「私、失敗しないので」

「私、失敗しないので」
そう、某人気ドラマの天才外科女医の決め台詞である。
母が観ていることもあり最初はよくある医療ドラマね(笑)程度に観ていたが、なるほど面白い。
何が面白いって自信満々な〇門未知子という女医のキャラクターが活き活きと描かれており、
その姿がとてつもなく格好良いのだ。
失敗しない、という言葉通り彼女は失敗しない。
一種の憧れさえ覚える。

だいぶ、話が脱線したがドラマの話をしたい訳ではない。
「私、失敗しないので。」
この言葉の通り、今まで馬選びで失敗したことない一口民はいるのだろうか?
…いや、いないだろう。
相馬眼がある人でも数頭は失敗しているのではないだろうか?
相馬眼がない人は言わずもがな…
かく言う私は後者であり、相馬眼という特殊能力は母の子宮に置いてきた。
今から子宮に取りにいこう!と思っても33才の突然の赤ちゃん返りに、母の嘆き悲しむ姿が目に浮かぶのでやめておく…

さて、ここで私の出資成績を見てみよう。

私は2016年産から一口馬主をはじめた。
2021年現在4世代目がデビューしている。
(デビューしてない馬は即刻デビューしてほしいmajiで)

2016年産1頭、2017年産2頭、2018年産7頭、2019年産8頭と年々増えつづけ
通算出資馬数は18頭。
さて、その肝心な戦歴だが…

中央通算成績、105戦6勝!

本当書いていて悲しくなるレベル。
勝率0.57はどう考えても悲惨だ。
(今一口馬主DBを見たら、平均勝率0.96らしい。
フォロワーさんたちのこと嫌いになりそう。)
医療ドラマだったら完全なるヤブ医者、
誰もこんな奴にオペは頼まない。

勝ち上がり率だけ見ても29.4%とかなり低い。
(今一口馬主DBを見たら、平均勝ち上がり率41.6%らしい。
フォロワーさん全員明日痛風になればいいと思う)

なぜこれ程までに馬選びに失敗しているのか。
5年目にして気づいたことがある。

そう、私は血統派でもなく馬体派でもなく「面食い派」なのだ。

血統の知識もなく、馬体を見る目がない私が出資を決める要因は
第一に顔、第二に顔、第三に顔!!!
(なんかこう書くと嫌な女に見えるかもだけど馬の話だからね)

顔のカタチや瞳、表情や毛の色、完全に顔面に偏った出資馬選び。
それも出来れば流星がない(あっても目立たない)馬が好きで、
星があればそのカタチがシンメトリーな馬を選んできた。

女子小学生が顔と脚の速さで好きな人が出来るように
私も顔で好きな馬(出資馬)が出来ていたのだ。
(書いてて思ったけど女子小学生の方が脚の速さを重視する分まだまともだ)

振り返れば、出資馬たちは皆美形揃い。
馬界にイケメン・美女ランキングがあったらかなり上位だと思う。
ただ悲しいかな、競馬は顔面の良さを競うスポーツではない。
イケメン、美女たちではレースに勝てないのだ…

こんな不純?な動機で馬選びをしているのだから
成績が悪いのは当たり前である。
(むしろ顔で選んでこの勝率は良い方なんでは?という錯覚)
そんなに失敗しているんだから、馬選びの基準を変えたらいいじゃないか!
と誰もが思うだろう。

ただ、私は捻くれこじらせOL。
知識ある心優しいフォロワーさんたちの意見はあくまでも参考程度。
どんなに悲惨な成績でも出資基準は変えられない(変える気がない)頑固者なのだ。
(本当クソ野郎でごめん、てへぺろ)

出資を後悔した馬がいないこともあるが、結局のところどうせなら好きなルックスの馬を応援したい!この一言につきる。
これが5年目にしてたどり着いた私の推し街道(一口馬主道)なのかもしれない。

いつの日か顔で選んだ馬がG1を…
そんな素晴らしい日がくるのであれば、このセリフで決めたいと思う。
「私、(馬選び)失敗しないので。」

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