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Q 17. エホバの証人も世界平和統一家庭連合(旧称「統一教会」)と同じように霊感商法や高額な献金問題がありますか?


A.
 エホバの証人の金銭問題は、それほど多くはないと思います。ただ、上手にお金を集めていると思います。どのような組織や団体も運営していくためにはお金が必要です。宗教団体が自分たちの教えを広め、拡大・発展するためには資金が必要です。エホバの証人たちは寄付箱を置き、信者たちはその寄付箱にお金を入れます。彼らは献金とは言わず、寄付と言い、誰がいくら入れているかはわかりません。またこの組織は多くの印刷物を発行して、その印刷物を信者、あるいは一般の人々に提供しています。昔は訪問伝道の際、「ものみの塔」と「目ざめよ」という雑誌を二冊で100円、その後、値上がりして150円で販売していた時期もありました(私が組織にいた最後の時期)。一見、とても安いように思いますが、それらの雑誌やその他多くの書籍を発行し、全世界で販売しているので、それらの印刷物は組織の大きな収入源となっています。私が脱会した後、組織は訪問伝道において雑誌などの印刷物を無料で配布するようになりました。しかしそれは組織にお金が入らなくなったのではなく、信者が負担するようになっただけなのです。信者は一般の人々に無料で雑誌を渡しますが、信者はその雑誌に見合う金額を寄付しなければなりません。多くの信者はそれ以上に寄付箱にお金を入れるのです。組織側にはしっかりとお金が入っていきます。組織は金銭を強要していないと言うでしょう。それらは各信者の意志による寄付だというのです。確かにそうかもしれません。ですから、組織は上手にお金を集めているのです。彼らは旧統一教会のように霊感商法や高額な献金を要求したりしませんので社会的には問題がないように見えますが、エホバの証人の子供たちが普通の生活ではなく、我慢するような生活をしている家庭が多いことを聞きます。裕福な家庭のエホバの証人(多くの場合、ご主人は信者ではなく、社会的地位のある方)は問題ありませんが、そうではない家庭のエホバの証人の子どもたちの問題(二世問題)も聞きます。またこの組織は伝道(布教活動)するための組織であり、信者は最低限の収入を得て生活し、多くの時間を伝道に費やすようにマインドコントロールされるのです。配偶者や家族の者が入信したために家庭崩壊や離婚する結果になる家庭が続出している事実もあります。

霊感商法や高額献金の問題がなくても、家庭崩壊となるケースが多い組織です。幸せな家庭を築きたいという願いをもって入信する人も少なくありません。しかし、それとはまったく逆の結果になるケースが多いということは、やはり問題がある宗教ではないでしょうか?

「エホバの証人情報センター保管庫 JWIC.INFO」
東奥日報 2013年4月16日 第一紙面

家庭崩壊や人格崩壊をもたらす宗教を破壊的宗教カルトと言います。何を信じるか、どのような宗教を信じるかは各個人が選ぶことができます。自分が信じている信仰がどのようなものであるのか、一人ひとりがしっかりと調べることが大切ではないでしょうか!
 調べた結果、破壊的カルト性のある宗教と判断したなら、すぐに脱会される行動をとられますように。皆様が幸せになることをお祈りしています。



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