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泊まれる演劇は二周年を迎えました。

泊まれる演劇は初演を迎えた2020年5月1日から、本日二周年を迎えました。いつも応援頂いているゲストの皆さま、ありがとうございます。

この一年は初年度のオンライン公演からは離れて、『MIDNIGHT MOTEL』『藍色飯店』の2タイトル・計66公演を上演、1129名ものゲストを実際のホテルにお迎えすることができました。現在は6月上演の『MIDNIGHT MOTEL’22 “ROUGE VELOURS”』の制作真っ只中です。

目の前の作品制作で精一杯だった一年目と比べると、この二年目は、来年,再来年といった、未来の創作活動をイメージできるようになりました。
こんな先行きが見えない世界で、次の作品、さらにその次の作品のことを考えられるのって凄く幸せなことだなって思います。泊まれる演劇をいつも支えてくれるクリエイターの皆さん、ホテルスタッフや運営会社(来年は合計4〜5ヶ月もの期間、ホテルシーを舞台会場として抑えています。もっと沢山のゲストをお迎えできますし、美術や演出への投資コストも増やせるのでより濃度の高い世界観を生み出せます。こんな奇行(笑)を許してくれるホテルの現場・経営の方々には感謝しかありません…)、そしてそして、何よりいつも作品を愛してくださるゲストの皆さま!

泊まれる演劇には地元・関西だけでなく、関東圏や、北は北海道・南は沖縄まで、遠方からお越しくださるゲストの方々が沢山いらっしゃいます。新幹線や飛行機での移動が簡単な時代でもありませんし、宿泊を伴うので同行者を探すのも凄く大変だと思います。交通費を含めると6〜7万円以上かかる方、平日公演を狙って何ヶ月も前から有給をとってくださる方。映画館や一般的な舞台鑑賞と比べる必要もないと思いますが、やっぱり泊まれる演劇に来るのは凄く大変だと思うんです。週末のチケットは申し込んでも中々当選しないって声もたくさん聞きました…。

そんな茨の道(!?)を掻い潜って、遠路はるばるチェックインしてくださるゲストの方々をお迎えすると、やっぱり「ようこそ〜〜〜〜〜(BIG LOVE!!!)」ってなるんです。もちろん関西から毎公演来てくださる常連な方も「お久しぶりです〜〜〜〜〜(BIG LOVE!!!)」ってなります。
でも、言葉だけの感謝じゃやっぱり足りないので、ちゃんと作品でお返しさせて下さい。

さて、3年目の予定は、MIDNIGHT MOTELの再演に加え、来年の冬にホテルシー大阪で約2ヶ月のロングランを予定しています。それ以降の作品情報も、夏の終わり辺りから少しずつ発表できると思います。どちらも既に企画は動き始めていますが、過去作とまったく違った世界観、完全新作の公演です。でも過去作を体験してくださってる方は、想像の範疇とは別のところで、ニヤっとするかもしれません。

あと、皆さんとのお約束として、シングルルームは今後毎公演で用意しようと思っています。
なのでTwitterで多くいらっしゃる「いつかは行きたい勢」の皆さま!!
泊まれる演劇はおひとり様でも全く心配不要です!上演中は原則一人行動ですし、終演後は隣の人と自然と仲良くなります。そんな新しい繫がりが生まれる作品を作ってきましたし、これからも作ってゆきます。

京都は春を超え、夏の匂いに移り変わってきました。
まずは最果てのモーテルでお会いできることを楽しみにしております。
どうぞお気をつけてお越しくださいませ。





MIDNIGHT MOTEL’22 “ROUGE VELOURS”(2022/6/3~7/5)
チケット一般発売受付中


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