柔らかい、柔らかくが好きだということに気が付いたお話。

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今回は、頭が固い、身体も硬い、いろんなことに偏ってしまっていると自覚している、そんな自分が気が付いた、そう、今さっきの出来事。目から鱗だった自分にとっては本当世紀の大発見みたいな感じのお話。

先に書いた通り、自分て頭が固いんですよ。そう、なんかこういろんなことを真面目に、真剣に考えたり試行錯誤することが好きで。以前から何度も書いてるんですけど、真面目って正直良い意味だけではないと思っていて。融通が利かないとか、変化出来ないとか、ちょっとこう、なんだろうな、そういう状態である方がいい場合もあるんだけど、ずっとそれでは良くないよねっていうものだと自分は考えていて。

柔軟な発想、柔らかく、やわらかく。物事をいろんな視点から見て、偏らないように、否定しないようにっていうのが自分は理想だったりするんですけど、これが本当に難しい。そうありたいと、そうなれるかどうかって違うんですよ。理想と現実の差っていうか。心がけて近づくことはできるんだけど、届くかどうかっていうのは、また別のお話で。

ここでちょっと横道。自分って最近ずっと可愛いっていうことについて調べたり、知識をインプットしようとしたりしてるんですけど、そもそも可愛いって人によって違うじゃないですか。好みというか、これが可愛いって感じる対象や感覚そのものがみんな全然違うっていう。そこで、自分の好きな可愛いってなんだろうってちゃんと時間かけて考えたんですよ。何が好きなのかっていうことを。そこで今回のタイトルに行きついたんですよ。柔らかいものや柔らかくなっていくことが好きなんだって。

例えばなんですけど、自分可愛いキャラクターが昔から、それこそ幼い時からずっと好きだったんですよ。有名どころで言うサンリオのキャラクターのシナモンがすっごい好きで。白くてふわふわで柔らかくて可愛い。そう、ここに柔らかいっていうのが含まれてるんですよ。他にもポチャッコとか、ポムポムプリンとかも好きで。今振り返って思い出した。小学校の頃家庭科でなんか体操服袋みたいなのを縫って製作するみたいなのがあって袋の柄を選べたんですよ。男の子の選択ってだいたいは飛行機とかロケットとか色も青ベースで格好いい感じのを選ぶ人がほとんどで。でも、自分はこれがいいってポチャッコが散りばめられてる白ベースのを選んで。そっか、もうそんなころから自分はそういうのが好きだったんだなぁって。

可愛いと言えば女の子。だと男の自分は思う訳です。そう、だから最近自分はメイクや衣装、そして声の出し方から歌からそういったものを自分で表現したいんだって思い込んでたんです。実際好きなんですけど。でも、よくよく考えて気が付いた。女の子の可愛さの前に、柔らかさが好きなんだって。あー・・・語弊がありそうなんでちゃんと先に書きますけど性的な意味とかえっちぃ意味ではないですよ。言い訳とかではなくて本気でね。雰囲気とか、服や声、身体つきとかももちろん含まれるんだけど男性ってそういった柔らかさでは絶対に女性には勝てないじゃないですか。あー・・・絶対って言っちゃだめだな。あくまで自分はそう思っていたし、今もそう思う。だから、そんな柔らかい雰囲気が好きだから、そういった表現がしたいんだなって。だから、女の子のような恰好やメイクがしたいっていう訳ではないんだって。そこがゴールではなくて、柔らかくて可愛くなりたいがゴールなんだけど、思いついた自分の知っている柔らくて可愛いが女の子だったんだなって。これ、自分にとっては本当大きな気づきだったんですよ。すっごい重要で。女の子になりたい、ではないっていうのがはっきりしたっていう。可愛くなりたい、柔らかくて可愛い表現がしたいっていうところの道中の試行錯誤の中にそういったのがあったんだって。変な話、自分の恋愛的、それこそさっき否定で書いちゃったけど性的な欲求だったりは女性に向けてますからね。そこは素直に。先に書いたのはそれとは違う意味だけど、そういった部分も持ち合わせてますよっていう。ああ、男なんだなって。嗜好や好みが。

で、そんな女の子の可愛いにこだわってたのって可愛いが柔らかいからなんですよ。対比の表現になっちゃうんだけど、美人さんとか綺麗な女の人って固いっていうイメージなんですよね。とっつきにくいというか、自分のような臆病というか、距離感をめっちゃ気にするようなやつには近寄りがたいというか。自分のイメージする可愛い女の子って明るさとか素直さとか声や表現、しぐさが柔らかいんですよ。実際にどうかっていうよりも、自分がイメージする好きな可愛いに対するイメージなんですけど。

他にも不器用だったり、何かに一生懸命な人って変わろうとしてるじゃないですか。強い意志とか、熱い思いとか、そういった気持ちとか姿勢ってめっちゃ固いイメージなんですよ。でも、それを伝えようとか届けようとか、どうにかこうにか形にしようっていう試行錯誤、挑戦って変化しようとすることで。それは固いものが柔らかくなっていかないと変わらないもので。硬度の問題じゃないんですよ。元の硬さがどうこうじゃなくて。だから、強固にガッチガチな固い不器用さがほんの少しでも変化しようとする柔らかくなっていく過程がすごく好きなんだなっていう。

ここでいつもの自分語りを。自分、昔声優になりたくて専門学校に通ってた頃の話を以前書いてるんですけど、その頃の姿勢は気になる方はそちらを読んでいただくとして、頑張ってた方向が格好良くするための表現や格好いい人だったんですよ。必死に声張って、一生懸命に格好良く。そう、表現として目指さなきゃいけなかった、レベルを上げなきゃいけないって教わって努力してたのは男性的表現で。だから、自分で気が付いていなかったんだけど、自分のなりたいやしたい方向と本当真逆の方向だったんですよ。格好いいヴィジュアル系バンドの楽曲だったり、女性声優さんの曲とかでもアーティストさんのような表現する歌を歌ってみたり。そりゃあうまくいくわけないんですよ。そうなりたいって思えてなかったんだもの。自分が本当に表現したい、なりたい自分はそこにいなかったんだもの。ああ、今振り返れば本当がむしゃらで若くて無我夢中だったんだなぁって。それはそれでって思うんだけど、今あの頃に戻れたなら自分にそっちじゃないぞって言いたい。そのままだと、お前がんじがらめになって落ちていくぞってw

今回何度も書いている柔らかい、柔らかくって普段から心がけてる、心穏やかに過ごしたいに近づくための意識にすごく近いんですよ。なんだろうな、優しくしたいとか、こういった自分でいたいを外に出そうって、伝えようってなったら柔らかい方が伝わりやすいんじゃないかなって。これに気が付けたのは本当に大きくて。固くなる、固くなるっていう意志とか熱意とか情熱って必要だし、大事なんだけど、自分はそれは必要な時だけでいい。基本的には柔らかくありたい、柔らかくなりたいって心からそう思うのでした。ああ、本当気が付けてよかった。という、まさに自分の自分による自分の為の自分語りでございました。

最後に、この柔らかいの表現に自分が本当に好きな言葉を紹介させてください。大好きな作品、何度も名前を挙げているARIAという作品より、ゴンドラ漕ぎの1人前(プリマという階級)を目指していて、昇格試験に落ちてしまって落ち込んでいるけどこんな風に思っているという杏(あんず)という女の子のセリフです。

「あたしは やわっこく やわっこくなりたい
 やわらかければ どんな形にだってなることができる
 どんなものだって 吸収することができる
 そうしたら あたしは 何にだってなれる
 そう 憧れの一人前(プリマ)にだって きっとなれるって思うんです」

前後やこのお話が掲載されているトラゲットのお話では本当に素敵なセリフや言葉が描かれているので是非アニメでも、原作の漫画でも見ていただきたいのですが、全部書いちゃうと長くなっちゃうので抜粋してこの部分を。

このやわっこく、やわらかくなりたいっていう姿勢や考え方が自分は大好きで。そう、昔からこのトラゲットのお話が大好きで。なんだ、以前から柔らかい、柔らかくっていうのが好きだったんじゃないかって。うん、こんなふうにありたいし、なりたい。ああ、素敵な・・・ステキングな考え方で。
みなさんも、疲れたり、しんどいときには、ほんの少しだけ、自分に優しく、力を抜いてやわらかくなってみませんか?という、そんなお話でした。

では今回はこの辺りで。読んでくれたことに感謝を。それでは、また。

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