見出し画像

Apple Music 100ベストアルバムの雑感

先日、Apple Musicがオールタイムベストの企画を行っていました
100位から順に1日に10枚ずつ発表されるというもので、普段雑誌で似たようなランキングを読んでいる自分にとっては斬新な発表方法でした
そんなわけで、当時は自分の愛聴盤がどこにくるのかやきもきしながらランキングを追っていた次第です
それでは素人の雑感をつらつらと書いていきたいと思います



第一印象

やっぱりブラックミュージックは強い!! 
これにつきますね
ポリコレの影響も少しはあるかもですけど、現在の米国のシーンを席巻しているのがR&B、Hiphopですから、当然これらのジャンルが強くなりますよね
今までロックびいきなリストばかり見てきたので、今回のリストでロックの現実を見せつけられた感じですね
特に60年代~70年代頭のロックの金字塔的作品が、自分が見てきたリストよ
りもおおむね低い位置にいたというのは結構ショックでした


不満点

1.若手ミュージシャン高すぎないか?
一部の超レジェンド(ディラン、ビートルズ、スティービーワンダーなど)を除いて、なぜか往年のレジェンドよりも現役、特に若手がすごく高い位置に置かれているんですよね
テイラースウィフトなんて18位ですよ? 
確かに現代最強のポップスターで、後続の若手女性アーティスト(ロード、オリヴィアロドリゴ、など)には大きな影響を与えているでしょうけど、その影響はまだ顕在化しきれていないと思うんですよね
というのも、おそらくテイラーのリスナーには10代前半、下手したら10歳にも満たない子が大勢いると思うんですよ
だから、10年~20年後にその子たちが「私たちはテイラーに影響を受けました!」っていわれて初めて、やっと18位という順位がふさわしくなると思うんです
だってジョニーミッチェルは16位ですからね!!
70年代から活躍している女性SGWのパイオニアと、たった2位しか変わらないというのは明らかにおかしいと思います
その他のミュージシャンについても思うところはいろいろあります
彼ら、彼女らが中位から下位にいる分には、なんとも思わないんですけどね

2.シューゲイザーは?
個人的にMy Bloody ValentineのLovelessは上位に来るものだと思っていたので、ランク外だったのは意外でしたね
というのも、2000年代から2010年代に活躍したバンドの多くが、いわゆるシューゲイザーやドリームポップのような曲調のバンドが多く、それは20年代の今日でも大きくは変わっていなさそうです
そこで、参照され続けたLovelessの評価もどんどん高まっているので、当然上位にぶち込んでくるものだと思っていました
The CureやThe Smithsを折り返しくらいの位置に置くことで、十分と判断したのかもしれないけど、なんか残念ですね

良かった点

メタルやブリットポップが一応入っていた点
といってもMetalicaとOasisだけですけど、メタルは批評から軽んじられ、ブリットポップはアメリカから無視されるイメージがあったのでランクインしていて安心しました
僕としてよかった点はこれくらいですかねぇ


まとめ

今回のランキングは、現在のシーン(Hip HopとPops)と、それにたどり着くまでの重要な作品を高く評価し、それ以外の間接的に影響を与えた作品(ロックの古典)などは選出するものの、下の方に入れるというようなリストに思えます
また、毎日10枚ずつ発表されるという形式のため、途中で飽きられないようになるべく直近の作品をちりばめて入れたのでは?とも勘ぐっちゃいます
一気に100枚発表される形式なら、また違った形になっていたのかもしれないですね

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?