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HSPの営業術〜能力を最大限に引き出す方法〜

今回は、HSPである私が営業経験15年の中で得た、HSPの特性を営業で活かす方法を紹介します。HSPの特徴をどうやって活かすか分からない、営業に苦手意識があるなと感じる方にお役に立つ内容です。

まずはHSPの能力の中で営業で活かせるポイントを紹介します。

①一度に多くの情報を吸収できる
②小さい変化に気づくことができる

③多角的に考えられる
④共感能力が高い
⑤深く考えることができる

参考にしたのは、こちらの本です。

特徴を見て分かる通り、HSPの人は能力が高いです。
自分が持つ特徴を理解し、良好な環境を作れば周りの人よりも高い能力を発揮することができます。問題は、HSPである当人がその能力に気づいていない&環境を作れていないことです。

では、HSPの人が営業で高い能力を発揮するために具体的な方法を紹介していきます。

HSPの人が「営業」で最初苦労する理由

そもそもなぜHSPの人が営業で苦労してしまうのか?その理由は以下のようなものが挙げられます。

・成果を上げるためには「量」と思い、ガムシャラに営業する
・セールストーク/自分が話すことばかりに気を取られ、相手を見れていない
・相手の言うことを聞きすぎて、相手の言いなりになっている
・人脈を作るために社交の場に足を運び、大人数を相手にしている

みなさんは、この中に当てはまることがありましたか?
(この4つは、全て私自身が過去に行っていたことです。)

この苦労や苦しみはHSPではない人には理解されないので、上司から教わったやり方やトップセールスの真似をしても上手くいかないことが多いです。周りの人と同じことができなくて、悩む…

しかし、悩む必要はありません!HSPの能力を最大限引き出す方法を身につければ解決します!!

HSPの特性を活かすための営業方法のポイント

・1つの商談に対して深く調べてから対応する
・文章(メール/手紙)を活用して対面以外のコミュニケーションを増やす
・苦手なことは上司/先輩にお願いする(全て自分で抱えない)

上記の3つのポイントを詳しく紹介していきます。

深く調べる

HSPの人の能力を発揮するためには、「量」より「質」です。最低限の数をこなすことは必要ですが、何も考えずに量を増やしても成果は上がらないし、疲ればかりが増えてしまいます。

HSPの人は相手の気持ちに敏感なため、全ての人に同じ対応する(量を追求する)働き方は合っていません。不特定多数の人に同じ説明をする営業方法ではなく、1つ1つの商談の事前準備を増やし、営業の内容を濃く(質を上げる)していくことで本来持つ力を発揮できます。

事前準備は、HSPの人のモチベーションを上げてくれます。1人で落ち着いて情報を収集し、調べた情報を元に自分の頭で考え、相手に何を提供するか想像を働かせることができるからです。

具体的な事前準備は、基本的なことでOKです。営業の対象となる企業/相手について調べます。
・企業:現状/何を目指しているの/課題
・相手:役職/部署の役割/基礎情報
(余裕があれば、もっと詳しく調べても大丈夫です。)

事前準備を行い1件の商談を大切にする営業を行うことで、お客様と深く話せるようになり、やりがいも生まれます。お客様の反応も今までとは変わるため、営業の楽しさも生まれてきます。

営業を行う上で大事なことは、お客様と信頼関係を築くことです。「この人の言っていることは信用できそう。」と思っていただければ取引が成立する確立は格段に向上するので、事前準備を行いお客様と深い話ができる環境を作りましょう。

【まとめ】
量より質
質を上げるために事前準備
事前準備を行うことで相手との信頼関係を構築

文章(メール/手紙)のコミュニケーション

対面の機会で能力を発揮するために、非対面(メール/手紙)コミュニケーションを多用します。

HSPの人は1度の面談でたくさんのことに気づけます。しかし、使えるパワーには限度があるので、人に会う回数を減らすと1回で発揮できる能力をさらに向上します。なるべく自分が持つエネルギーを大事な場面に集中させるための戦略が必要です。

営業はコミュニケーションの回数を重ねた方が相手との関係が構築できるため、対面の機会の減少を補うために使うのが非対面(メール/手紙)コミュニケーションです。

HSPの人が非対面(メール/手紙)コミュニケーションを活用するメリットは、2つあります。

・相手からの要望/意見に対して深く考えてから返答ができる
・自分の伝えたいことを的確に伝えることができる

メールで来たお客様からの質問に対しては、対面の時とは違いすぐに返答する必要はありません。自分の頭の中で深く考えることができます。この気持的な余裕が、HSPの能力を引き出します。HSPの人が書いた文章は、相手を想像しながら深く考えているため、効果は絶大です。

新規開拓でのアプローチにおいても、自分の思いを込めることができる手紙は有効的です。HSPの能力「事前準備(情報収集)と創造力」が発揮できるからです。実際、私が新規開拓営業において手紙を活用した方法をnoteにまとめましたので、ご参考までに。

HSPの多角的に深く考える能力は非対面(メール/手紙)コミュニケーションにおいて能力を発揮しますので、積極的に活用していくと武器になります。

【まとめ】
人に会う回数を減らすとより力が発揮できる
非対面(メール/手紙)コミュニケーションの多用
考える時間があることで相手に響く言葉/文章を作れる

上司/先輩にお願いする

全てを自分で抱え込まずに、できないこと/苦手なことは上司や先輩にお願いする。

みなさんは、仕事を人に頼むのが得意ですか?

HSPの人は、人に頼むのが苦手です。社内の人の細かいことにも気づくので「頼まれた人はどう思うだろう?」という想像が先行してしまい、なかなか頼めず一人で抱え込んでしまいます。

細かいことに気づく特性を逆手に取ると、HSPの人は社内で誰が何が得意かを把握しているということになります。
「このタイプのお客様は〇〇課長が得意そうだな。」
「今回の先方からの要望を断わるのは、△△部長がお願いした方がよさそう。」

みなさんも一緒に働く人が何が得意かを把握できていませんか?これは当たり前ではなく、HSPの特性を持っているから気づけています。

細かいことに気づく能力をお客様に対してだけではなく、社内においても積極的に活用していくと助けてくれる仲間がたくさん現れます。依頼する相手の特徴や役割までセットにしてお願いをされたら、上司も喜んで引き受けてくれるので積極的にお願いしましょう。

【まとめ】
お願いの積極活用
得意な人の活躍の場面の提供
頼まれることはうれしいこと

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以上、いかがでしたでしょうか?

もし参考になる方法があれば、ぜひ活用してみて下さい。では、最後にまとめです。

まとめ

・HSPの特性を生かした営業手法/環境作りを行う
・事前に情報を調べ深く考える時間を作る
・非対面のコミュニケーションを多用する
・自分が苦手なことは積極的に周りの人にお願いする

HSPを受け入れて活かし方が分かると仕事も生活も大きく変化しますので、今回の記事を参考にみなさん自身の能力の活かし方を見つけて下さい。

最後まで読んでいただき、ありがとうございました。

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