銀座奥野ビル
超短編「マイクロ小説」について書いた時も、この奥野ビルについては少し書きました。ここで開催された『Zine展』に参加したので。
今回は、この奥野ビルについて少し書きます。
もともとは、銀座の高級アパートとして、 昭和7年(1932)に建てられました。設計は、同潤会アパートをつくったことでも知られる建築家の川元良一さん。建物は真ん中を中心に左右対称でつくられ、左側が1932年に作られたあと、1934年に右側が完成しました。7階はさらに後から増築された部分です。
今年で築90年。歴史のある昭和のレトロモダンな建物です。手動扉のエレベーターも現役です。これ、慣れない人は閉め忘れることが多くて、そうすると他の階の人が使えなくなっちゃうんですね。なのでよく、僕はこの奥野ビルに在廊している時は、エレベーターがビービーとなっていると、扉を閉めに行ったりしていました。
ここから先は
1,183字
/
3画像
アメリカで陶芸彫刻を中心にアートを学び、ロサンゼルスでホームレスになりかけつつもフォトグラファーとして仕事を得て、その後日本でウェブデザイナーからデジタルマーケケターへ。
日曜アーティストの脳内回顧展(仮)
500円
日曜アーティストとして、今まで展示した作品や、開催したワークショップなどをまとめていきます。
「日曜アーティスト」を名乗って、くだらないことに本気で取り組みつつ、趣味の創作活動をしています。みんなで遊ぶと楽しいですよね。