とりあえず100個つくってみる
なにかしら新しいスキルを身につけようとする時に、とりあえずなんでもいいから100回やってみるっていうのはすごく効果的だと思う。最初は「100は多いなぁ」って感じるんですけど、やってみると意外と達成できる数なんですよね。お風呂に入って100を数えるっていうような、そんな感じ。
例えば、学生時代に陶芸彫刻を専攻していた時に、とりあえず轆轤を使って100個の器をつくってみようと思って、夕方くらいから陶芸ルームにこもって、ひたすら延々と作り続けたことがある。明け方に100個目を完成させた時、かなり達成感があったし、自分の中で「上達したな」っていう実感もあった。とりあえず黙ってひたすら反復していると、見えてくる景色がある。
アイデア出しを100個とか。100本のブログ記事を書いてみるとか。100日間で100万歩をあるくっていう企画はここ8年くらいやってる。なんとなく、100個つくってみようか、っていうチャレンジ、この待ち受け画像をつくっていた時にもやってみた。
とにかく、Flashを使って100個の待ち受け画像をつくってみよう、と。
Flash待ち受け画像って何?って人は、一個前の記事を読んでください。
そんなわけで、2010年のゴールデンウィークにどかどかと作ったFlash作品がこちら。
コンセプトとしては、「Classic」ということで自分が90年代の終わりから2000年代初めころにつくったデザインを画像素材として使っています。改めて見てみると、2001年の日替わりトップページのデザインファイルなどもそのままクロップして使われているのが見える。
Flashなので、デジタル時計の表記が入っているものが多い。一枚の作品に複数の画像を仕込んでいて、待ち受けを表示するたびにランダムに切り替わるものもある。
100個の作品をつくるときに、だいたい僕は108個つくることが多い。連続してたくさんつくっていると、次第に今作っているのが何個目なのか分からなくなって、同じ作品を2個つくってしまうようなこともあるからだ。100個ちょうどの数をつくって、後から数えなおしてみたら1個足りなかったということがあるとがっかりなので、いつも100より多い数をつくる。それが、なんとなく自分の中では108なのだ。
2010年に100個つくってサーバーにアップしていたものの、全部のファイルを一気に公開はしていなかった。いくつか、ピックアップしたものだけサイトに掲載していたので、100個全部を見せるのは今回初めて。
PCやスマホのブラウザーではFlashのコンテンツは見られないので、興味ある方はドコモのi-modeシミュレータをパソコンにインストールして、見てみてください。
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日曜アーティストの脳内回顧展(仮)
日曜アーティストとして、今まで展示した作品や、開催したワークショップなどをまとめていきます。
「日曜アーティスト」を名乗って、くだらないことに本気で取り組みつつ、趣味の創作活動をしています。みんなで遊ぶと楽しいですよね。