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F4SUN(富士山)デザフェスで壁画

東京ビッグサイトの「デザインフェスタ」で、一番大きな壁面スペースにみんなで絵を描こう!っていうことになって。2013年11月2日と3日の土日に、4人ででっかい富士山を描きました。

発起人は、ケータイ会議&ブログ仲間の「あくやん」さん。それに、同じくブログやラクガキつながりの「タムカイ」さん。そして、デザフェスでイラストや作品の展示経験のある「わるいだ~」さん。そして、僕の4人。

ちょうどその年に、ユネスコ世界遺産委員会によって富士山が世界文化遺産に登録されたので、「めでたいね」ってことで富士山の絵を描くことにしたのでした。

原画を作成

打ち合わせは、オンラインで。Skypeでの打ち合わせと、Facebookグループで調整や確認を行ったり。横8メートル、高さ3.6メートルの巨大な壁面スペースです。まずは、パソコン上で原画を作成。いくつも案出しをしながら、イメージをみんなで決めていきます。

銭湯の富士絵をイメージしたデザイン。脚立と、人物は、サイズ感を表現するために加えています。高さが3.6メートルあるので、上の方に描くときは脚立が必須です。

リアルな構図の富士山がこちら。4名それぞれが、どの部分を描くかを話し合います。

最終的に決まったのが、こちらのデザイン。私は、4の一番右側を担当することに。一富士二鷹三茄子をモチーフに、鷹とナスを組み合わせています。そして、私が選んだ画材は、「富士山」という文字のハンコで。ひたすらペタペタとハンコを押してこの絵を描くことにしました。

ハンコとグッズをつくる

というわけで、まず最初につくったのは、「富士山」のハンコです。これは、版面をAdobe Illustoratorでデザインして、そのデータを業者さんに送ってハンコをつくってもらいました。業務用ハンコのパロディ的な作品を過去に何度かつくったことがあるので、ここらへんの発注作業は慣れています。

ただ、ハンコで壁画を描くというのは初体験なので、どのくらいのサイズでつくればよいのか分からず。とりあえず、いろんなパターンで20以上のサイズやフォントを変えた「富士山」のハンコを作成しました。

また、デザインフェスタは作品の販売もできるので、富士山をモチーフにしたグッズもいくつか準備しました。こんな、富士山デザインの封筒キットなど。A4サイズの紙で、自分で封筒を作ることができます。富士山の切手付きです。

ただ、デザインフェスタの会期中は、ひたすらずっと絵を描くのに忙しく、物販は全然売れなかったですね。二日間、ずっと僕はペタペタとハンコを押し続けてました。

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アメリカで陶芸彫刻を中心にアートを学び、ロサンゼルスでホームレスになりかけつつもフォトグラファーとして仕事を得て、その後日本でウェブデザイナーからデジタルマーケケターへ。

日曜アーティストとして、今まで展示した作品や、開催したワークショップなどをまとめていきます。

「日曜アーティスト」を名乗って、くだらないことに本気で取り組みつつ、趣味の創作活動をしています。みんなで遊ぶと楽しいですよね。