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デジタルファブリケーションとメイカーズ

札幌で再会したキューブ作品

名古屋のカジさんと、東京のオレ、そして札幌のエリさん。Esinクリエイティブワークショップで出会ったこの三人で、北海道旅行をしたのは2016年初夏。小樽を巡り、余市のニッカウヰスキー蒸溜所を訪れ、アイヌ民族博物館を見学したりなど。

とにかく、楽しい旅でした。

出会いは、その1年ちょっと前。目黒のMakers' Baseを会場として、10日間開催されたクリエイティブワークショップに参加した時。ロンドンを拠点としたクリエイティブ集団「tomato」の共同創設者ジョン・ワーウィッカーさんと、同じくジョエル・バウマンさん、そしてtomatoワークショップの大先輩であり、アートディレクターでもあるリボネシアの吉川徹さんが講師を務めた、贅沢過ぎるワークショップ。アイデア力にあふれ、ムードメーカーでもあるカジさん。創造性豊かで奥行きのある美しい作品をつくるエリさん。

このワークショップについては、次の記事で書こうと思います。

「北海道で訪れたい場所は?」って聞かれた時に、僕は二か所を思い浮かべました。ひとつは、余市のウイスキー蒸留所。2012年にここでウイスキーを樽詰めして、それが2022年までこの場所で熟成されているので、見に行きたいと思いました。もうひとつは、札幌にあるMakers’ Base。デジタルファブリケーションのシェア工房です。ちょうど、我々が参加したクリエイティブ・ワークショップも会場が目黒のMakers’ Baseだったので、札幌の方も見学してみよう、と。

慣れないレンタカーで、ペーパードライバーの僕がガチガチに緊張しながら札幌の街を運転して、Makers’ Baseに到着。中を見学させてもらいました。

すると、ふと見たことがある作品が。5×5×5センチの、小さなキューブ作品が並んでいます。これは、目黒のMakers’ Baseで開催された、Cube Etudeというイベントで持ち寄られた作品たち。「5センチの立方体」をテーマに作品をつくるというイベント。このサイズであれば、なんでもありのバトルロワイヤル的なクリエイティブコンペティションです。一応、みんなの投票で一位を決めるのですけど、ただただみんなが次々に発表するキューブの作品が素晴らしくて。前のめりでみんなその作品に見入ってました。

その作品の一部が、札幌にあることを僕は全然知りませんでした。
そして、そこに僕がつくった作品もありました。

透明なアクリルを層のように重ね、5センチの立方体に加工したもの。レーザー加工機を使って、それぞれのアクリル板に小さな文字を刻印してあります。

よく見ると、そこには色の名前と、その色を表現するためのRGB値が書いてあります。遠くから見ると透明のキューブなのですが、近づいてよく見ると、そこには250の日本の伝統色の情報が収録されているというもの。

当時僕は、色を収集するのにハマっていて。古今東西の色の名前とそのRGB値を集めて、それを携帯電話の待ち受け画像にして、画面を開くたびにさまざまな色がランダムで出てくる、なんていう作品をつくったこともあります。

このキューブに書かれている色の名前とコードは、その待ち受け画像作品を制作する時に使った、FlashのActionScriptをそのまま使っています。

実際の、250色のコードは以下のとおり。

colAry[0]=["一斤染(いっこんぞめ)",0xFEC1BC];
colAry[1]=["石竹色(いしたけいろ)",0xFEB1B4];
colAry[2]=["桃色(ももいろ)",0xFEAECD];
colAry[3]=["紅梅色(こうばいいろ)",0xF06C8D];
colAry[4]=["中紅(なかべに)",0xF1457D];
colAry[5]=["桜色(さくらいろ)",0xEED5D5];
colAry[6]=["退紅(あらぞめ)",0xF8B8C8];
colAry[7]=["薄紅(うすべに)",0xD8728B];
colAry[8]=["緋褪色(ひさめいろ)",0xBE6767];
colAry[9]=["鴇色(ときいろ)",0xF4A4A2];
colAry[10]=["桜鼠(さくらねずみ)",0xB19A9B];
colAry[11]=["珊瑚色(さんごいろ)",0xD86A5F];
colAry[12]=["茜色(あかねいろ)",0xC00358];
colAry[13]=["長春色(ちょうしゅんいろ)",0xBF8686];
colAry[14]=["韓紅花(からくれない)",0xBC0344];
colAry[15]=["臙脂色(えんじいろ)",0xA01651];
colAry[16]=["滅赤(けしあか)",0xA06D6D];
colAry[17]=["深緋(こきあけ)",0x811241];
colAry[18]=["甚三紅(じんざもみ)",0xE8746A];
colAry[19]=["水がき(みずがき)",0xBA8D7A];
colAry[20]=["梅鼠(うめねずみ)",0x966463];
colAry[21]=["蘇芳香(すおうこう)",0x95443E];
colAry[22]=["赤紅(あかべに)",0xCD145F];
colAry[23]=["真朱(しんしゅ)",0xA40900];
colAry[24]=["小豆色(あずきいろ)",0x860600];
colAry[25]=["銀朱(ぎんしゅ)",0xBF480F];
colAry[26]=["海老茶(えびちゃ)",0x744543];
colAry[27]=["栗梅(くりうめ)",0x95616E];
colAry[28]=["曙色(あけぼのいろ)",0xD3987E];
colAry[29]=["朱華(はねず)",0xC99889];
colAry[30]=["珊瑚珠色(さんごしゅいろ)",0xD18172];
colAry[31]=["猩々緋(しょうじょうひ)",0xC40000];
colAry[32]=["芝翫茶(しかんちゃ)",0x8E5430];
colAry[33]=["柿渋色(かきしぶいろ)",0xAC6855];
colAry[34]=["紅樺(べにかば)",0xB6564B];
colAry[35]=["紅鳶(べにとび)",0x9E5145];
colAry[36]=["紅桧皮(べにひはだ)",0x80503C];
colAry[37]=["黒鳶(くろとび)",0x513326];
colAry[38]=["紅緋(べにひ)",0xD27931];
colAry[39]=["照柿(てりがき)",0xCF762E];
colAry[40]=["緋(あけ)",0xC74F2C];
colAry[41]=["江戸茶(えどちゃ)",0xAF6F4B];
colAry[42]=["紅柄色(べんがらいろ)",0xA32805];
colAry[43]=["檜皮色(ひはだいろ)",0x8A573C];
colAry[44]=["宍色(ししいろ)",0xDAAF98];
colAry[45]=["洗朱(あらいしゅ)",0xED7D74];
colAry[46]=["赤香色(あかごういろ)",0xCF936D];
colAry[47]=["ときがら茶(ときがらちゃ)",0xCA865E];
colAry[48]=["黄丹(おうたん)",0xD06A39];
colAry[49]=["小麦色(こむぎいろ)",0xD0A782];
colAry[50]=["駱駝色(らくだいろ)",0xAD8669];
colAry[51]=["橡(つるばみ)",0xA07065];
colAry[52]=["亜麻色(あまいろ)",0xC6B095];
colAry[53]=["肉桂色(にっけいいろ)",0xB8775F];
colAry[54]=["煉瓦色(れんがいろ)",0xB0604F];
colAry[55]=["蘇比(そひ)",0xCE8235];
colAry[56]=["遠州茶(えんしゅうちゃ)",0xAB6D29];
colAry[57]=["唐茶(からちゃ)",0x936C26];
colAry[58]=["樺茶(かばちゃ)",0xA25F28];
colAry[59]=["宗傳唐茶(そうでんからちゃ)",0x855923];
colAry[60]=["雀茶(すずめちゃ)",0x795120];
colAry[61]=["栗皮茶(くりかわちゃ)",0x68461C];
colAry[62]=["百塩茶(ももしおちゃ)",0x593C17];
colAry[63]=["鳶色(とびいろ)",0x6F4F24];
colAry[64]=["胡桃染(くるみぞめ)",0xAA8855];
colAry[65]=["蒲色(かばいろ)",0xD17521];
colAry[66]=["黄櫨染(こうろせん)",0x816229];
colAry[67]=["焦茶(こげちゃ)",0x55411C];
colAry[68]=["深支子(こきくちなし)",0xCE9759];
colAry[69]=["洗柿(あらいがき)",0xD08D51];
colAry[70]=["代赭色(たいしゃいろ)",0xA26B35];
colAry[71]=["赤白橡(あかしろつるばみ)",0xCE9C6A];
colAry[72]=["砺茶(とのちゃ)",0x976733];
colAry[73]=["煎茶色(せんちゃいろ)",0x865A26];
colAry[74]=["洒落柿(しゃれがき)",0xDAB57C];
colAry[75]=["香色(こういろ)",0xF3D3A9];
colAry[76]=["薄柿(うすがき)",0xDCBA87];
colAry[77]=["柑子色(こうじいろ)",0xD39A45];
colAry[78]=["梅染(うめぞめ)",0xDDBC6C];
colAry[79]=["紅欝金(べにうこん)",0xDA9541];
colAry[80]=["丁子茶(ちょうじちゃ)",0x8E661C];
colAry[81]=["憲法染(けんぽうぞめ)",0x4E4410];
colAry[82]=["枇杷茶(びわちゃ)",0xBB8731];
colAry[83]=["琥珀色(こはくいろ)",0xCD983F];
colAry[84]=["淡香(うすこう)",0xDFBC7B];
colAry[85]=["朽葉色(くちばいろ)",0xD09D52];
colAry[86]=["金茶(きんちゃ)",0xC57D33];
colAry[87]=["丁字染(ちょうじぞめ)",0x916529];
colAry[88]=["狐色(きつねいろ)",0xA3712E];
colAry[89]=["柴染(ふしぞめ)",0x946F29];
colAry[90]=["伽羅色(きゃらいろ)",0x735620];
colAry[91]=["煤竹色(すすたけいろ)",0x755A1E];
colAry[92]=["白茶(しろちゃ)",0xC0A869];
colAry[93]=["黄土色(おうどいろ)",0xB69A50];
colAry[94]=["銀煤竹(ぎんすすたけ)",0x8F793D];
colAry[95]=["黄唐茶(きがらちゃ)",0xBF9E46];
colAry[96]=["媚茶(こびちゃ)",0x80692D];
colAry[97]=["浅黄(うすき)",0xDAC76D];
colAry[98]=["山吹色(やまぶきいろ)",0xE8CC34];
colAry[99]=["玉子色(たまごいろ)",0xD3BD56];
colAry[100]=["櫨染(はじぞめ)",0xBD9A3E];
colAry[101]=["山吹茶(やまぶきちゃ)",0xB4933A];
colAry[102]=["桑染(くわぞめ)",0xA58636];
colAry[103]=["生壁色(なまかべいろ)",0x8E742F];
colAry[104]=["支子(くちなし)",0xCEBB62];
colAry[105]=["玉蜀黍色(とうもろこしいろ)",0xC7B34B];
colAry[106]=["白橡(しろつるばみ)",0xDFD297];
colAry[107]=["黄橡(きつるばみ)",0xAF9A36];
colAry[108]=["藤黄(とうおう)",0xD5C56C];
colAry[109]=["花葉色(はなばいろ)",0xDACC7E];
colAry[110]=["鳥の子色(とりのこいろ)",0xD7CFB0];
colAry[111]=["欝金色(うこんいろ)",0xCDB84E];
colAry[112]=["黄朽葉(きくちば)",0xC6AA4A];
colAry[113]=["利休白茶(りきゅうしらちゃ)",0xA9A57A];
colAry[114]=["利休茶(りきゅうちゃ)",0x848442];
colAry[115]=["灰汁色(あくいろ)",0x878167];
colAry[116]=["肥後煤竹(ひごすすたけ)",0x7C734E];
colAry[117]=["路考茶(ろこうちゃ)",0x6A6F5E];
colAry[118]=["海松茶(みるちゃ)",0x72725F];
colAry[119]=["菜種油色(なたねいろ)",0xB8AF63];
colAry[120]=["黄海松茶(きみるちゃ)",0x898141];
colAry[121]=["鶯茶(うぐいすちゃ)",0x696332];
colAry[122]=["菜の花色(なのはないろ)",0xFCFC61];
colAry[123]=["刈安(かりやす)",0xCDC463];
colAry[124]=["黄蘗(きはだ)",0xF5E949];
colAry[125]=["象牙色(ぞうげいろ)",0xE2D2B8];
colAry[126]=["藁色(わらいろ)",0xC9BF78];
colAry[127]=["抹茶色(まっちゃいろ)",0x9FA37C];
colAry[128]=["山鳩色(やまばといろ)",0x838466];
colAry[129]=["蒸栗色(むしくりいろ)",0xD1CC9C];
colAry[130]=["青朽葉(あおくちば)",0xA0A358];
colAry[131]=["鶸茶(ひわちゃ)",0xADAF6B];
colAry[132]=["女郎花(おみなえし)",0xDFE267];
colAry[133]=["山葵色(わさびいろ)",0x97AE93];
colAry[134]=["鶯色(うぐいすいろ)",0x556910];
colAry[135]=["鶸色(ひわいろ)",0xB5B83D];
colAry[136]=["青白橡(あおしろつるばみ)",0x98A572];
colAry[137]=["柳茶(やなぎちゃ)",0x89925A];
colAry[138]=["璃寛茶(りかんちゃ)",0x556B49];
colAry[139]=["藍媚茶(あいこびちゃ)",0x45573C];
colAry[140]=["苔色(こけいろ)",0x7E9164];
colAry[141]=["海松色(みるいろ)",0x27522F];
colAry[142]=["千歳茶(せんさいちゃ)",0x234929];
colAry[143]=["梅幸茶(ばいこうちゃ)",0x8D9D64];
colAry[144]=["岩井茶(いわいちゃ)",0x4E6947];
colAry[145]=["鶸萌黄(ひわもえぎ)",0x71AE3E];
colAry[146]=["柳煤竹(やなぎすすたけ)",0x345520];
colAry[147]=["裏柳(うらやなぎ)",0x95AE84];
colAry[148]=["淡萌黄(うすもえぎ)",0x7BAB3A];
colAry[149]=["柳染(やなぎぞめ)",0x6F9935];
colAry[150]=["萌黄(もえぎ)",0x4D9830];
colAry[151]=["青丹(あおに)",0x1F6B3E];
colAry[152]=["松葉色(まつばいろ)",0x1C5E36];
colAry[153]=["薄青(うすあお)",0x8DB49C];
colAry[154]=["若竹色(わかたけいろ)",0x62AE81];
colAry[155]=["柳鼠(やなぎねずみ)",0x809B8C];
colAry[156]=["老竹色(おいたけいろ)",0x6A8A70];
colAry[157]=["千歳緑(せんさいみどり)",0x416343];
colAry[158]=["緑(みどり)",0x007B00];
colAry[159]=["白緑(びゃくろく)",0x9BBB9E];
colAry[140]=["苔色(こけいろ)",0x7E9164];
colAry[141]=["海松色(みるいろ)",0x27522F];
colAry[142]=["千歳茶(せんさいちゃ)",0x234929];
colAry[143]=["梅幸茶(ばいこうちゃ)",0x8D9D64];
colAry[144]=["岩井茶(いわいちゃ)",0x4E6947];
colAry[145]=["鶸萌黄(ひわもえぎ)",0x71AE3E];
colAry[146]=["柳煤竹(やなぎすすたけ)",0x345520];
colAry[147]=["裏柳(うらやなぎ)",0x95AE84];
colAry[148]=["淡萌黄(うすもえぎ)",0x7BAB3A];
colAry[149]=["柳染(やなぎぞめ)",0x6F9935];
colAry[150]=["萌黄(もえぎ)",0x4D9830];
colAry[151]=["青丹(あおに)",0x1F6B3E];
colAry[152]=["松葉色(まつばいろ)",0x1C5E36];
colAry[153]=["薄青(うすあお)",0x8DB49C];
colAry[154]=["若竹色(わかたけいろ)",0x62AE81];
colAry[155]=["柳鼠(やなぎねずみ)",0x809B8C];
colAry[156]=["老竹色(おいたけいろ)",0x6A8A70];
colAry[157]=["千歳緑(せんさいみどり)",0x416343];
colAry[158]=["緑(みどり)",0x007B00];
colAry[159]=["白緑(びゃくろく)",0x9BBB9E];
colAry[160]=["錆青磁(さびせいじ)",0x88A894];
colAry[161]=["緑青(ろくしょう)",0x569A67];
colAry[162]=["木賊色(とくさいろ)",0x417864];
colAry[163]=["御納戸茶(おなんどちゃ)",0x345F4F];
colAry[164]=["青竹色(あおたけいろ)",0x24846F];
colAry[165]=["利休鼠(りきゅうねずみ)",0x6A918C];
colAry[166]=["ビロード(びろうど)",0x1B6D5C];
colAry[167]=["虫襖(むしあお)",0x1C7563];
colAry[168]=["藍海松茶(あいみるちゃ)",0x40665C];
colAry[169]=["沈香茶(とのちゃ)",0x4E7E70];
colAry[170]=["水浅葱(みずあさぎ)",0x28ACAC];
colAry[171]=["青磁色(せいじいろ)",0x79A897];
colAry[172]=["青碧(せいへき)",0x0F8E7B];
colAry[173]=["錆鉄御納戸(さびてつおなんど)",0x0A5447];
colAry[174]=["鉄色(てついろ)",0x106565];
colAry[175]=["御召茶(おめしちゃ)",0x117777];
colAry[176]=["高麗納戸(こうらいなんど)",0x0F640A];
colAry[177]=["湊鼠(みなとねずみ)",0x74999C];
colAry[178]=["青鈍(あおにび)",0x2E5F63];
colAry[179]=["鉄御納戸(てつおなんど)",0x32696D];
colAry[180]=["水色(みずいろ)",0x8BBDC2];
colAry[181]=["錆浅葱(さびあさぎ)",0x739999];
colAry[182]=["瓶覗(かめのぞき)",0xB5E6E3];
colAry[183]=["浅葱色(あさぎいろ)",0x4DADB5];
colAry[184]=["新橋色(しんばしいろ)",0x0099A2];
colAry[185]=["錆御納戸(さびおなんど)",0x3D6562];
colAry[186]=["藍鼠(あいねずみ)",0x396662];
colAry[187]=["藍色(あいいろ)",0x34606D];
colAry[188]=["御納戸色(おなんどいろ)",0x2F5E66];
colAry[189]=["花浅葱(はなあさぎ)",0x339EB5];
colAry[190]=["千草色(ちぐさいろ)",0x3192AC];
colAry[191]=["舛花色(ますはないろ)",0x28778E];
colAry[192]=["縹(はなだ)",0x016D89];
colAry[193]=["熨斗目花色(のしめはないろ)",0x246C82];
colAry[194]=["御召御納戸(おめしおなんど)",0x1E5A6C];
colAry[195]=["空色(そらいろ)",0x25B8CD];
colAry[196]=["紺碧(こんぺき)",0x1782BB];
colAry[197]=["黒橡(くろつるばみ)",0x105058];
colAry[198]=["群青色(ぐんじょういろ)",0x82C9E8];
colAry[199]=["紺(こん)",0x003366];
colAry[200]=["褐色(かちいろ)",0x002D59];
colAry[201]=["瑠璃色(るりいろ)",0x0264A6];
colAry[202]=["紺青色(こんじょういろ)",0x015085];
colAry[203]=["瑠璃紺(るりこん)",0x004D80];
colAry[204]=["紅碧(べにみどり)",0x5675AD];
colAry[205]=["紺桔梗(こんききょう)",0x01116D];
colAry[206]=["藤鼠(ふじねずみ)",0x525E9C];
colAry[207]=["紅掛花色(べにかけはないろ)",0x3A3F96];
colAry[208]=["藤色(ふじいろ)",0x787CB4];
colAry[209]=["二藍(ふたあい)",0x50558F];
colAry[210]=["藤紫(ふじむらさき)",0x6A5591];
colAry[211]=["桔梗色(ききょういろ)",0x5A5292];
colAry[212]=["紫苑色(しおんいろ)",0x836BAD];
colAry[213]=["滅紫(めっし)",0x382D4F];
colAry[214]=["紫紺(しこん)",0x40325A];
colAry[215]=["深紫(こきむらさき)",0x4F3360];
colAry[216]=["薄色(うすいろ)",0xBAA2C8];
colAry[217]=["半色(はしたいろ)",0x9974AB];
colAry[218]=["竜胆色(りんどういろ)",0x9783C0];
colAry[219]=["菫色(すみれいろ)",0x633797];
colAry[220]=["茄子紺(なすこん)",0x52396F];
colAry[221]=["紫(むらさき)",0x502D7B];
colAry[222]=["黒紅(くろべに)",0x3C214E];
colAry[223]=["菖蒲色(あやめいろ)",0x6D2882];
colAry[224]=["紅藤(べにふじ)",0xAE88AA];
colAry[225]=["江戸紫(えどむらさき)",0x652770];
colAry[226]=["古代紫(こだいむらさき)",0x6F4976];
colAry[227]=["紫根色(しこんいろ)",0x694160];
colAry[228]=["鳩羽鼠(はとばねずみ)",0x6C6170];
colAry[229]=["葡萄鼠(ぶどうねずみ)",0x57385A];
colAry[230]=["蒲萄(えびぞめ)",0x663963];
colAry[231]=["藤煤竹(ふじすすたけ)",0x41153F];
colAry[232]=["淡蒲萄(うすえび)",0xA7709A];
colAry[233]=["牡丹(ぼたん)",0xAB0A6F];
colAry[234]=["梅紫(うめむらさき)",0xAA6484];
colAry[235]=["似せ紫(にせむらさき)",0x5E0052];
colAry[236]=["紫鳶(むらさきとび)",0x64535A];
colAry[237]=["薄蘇芳(うすすおう)",0xC1668A];
colAry[238]=["蘇芳(すおう)",0xB1106A];
colAry[239]=["桑の実色(くわのみいろ)",0x6B0E46];
colAry[240]=["鈍色(にびいろ)",0x746C65];
colAry[241]=["紅消鼠(べにけしねずみ)",0x696162];
colAry[242]=["白練(しろねり)",0xFBFBFB];
colAry[243]=["白鼠(しろねずみ)",0xA5A8A9];
colAry[244]=["銀鼠(ぎんねずみ)",0x868C97];
colAry[245]=["素鼠(すねずみ)",0x6D7070];
colAry[246]=["丼鼠(どぶねずみ)",0x494B4B];
colAry[247]=["藍墨茶(あいすみちゃ)",0x353840];
colAry[248]=["檳榔子染(びんろうじぞめ)",0x361512];
colAry[249]=["墨染(すみぞめ)",0x454545];
colAry[250]=["黒色(くろいろ)",0x000000];

まさか、はるばる札幌まで来て、自分がつくったこの作品に再会できるとは思いませんでした。何かをつくり続けていると、こんな風に自分の手を離れていった作品といつかどこかで再会できるのだな、と。しみじみ、うれしかったです。

Makers' Baseとの出会いとCube Etude

そもそも、Makers’ Baseを含む、デジタルファブリケーションとか、メイカーズとか、そういった市民に開かれたシェア工房に興味を持ったのは、2014年5月に3331 Arts Chiyodaで開催された田中浩也さんのトークイベントがきっかけ。テクノロジーとネットワークの発達によって、ものづくりの業界もどんどんデジタル化が進んでいく中、「FabLab」が生まれたというお話。日本に「FabLab」を持ってきたという田中さんのお話は現実味があり、僕はずっと終始ワクワクしながらそのトークイベントを聴講してました。

以下、その時に書いた僕のブログ記事の抜粋。

世の中の仕組みが変わってく。FabLabが面白いなと思ったのは、その場所が単なる製造加工機器を一時的に貸してくれるだけでなく、ものづくりに関わる人が集まり、知識や技術を共有するコミニティーであり、そういった新しい形のプラットホームになっているということ。僕はまだ訪れたことがないので、どこまでそれが現実であるかはわからないけど、少なくともそれがFabLabの理想とするところらしい。ナレッジシェア。オープンソース。それが実現できているとしたら、ほんとに素晴らしいことだ。

https://tomaki.exblog.jp/22158067/

この翌月には、渋谷のFabLabの講習を終え、レーザー加工機が使えるようになりました。

その後もいろいろなデジタルファブリケーション施設を見学したり飛び込んだりしていく中で、当時目黒にあったMakers’ Baseを訪れた時、「これだ!」と思いました。本気で、ここに一生住みたいと思いました。

レーザー加工機や3Dプリンターだけでなく、鉄工や木工、彫金、テクスタイル、布や革のミシン、各種機材をそろえた空間がある中に、なんと陶芸もできるとは。まさに、夢のような場所でした。

このMakers’ Baseでは、ものづくり関連のワークショップやイベントなども開催されていました。5×5×5cmのキューブをテーマにした「555 Cube Etude (555キューブ・エチュード)」というイベントに初めて参加したのは2014年12月のこと。僕は、手作りのピンホールカメラのプロトタイプを持参しました。

そこで、参加者さんの様々なキューブ作品を見て、大いに刺激されました。多種多様な素材。センサーを組み込んだ電子工作的なキューブ。街中をゲリラアート的に緑化するためのキューブ。寄木細工の技術でつくられたキューブや、球形のマグネットを組んだキューブ。ちょっとしたゲームができるキューブ。シャボン玉で、球体を組み合わせた中心にキューブが現れる作品なども。手芸用のフェルトでつくったキューブは、ぜんまい式になっていて、ちょっとだけ口が動くのがとても面白かった。

その後も何度かこのCube Etudeのイベントに参加しました。この記事の冒頭に書いた日本の伝統色をテーマにした透明キューブをつくったのは、2015年3月です。

デザインフェスタへ出展

このCube Etudeのイベントが発展して、参加者有志で「デザイン・フェスタに出展しよう!」ということになりました。そこで、私も透明キューブを追加で制作して、出品させていただきました。

私が用意したキューブの作品は、すべて完売。自分がつくった作品が、誰かの手に渡っていくというのはうれしいものです。

Esin Creative Workshop

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アメリカで陶芸彫刻を中心にアートを学び、ロサンゼルスでホームレスになりかけつつもフォトグラファーとして仕事を得て、その後日本でウェブデザイナーからデジタルマーケケターへ。

日曜アーティストとして、今まで展示した作品や、開催したワークショップなどをまとめていきます。

「日曜アーティスト」を名乗って、くだらないことに本気で取り組みつつ、趣味の創作活動をしています。みんなで遊ぶと楽しいですよね。