるよ!ってあったら教えていただけたら幸いです。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?