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ストーリーの作り方を学ぶ

もともと映画が好きで、学生時代から年間100本は欠かさず観てました。子供の頃はもっぱらテレビの映画番組で。水野晴郎さんの金曜ロードショー、高島忠夫さんのゴールデン洋画劇場、淀川長治さんの日曜洋画劇場、木村 奈保子さんの木曜洋画劇場など。予告を見て「これは観たい!」っていう映画があると、その放映日が待ち遠しかったです。

映画館デビューは、19歳の時。初めてつきあった彼女と観に行ったのが、新宿の映画館でディズニーアニメの『アラジン』でした。いやー、緊張したね。

大学はアメリカのネバダ州にあるリノという街で、カジノや映画館などのエンタメ施設も充実していました。シネコンの最新の映画チケットが7.5ドルくらい。それとは別に、少し古くなった準新作だけを上映する映画館があって、そこは1.5ドルで鑑賞することができました。いつも、若者たちがたくさん集まってましたね。もちろん、僕もそのひとり。

一度だけ、他に誰もいない状態で劇場の上映室でたったひとりで映画を鑑賞したということがあります。あまり人気のない映画だったのか、それとも夜遅かったせいか。あの、貸し切り状態の上映室のことは忘れないです。すごく、贅沢な時間でした。

レンタルビデオの会員になって、週末などにごっそりまとめて映画を借りて、自宅のテレビでみんなで観るなんてこともしてました。5本、5日間、5ドルっていうセット価格があって。わりと手あたり次第借りて観てました。

で、大学卒業後はいろいろあってロサンゼルスに落ち着くんですが、そこは街全体が撮影スタジオみたいな雰囲気で。しょっちゅうダウンタウンのあちこちで撮影が行われてるんですね。リトル東京で日本っぽいシーンとか。突然50年代の街並みが現れたと思ったら、その近くで近未来的な自動車が並んでいたり。ヘリコプターがめちゃめちゃ低空で飛び交ってたり、あるいはなぜか突然ロサンゼルスなのにニューヨークになってたりなど、わけわからん。面白かったですよ。

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個人的に思い入れのある本、大切にしたい本、知人が書いた本や、私がちょっとだけ載ってる本などについて書いています。

「日曜アーティスト」を名乗って、くだらないことに本気で取り組みつつ、趣味の創作活動をしています。みんなで遊ぶと楽しいですよね。