その就活生がいつかお客様になるかもしれないのに

「あ、あのとき面接に来た子だ!」「あ、あのときの会社だ!」の印象が最悪にならないようにお互い気をつけるべきだと思うんだよな、という話。

わたしの就活記はこちら。50社落ちて10kg痩せた話です。ご興味があれば。

業界を片っ端から受け、志望していた業界にギリギリ滑り込んだわたしは、

仕事上、驚くほど、就活生のときに落ちた会社と関わっている。業界、狭いようで広いようで、やっぱり狭い。

そのたびに「ああここはお祈りメールが丁寧だったな」「ここはサイレントだったな」と思い出せてしまうのだ。全部。

悪い癖なんだけどネトストの気があるので、お祈りメールは全部スクショで残してあるし、今やそれを見ずとも思い出せる。就活を終えて2年も経つのに。執着って怖いね。

いくら担当の方が丁寧な会社でも、「でもお前んとこの会社、就活生にはサイレントなんだよなあ」と思ってしまうし、無理難題を言ってくる会社でも、「まあでもここは『将来どこかで一緒にお仕事できたらいいですね』っていうやさしいお祈りメールだったし…」と思ってしまうし、先輩から「あの会社最近すごいんだよ」と教えてもらっても、「ああ、通過連絡はクソ遅えくせにお祈りだけは秒で送ってきたところな」とか思ってしまう。ほんとうにクソほど性格悪くてごめん。

もちろん面接の内容が引っかかり続けていることもある。
某会社の面接で「○○市出身…?へえ、結構ガラ悪いところだね…」と明らかに渋い顔をされたことがあって、その会社とは今でもあまり関わりたくない。悪気はなかったんだろうし、出身地のガラが悪いのは割と事実なんだけど、地元を貶されるような会社で働きたくないし(地元愛が強い田舎のヤンキー思想)。
親の職業聞いてきた会社もあったなあ…その瞬間に信頼度が地に落ちた。違法だよ。
どんな会社であれ、仕事上はもちろんニコニコして関わらせていただいておりますが。いつもお世話になっております。

ちなみに、BtoCならもう少し丁寧なんだろうか、と思っていたけど、某ブライダル系企業を受けたときは最終面接でサイレントをくらったのをめちゃくちゃよく覚えている。
コンセプトやデザインは好きだけど、たぶん今後の節目でもあの会社のものを選ぶことはないです。ちっぽけな意地。
BtoCほど丁寧であるべきだと思うんだよな…そういう意味では毎年話題になる某ケチャップの会社はほんとうにすごいと思う。

ただこれは逆も然りだと思っていて、
就活生のときに面接で全然上手く話せなくて半泣きになっちゃった会社と会うときは未だに緊張するし、面接でクソイキった発言しちゃった会社と会うときはめちゃくちゃ気まずい。別に当時の面接担当と会うわけではなくてもね。
いつかクライアントとして関わることもある、というのを念頭に置いて就活するべきだったんだろうな、と今となっては思う。

いつか人事をやるかもしれないから、備忘録として書き留めておきたい。

お祈りメールは丁寧に。コピペだってBCCだって構わないけど、就活生は、就活生じゃなくなってからも、覚えていますよ。

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