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ヨーグルトメーカーなしでヨーグルトを自作する方法

以前、常温保存牛乳についての記事を挙げたところ、なんかよく見てもらえているようなので、関連しそうなことを書いてみることにしました。

ヨーグルトの自作方法

1.準備

  • 牛乳(なんでもいい)

  • 砂糖(お好みに応じて)

  • 温度計

  • 種となるヨーグルト(牛乳量の3~5%)

  • もうあまり着ないウルトラライトダウン

  • 発酵するための容器(タッパーとか)

2.牛乳を鍋で加熱して、殺菌する

500mlでも1000mlでもいいですが、牛乳を鍋に入れ火にかけます。 このときまったく甘くないのを作りたいのであればそのままでいいですし、甘みが欲しければ砂糖を入れます。5~10%くらいがいいです。 牛乳に膜が張ると食感が悪くなるので、温度が高くなってきたら弱火にします。たまに混ぜながら90~95℃まで加熱します。 その後10分放置したら殺菌は完了です。 また並行してタッパーに熱湯を入れて蓋をしめておきます。タッパー内を殺菌することが目的です。  

3.50℃弱を目標にして冷やし、種菌を入れる

50℃弱を目標にして冷やします。放置でもいいですし、鍋の外側に水をかけてもいいです。 50℃弱になったら種菌となるヨーグルトを入れます。牛乳量にたいして3~5%です。1000mlの牛乳を使っているのなら、50gあれば足ります。 飲むヨーグルトを使うと計量しやすいし、混ざりやすいので便利です。  

4.容器に入れて発酵をする

容器には熱湯が少し冷えたのがまだ入っているはずなので、それを捨てます。 そこに鍋の中身を移して蓋をします。 あとはなるべく温度の高い部屋で、ウルトラライトダウンでくるんで放置します。使うヨーグルトの種類によりますが、4~6時間くらいが目安です。  

5.冷蔵庫に移して冷やす

発酵を終わるタイミングは何度か挑戦しながら、自分の好みのポイントを見つけるといいと思います。 見た目に固まっていたらほぼOKです。冷蔵庫に移したあともじわじわしか冷えないので、発酵は進んでいきます。あまり発酵しすぎると酸っぱくなりますので、注意が必要です。 これで完成です。  

ヨーグルト自作のポイント

冬でもこの方法でOK

ヨーグルトを作ってくれる乳酸菌は40~45℃でよく活動をします。その温度をキープすることが一番重要です。 ヨーグルトメーカーがないときに何かで代用できないかな、と考えてウルトラライトダウンを使ってみました。一番初期に買ったオレンジ色のやつで、もう「誰が着るねん」みたいなやつです。 案外保温効果はばっちりで、冬でも普通にヨーグルトを作ることが出来ました。  

殺菌はきっちりしたほうがいいです

発酵が終わるまでの間に乳酸菌以外の菌が大量に入ると、乳酸菌ではない菌が増えてしまいます。最悪の場合、食中毒になる可能性もあります。そこで方法のところで書いたように、随所で殺菌をしています。 詳しくは書かなかったですが、ヨーグルトの種菌を入れるためのスプーンや、容器に移すために使用するおたまなども同様です。ただこれらは鍋に一緒にいれておけば、一緒に殺菌されるため楽ちんです。  

あんまり繰り返さないほうがいいです

この理屈からいえば、1個のヨーグルトを買えば、この先無限にヨーグルトを自作できる感じになりますが、やっぱりやめたほうがいいです。 乳酸菌以外の菌が入り込む可能性がどんどん高くなりますし、おそらく味も変わっていくと思います。 2~3回を限度にして、新しくヨーグルトを買ってくることをおススメします。  

自作してもあまり意味のないヨーグルトもあります

ざっくりいうとガセリ菌が入っているヨーグルトは、自作をしてもその効果がきっちり引き継がれません。 ただのヨーグルトになる、という感じです。 なぜかというとガセリ菌は自作をするときに増えないからです。 ビフィズス菌も同様の傾向があるので過信は禁物です。 ついでにいうと、あのピン芸人のグランプリと同じ名前のヨーグルトは自作しても意味があるタイプのヨーグルトです。

まとめ:手間に見合っているのか?

たとえば1000mlの牛乳が200円くらいとします。 一方で400gのヨーグルトは安いときで140円くらいで売っている感じでしょうか。
140円×1000÷400=350円
200円→350円が労務費ということになりますが、これがお得だ!!と感じれば自作がおススメできます。 また機能性があるようなヨーグルトは単価が高いですから、自作による儲けはより大きくなります。  

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