見出し画像

心は傷つけられるもの??

今日はヨーガ的な人間観に基づく、”心”の
お話。

誰もが人から、

「あなた、ほんっとブサイクで、最低で、
アホでバカで、ちんちくりんで、
どうしようもないヤツね!!!!!」

なんてことを言われると、

『ひどい!!!私の心は(その言葉によって)傷つけられた!!!』

と、なることはよくあることだと思います。

(ここまで言われることはそんなにないですかね・・・^^;)

しかしですね、ヨーガでは「全ての主導権は
私が握っている」
という主体性を基に
様々な状況を観察、分析していきます。

この場合ですと、『心が傷つけられた』というのは受動的で、相手に主導権を握られている
状態
となりますよね。

だから、「傷つけたのは相手で、私は傷つけられた」となります。

たま~に、でしたら、こんな言われ方も面白いと思いますが、
(あとから、結構ネタになりますよ。)、
毎回、相手の言葉に反応して一喜一憂していると、結構疲れるのではないかと思います。

できればそこで浪費するエネルギーを、
自分の本当にやりたいことに使っていただきたいと私は思っています。


そこで、ヨーガの出番です♪

ヨーガではこれを一旦、「自分でやったこと」にしてみます。
まずは主導権を取り返しましょう!

「人から悪口を言われて、(私の)ハートを傷つけたのは、わ・た・し」

ということですね。
(自虐とは違いますからね^^;)


え??これ、どういうことでしょうかね?


例えば、もしあなたが、

フィンランドのある地方で話されている
カレリア語で、笑顔で悪口を言われたとしたら、どうでしょう。

おそらく、言葉の意味が理解できないけど、
笑顔だし、挨拶されているのかな?と勘違いして、いい気分がするのではないでしょうか。

じゃ、もうちょっと、メジャーなドイツ語とかではいかがですか?

それでもわからない?

じゃ、英語で「マザー○☓☓・!!△」とか叫ばれると

あ、これ、なんか文句言われている???

と、薄々、気付くでしょうか??

はい、勘の良いみなさまなら、もうお気づきかと思います。

私達は、自分の理解できない言葉で言われたら、心が傷つくことはないわけですね。

もしかしたら、内容はもっとえげつな~いことを言われていたとしてもです。

私達は「ブサイク!」という言葉の意味を知っているから
そのイメージを自分に当てはめて自分で自分の心を傷つけています。

「バカ!」の意味がわかり、そのイメージがあるから、
それを自分に当てはめて、勝手に傷ついております。

自分で「アホ!!」の・・・もう良いですかね^^;

ですから、嫌なことを思い出して、いちいちそれにむかむかするのも、
自分で自分に「私はブサイクだ!バカだ!あほ!だ!!!」って、
ずーーーーーーーーっと言い続けているようなものですね。

なので、そういうことは思い出さずに、
さっさと意識を切り替えるのが大切です。

で、ヨーガが優れているな~と思うのは、意識の切り替え方の練習を
アーサナ(体操)でみなさん、いつもしているじゃないですか~
^^
(ヨガ未経験の方は、今度ぜひお試しくださいね~)

特に!ヨーガ療法のアーサナは形ではなくて、本人の肉体や呼吸の状態に意識を向ける練習を主にしています(他にも色々効果はありますが)。

『力を入れているときの腕の感覚はどうですか?』

『いま、使ったあとの変化はどうですか?』

そうして、今、自分が集中した場所に意識をつなぎとめる練習ですね。

そのうち、誰かの放った言葉はふわふわとどこかへ消えていきますよ。
言葉は実態がなく、自分がこだわっているから存在するだけのものですから。

まずは「自分がそう受け止めているんだ」と気付いたら、それを噛みしめずに、一旦離れてみましょう^^

なれてくると、相手の言葉を受けとらないどころか、褒め言葉に変換しちゃったりね。いろいろと余裕が出てきますからね。


”言葉”は私がその意味を決めているだけ。


とは言え、コミュニケーションの道具ですから、
上手に使いたいものですね。

どうせなら、相手を喜ばせる言葉を沢山使いたいな~と思います。
ということで、今日は、本当は!「私は誰にも傷つけられない♪」というお話でした。

では!良き節分を~(どんな挨拶だ。(笑))




この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?